予定どおり?再提出。2012/11/05 21:51

 マルチメディア基礎の通信課題1「共振へのデザイン」のメッセージパネル、スクーリングの時に「プロと教員にはそれなりに厳しくあたる!」と宣言されたとおり55点で再提出になった。厳しい採点は予定どおりだが、今週と来週はグラ基礎Ⅱのスクーリングだし、課題提出が遅れ気味で切羽詰まって来たのでちょっと痛い。

 講評の冒頭には…
「最初に、今回講評に当たっての基本スタンスについて述べます。屋久島の魅力をテーマにした作品は、まとめ方もビジュアル素材、レイアウトもなかなかの完成度がありますね。たとえば生涯学習目的で履修される一般学生であればこのレベルで合格点を出してもおかしくないのですが、菅原さんは長年ディレクターをなさっているプロだったと記憶しています。そんな菅原さんが、時間と費用を使われて通信課題に取り組まれている以上、課題講評に求められるのは安易で基準の低い評価ではないだろうと判断します。そこで、今回の講評は少しプロ的な基準を交えてみることにしました。その方がおそらく、菅原さんにとって得るところが大きいだろうと考えます。」
として、シビアな指導が入っていた。ほとんどプロ同士のガチンコディスカッションのレベル。こちらもとりあえずプロだから、観堂先生のいうことはいちいち理解できる。普通はこういうディスカッションを繰り返して作品を練り上げていくのは当たり前の作業なのだが、それであればもう少しレスポンスを早くしてほしかったな。
 そして結びに、
「現状の作品レベルで不合格点を出すのは心苦しくもあるのですが、次回作に向けてがんばってください」と。

 もう、意地でもがんばるしかない。ふ〜。

共振へのデザイン2012/10/14 21:40

マルチメディア基礎課題1
 マルチメディア基礎の通信課題1「共振へのデザイン」のメッセージパネルが完成。プロバーダのサーバーにアップして、URLをWebレポート提出システムから送った。課題は、『日頃から気に入っている「モノ」や気になっている「コト」について、そのこだわり部分を印象的に紹介することで、不特定多数者へ共感を促し同好の士を増やすようなメッセージのパネルを作ること』8月初旬のスクーリングから2ヵ月余り、その時、腹案は出来ていたがメッセージパネル(プレゼンボード)にまとめるのにアイデアが出ず時間がかかってしまった。

 テーマは、ココロで見る旅、屋久島への誘い/「屋久島へ行こう!」。2007 年に初めて屋久島に行ったが、その魅力にインスパイアーされて三年連続で訪れることになった。ということで、メーセージパネルの目的は「屋久島に興味を持ってもらい、訪ねるきっかけにしてもら」こと。ただ世界遺産ということではなく、屋久島のもつ魅力を「一人でも多くの人に体験してもらい、その独特の魅力をココロと肌で感じてほしい」そんな思いを込めた。
 表紙ページを含め全7 枚構成。それぞれを端的な言葉と直裁的な写真で構成(もちろん全て自分で撮った写真)。あえて、詳しい説明は省き、印象の強いキャッチコピーのみにして、ビジュアルインパクトを高めた。すべてのパネルに「屋久島行こう!」のキャッチフレーズを大きく入れ、古典的ではあるが連呼型のアピールを狙った。

送ることは送ったが、スクーリング同様、厳しい視線でチェックされるのは必至、結果に今から戦々恐々である。ふ〜

マルチメディア基礎、最終日2012/08/04 23:21

作品
昨日より1本早い電車に乗った。15分早くつく程度だが、最終日はなにが起きるかわからない。気を緩めて痛い思いをしたことがあるので、とにかく基本形を仕上げてしまうことだ。その上で、デザインとコピーと内容の推敲をしっかりしなければ中途半端なものに終わってしまう。

さて、宿題へのアンサーは…筆文字のキャッチコピーだ。さらに、タイトルの変更。はじめは「情熱のダッチオーヴン」としていたが、ダッチオーヴンをわからない人にそれを言っても伝わらないことに気がつき「男の鉄鍋」をメインにして、ダッチオーブンはサブで抑えることにした。そして筆文字でロゴ化する。これでぐっと鉄鍋の冊子らしく無骨でワイルドなイメージになるはずだ。新しい素材写真もピックアップして持参し、ダミーの画像と差し替えた。これで他のヘッドコピーも手書きに差し替えれば完成だ。筆文字を書き、スキャナで読み込みphotoshopで、切り抜きとドロップシャドウ加工を終えて張り込むと、ちょっとワイルドすぎるというか雑っぽく見える。せっかくやったのに…どうしようか考えていたら、観堂先生からキャッチは既成フォントの方が良いのでは」とあっさり言われ、ロゴと英文の見出しだけ書き文字にすることにした。最後にノンブルをいれて完成。作品はPDFに落としサマリーをテキストエディットで書いて提出。

