印刷文化論4単位get!2013/08/13 12:25

印刷文化論の試験の結果が出た。85点で合格でした。「15世紀以降の、造形芸術と印刷技術の関わりについて記せ」という科目試験の設問は、予想もしていなかっので、合格していてもギリギリかもと思っていただけに、ホッとしました。

グラフィックデザインと印刷とは、切っても切り離せないものだが、文化的な面で印刷を学べたのは、興味深く楽しいものでした。教科書も面白く、いろいろ面白い知識を吸収することができたと感じています。さて、二年越しの印刷文化論はこれにて終了です。


これで4単位ゲット、今年度合計はまだ6単位。3年生の道はまだ遠い。

予想外の設問。2013/08/04 14:05

お茶の水女子大
 印刷文化論の科目試験。池袋から地下鉄丸ノ内線で二駅。茗荷谷駅から徒歩 7分。御茶ノ水女子大が試験会場だ。2時限目は10時45分から始まる。30分ほど前に到着。受講生控室はいっぱいなので、試験会場の201号室の前で待つ。暑くて汗がダラダラ。試験会場は空調効いていて汗が引いたが、復習する時間はない。

 10時45分試験開始。答案用紙を開くと…が~ん!!予想外の設問。問題は「15世紀以降の、造形芸術と印刷技術の関わりについて記せ」というもの。ぞ、ぞうけいげいじゅつ?一瞬頭が真っ白。造形芸術って。全くマークしていなかった。やばい…何を書いてよいのか一瞬頭に浮かばない。
 落ち着け、落ち着け。基本印刷との関わりだからとにかく近代印刷の始まりから書きながら、芸術的な事柄をおもいだす。活版印刷は文字情報、凹版印刷は図像の複製技術だから、たしか銅版画の作品がいろいろあったはず。凸版印刷の普及で挿絵がタブローとして認識されたということが何処かに書いてあった。その他のことはなかなか思い出さない。平版印刷の発明はパリを中心としたポスター芸術へ。ロートレックなど。さらに、その後、オフセット機構の発明で、平版印刷が時代の表舞台へ登場まで書き、課題2のレポートで書いた、どのような作品でも、印刷によって大衆に波及させることで、芸術として認められた。極論すると、印刷が芸術を芸術たらしめた、とまとめた。

  無理矢理、芸術と結びつけた感じもあるが、どうだろう。いちおう三版方式に触れた内容とはしたが、造形芸術をどう解釈するかもある…とにかく完全に外した感じ。フルタイム粘ったけど、合格点に達するだろうか。結果はいかに。

写真は、お茶の水女子大のキャンパスと、試験会場の風景

科目試験申し込み2013/07/20 11:03

印刷文化論の科目試験を申し込んだ。試験日は8月4日日曜日の二時限目。今年から場所は、お茶の水女子大になった。鷹の台まで行くことを考えたらずいぶん楽になる。

ここで及第点をもらえれば4単位ゲットというところだが、最初のレポートが去年の6月だから一年越しの科目。いろいろ本を読んで勉強したが、その内容をかなり忘れてしまっている。試験まで後2週間、もう一度教科書と自分の書いたレポートを見て、記憶を呼び覚まさねば…

印刷文化論、完了。2013/05/25 20:14

「21世紀以降の文明における印刷の役割あるいはそれに代わるものの可能性について考察して記しなさい。」という、印刷文化論の課題4が戻ってきた。評価はA。これで学習報告のレポートは完了だ。

以下、講評。
「情報媒体としては電子メディアに道を譲るものの、工業分野へや応用や、書物の文化的価値がある限り印刷は残るというご指摘に異論はありません。課題だけを見るなら十分な答えになっていると思います。ですが、本来レポート課題とは教科書の理解を確認するものなので、できる限り教科書と関連付けながら書くようにしましょう。
例えば、すがpapaさんは前回の課題3で言語の統一がナショナリズムを形成し、近代の諸相である国民国家が台頭したことを指摘されていましたね。
近代が印刷に依って立つ文明であるなら、電子メディアへの移行はその根底にある支えが変わることになります。
だとするなら、新たに電子メディアに依って立つ新しい文明が興るのでしょうか?「ナショナリズム」や「国家」という概念も変わってゆくのでしょうか?
考えてみてください。」

A評価はもらったものの「本来レポート課題とは教科書の理解を確認するものなので、できる限り教科書と関連付けながら書くようにしましょう。」とのご指摘。なるほどいわれてみれば、そりゃそうだ。コミュニケーション論1の講評では「「もう少しテキストから離れて、自由な発想を展開してもらったら、さらに深みが出たかも知れないが…」という講評をいただいたが、教科書から離れ過ぎたレポートになったということですね。今後「学習報告」ということを忘れずにまとめよう。
後は科目試験だが、講評のアドバイスを裏読みすれば、教科書の範囲でしか出題されないということだろうか…

最後の印刷文化論2013/05/03 10:59

課題3提出から30日を経過したので、さっそく課題4を提出した。前にも書いたように、出題内容は「21世紀以降の文明における印刷の役割あるいはそれに代わるものの可能性について考察して記しなさい」。

印刷の未来を考えることが、このレポートのポイントになる。そこで、(1)テクノロジーの発達は、情報化社会を加速しているが、情報の速報性や検索性能などの点において、印刷は電子メディアに勝つことはできない。情報のデジタル化は、情報をモノである必要をなくし、情報媒体としての印刷は消えゆく運命にある。(2)しかし、アナログ印刷物の価値は、デジタルでは決して得られない表現や表情であり、どんな形・内容にせよ書物の文化的価値が失われない限り、モノとしての印刷はこれからも生き続ける。(3)また、技術的な意味での印刷は、媒体への印刷と、印刷派生技術の工業製品に大別でき、新たな表現を実現させる印刷技術も派生技術としての印刷も進化している。(結論)印刷の大半が電子メディアに変わるが、印刷が消えることはない。21世紀以降の文明における役割は「印刷技術を基底においた価値創造」である。」とした。

どんな結果になるだろう。まさか、再提出は無いと思うから、次は6月30日の科目試験。2ヵ月近く先になるから、学習した内容を忘れちゃうかも(汗)