講評は5時30分過ぎから。まだ完成していない受講生もいたが、作品をスクリーンに大写しにしてはじまる。3日間なのにみんなそれなりにまとめている。DTPもWebもムービー作品もみんな頑張った。ただデッサンや絵ではないので、考えの深さやデザインスキルが露骨にでる。コンセプトが甘さや、デザインセンスで残念な表現結果となる。僕の作品は、それこそプロの目で見れば、手を入れたいところは山ほどあるが、概ね良しのコメントをもらった。サブネタとしての「ダッチオーヴン」だったが、趣味性の高いテーマが良かったようだ。さらに、用意周到に準備をして素材をいろいろ集めたことも勝因のひとつ。マイナーでわかりにくいものをいかに人に伝えるか…マルチメディア基礎とはいえ、コミュニケーションデザインの真髄のようなスクーリングだった。

付け加えて、In Designをおおむね使えるようになったのは大収穫でした。写真は、冊子の抜粋(A4変形16ページ)

マルチメディア基礎、スク2日目2012/08/03 22:03

マルチメディア基礎スク2
マルチメディア基礎、スクーリング2日目。今日も鷹の台の空は快晴だ。昨日と同じ時間に到着。すぐにMacを立ち上げて、ひたすら制作。企画の細部を指摘され4ページ増やしたので、レイアウトを調整しつつまとめてゆく。

この授業のポイントは第三者に何を伝えたいか、何を伝えるかだ。そこのポイントが絞れていないと、徹底的に指導される羽目になる。よくあるダメ企画のパターンは、盛りだくさんになって、何を言いたいのかわからなくなったり、カタログ的になったり、個人ブログ的になったりするパターンで、何を伝えたいのかはっきりしない。伝える相手が無視されて、客観性が無くなるから見ていてつまらないものになってしまう。ポイントを絞った方がぜったい良い上がりになるはず。

少し独りよがりで、第三者には理解できないのに、頑なに先生の意見を取り入れない。それがアーティストの証でもあるかのように…。隣にそんな受講生がいたのでうるさくてまいった。ゴチャゴチャ言い訳ばかりしないで素直にやりましょうよ(怒)。講師陣は、仕事上でもプロだから、上手くまとまるようにアドバイスしてくれる。なぜそのアドバイスをもらったかを、素直に考えればいいと思う。せっかく勉強しにきているのだから。
下手であろうが伝わることが第一。スキルは問われない。伝えようとする情熱がポイントだ。

僕はというと、ボディコピーが大きいととか、ドロップシャドウが濃すぎるとか、細かい指摘が多いが、アドバイスを素直に反映してシコシコと完成に向けて作り込んでゆく。中身が良くても最低限まとめなければ作品にはならない。進捗率は今日の終了時点で90%程度。綺麗にまとまっているが少し平凡なので、もう少し知恵が欲しいと思っていたら、案の定!帰りがけに、観堂先生から「電車の行き帰りでもう少し面白くするアイデア考えてくださいよ」と、やんわりご指導をいただいた。いつものごとく、さりげなくハードルを上げられて、あたふたとする自分であった。

写真は、教室の様子とindesgnで作業中の画面。

マルチメディア基礎、スクーリング初日2012/08/02 21:26

マルチメディア基礎スク1
さいたま市の仮住まいを6時30分に出て、一年ぶりに本校に着いたのが8時30分。鷹の台の駅から玉川上水沿いを歩いてきたから、汗が止まらない。暑くてうんざりするが、とにかくマルチメディア基礎のスクーリングがはじまった。メインの講師は観堂先生。DTPが3人、WEBが3人、ムービーが2人の受講生に対して、指導側はアシスタントを含めて4人。何とも豪華なスクーリングだ。
午前中は前提講義と自己紹介。その中で、プロか、教員か、生涯学習なのか、立場を自己申告させられる。僕の場合、スキルは別として、自分の手でデザインをしていないまでも業界人だから当然プロの立場となる。そして、プロと教員にはそれなりに厳しくあたると宣言された。

午後からは、各チームに別れて素材や企画内容のチェックと指導を受けるが、DTPは、indesignで制作するといわれて、ちょっと焦った。indesignはほとんど使ったことがないし、おおまかIllustratorで作ったラフデザインは使えない。観堂氏からは「せっかくだから覚えればいいんですよ」と、笑顔でプレッシャーをかけられた。まあ、腹を括ってやるしかない。ダッチオーヴンの魅力を伝えたいという企画は、いきなりダメだし。料理のページが多く料理本のようだ。もっとモノの魅力をしっかりアピールするようにとの指摘。自分でも少し気になっていたが、料理の写真が多かったので、まあいいかと甘く見ていたがさすがに鋭い指摘。企画自体はOKだったから、構成に手を入れて、足りない画像はイラストを書いて対処することにした。

indesignは、とにかく教えてもらわないとしょうがないので、ひたすら質問攻めでおおまか操作方法を把握できた。インターフェイスはともかくIllustratorと操作感覚が近いので割と早く理解できた。これもスクーリングの収穫。後は作るのみ。PCの前で、あっという間に終業時間になった。さあ、明日もガンバ!

写真(上)スクーリングの行われた9号館はエントランスの左側すぐにある。(下)前もって考えた冊子のサムネールと表紙の出力。鍋を上から見たダイカットがキモ。