コミュ研Ⅰの結果2016/03/07 16:30

 コミュニケーション研究Ⅰの結果が出た。粘って作った甲斐あって「90点」の大台でした。少なからずミスもあったけど、正直嬉しい。で、参考作品にお召し上げになった。

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 講評はU原先生。A4用紙4ページにも渡る丁重な添削です。

『紙芝居』について
 「スクーリングでの映像を再度見ながら添削をしますが、提出して頂いた紙芝居を見るとスクーリング全体の記憶が蘇ってきますね。この課題は、自己紹介をテーマにした紙芝居なので、初めて会う人同士が会話を交わすきっかけになります。また普段何気なく接している相手の一面を知ることにもつながり、それまでの関係を一歩進める機会にもなり得るものです。」
として、「ストーリィー・全体構成」と「ビジュアル」「タイトル」「紙芝居メディアの総合的観点について」の具体的な添削があった
 文章量が多いので、詳しくは書かないが、「MY PLFILEというタイトルは単刀直入すぎるという指摘があった。紙芝居を作ることにいっぱいで、タイトルも作品のうちということをすっかり忘れていた次第です(汗)。「紙芝居メディアの総合的観点について」の中で、「相手を意識するという経験は、今後の制作活動に変化をもたらしてくれる」とあったが、まさにグラフィックデザインをやる上で欠かせない心構え、改めて教えていただいた。

『日常活性化プロジェクト』について
「企画」、「コミュニケーション・ツール」、「編集デザインと構成」について詳細な添削。
 企画については「今回のすがPAPAさんのクリスマス企画は、焚き火をテーマに夢のような時間と空間を演出する、焚き火のプロ、企画デザインのプロとして気合を感じるものでした、準備一つ一つを撮っても、再会する仲間にいかに楽しんでもらおうかという、こだわりや意気込みが感じられ、その日を迎えるまでのプロセスを誰よりも楽しんでいるすがPAPAさんの姿が浮き彫りになってました。…人を招きもてなすことの極意が、随所に詰まった企画だと改めて思います。…人を招待してもてなすという行為は、対象と目的がダイレクトです。それは、同じ対象と目的が必須であるという意味において、デザイン行為と通ずるものがあります。…どんな些細なことでも、何を目的に行なうのか、このことをきっかけにその人たちとの関係をどうしたいかという視点も大切です。人に喜んでもらうことに対する期待感や達成感をイメージし、楽しいひと時をデザインすること、人と人をつなげること。それらすべてがコミュニケーションデザインと考えます。」とあった。本当に楽しいイベントで、親交を深めることができたし、まさにコミュニケーションデザインを体感できた課題だった。

 コミュニケーション・ツールについては、「DVDの音楽は演出として曲の内容とつなぎをもっと考えたほうがよかった」こと、インビテーションカードは、「ポストカードではなくクリスマスカードのような体裁のほうがよかった」ことが、記されていた。

 編集デザインと構成については、「DVDとパッケージまでとても丁寧に考えられています。…しっかり製本されていますが、製本の際に喉の幅が足りなかったのが残念です。…表紙の焚き火の写真が何より魅力的ですね。やわらかな炎の表情と周りの色にコントラストなど、普通ではなかなか撮れる写真ではないと思います。内容については、焚き火を囲むという原始からの営みについて掘り下げ、すがPAPAさんの焚き火に対する増資の深さや思いも語られ、一つの読み物として楽しめる要素が随所に盛り込まれています。…また、何より全体をとおしてのことばの使い方がうまく、楽しいそうな様子が伝わって来る見出しのことばにひきつけられます」と記されていた。指摘されたとおり、今回の大きな失敗は、中綴じ感覚でまとめてしまい、製本の際にノドの逃げが足りなかったこと。せっかくプレゼントするので製本を外注に頼んだが、出来上がを手にして失敗に気がついた。校正刷りを頼んでおけば防げたミスだが、費用がかかるのでちょっとケチってしまった。一回飲みに行くことを考えれば、さほどの金額ではなかったのにと、今更ながら悔やまれる結果だった。

 振り返れば、ああもしたかった、こうもすればよかったと反省する点も多々あるけれど、講評文の最後に「本当に豊かな時間とはどんなことなのか、考えるきっかけになる記録だったと感じました。とてもいいものを見せていただきました」と…。このひとことで、苦労が報われる思いである。
 
 さて、これで3年次の必修科目はすべて合格になった。編集計画・課題2の結果がまだ出ていないので、すぐに履修登録は出来ないが、新年度はいよいよ卒業制作に取り組める。がんばろうっと。

コミュ研1通信課題完成!2016/01/28 13:22

 去年12月12日にイベントを開催してから、1.5カ月、準備期間を入れると2カ月、コミュニケーション研究Ⅰの通信課題が完成した。日常生活活性プロジェクト「焚き火de Christmas」の全記録。本文48ページの冊子、DVDビデオ、それらを収納するカバーケースである。

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    ▲DVD&冊子の「焚き火de Christmas」の全記録。
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    ▲三つ折りの構造
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    ▲表紙を開いたところ
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    ▲ケース全開。中央は冊子、トレイにはめたDVD。
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    ▲ケース全開。冊子を開いたところ。

 ここまでやる必要があるのかないのかわからないが、学習指導署に「メンバーにプレゼントできる記録を」とあるし、参加メンバーのほとんどが現役デザイナーまたは元デザイナーということもあり、学校の課題だからといっていい加減なものは作れないとの思いが強かった。
 手作りでどこまでやるか…同じものを数冊作らなければならないので、多少予算はかかるがオンデマンド印刷の製本は必須だった。後は手作り。冊子&DVDケースは、3枚の紙をつなげて作った。裏面は、片面印刷したものを半分に折って張り合わせた。DVDを入れるトレーもネットを探しまくって、最小単位で手に入れた。張り合わせはすべてクリアボンド。最初はテープ糊で貼り合わせようと思ったが、二枚合わせにしてもコシが出ないので、あえて手間のかかるボンドを使った。

 さて、評価はどうだろう。出題の意図にある、「実際に自分自身が行動することに意味がある」という意味では及第点だろうし、「その時の気持ちを思い起こし、制作に臨む」ことも出きたと思う…いずれにしても、すでに発送済みだからこの時点で考えても意味はないが、十分に時間をかけてまとめたつもりではいる。

 これで今期の最低目標はクリアした。マルチメデイア表現、メディア環境論、そしてこのイメージ編集Ⅰ、3年生の必修科目に足掛け2年かかってしまったが、再提出がなければ、新年度は4年生の必修を履修登録できる。

コミュ研Ⅰ通信課題その42016/01/23 11:22

 専門業者に頼んでいた「焚き火 de Christmas」の冊子が届いた。提出用と参加者へのプレゼント用と控えの4部。本文はマットコート紙110kgで48ページ、表紙がマットコート135kg。思ったより薄く4mほどの厚さだ。
 見た目少しチープなので、予定どうりにカバーをかけることにした。しかし、手元のインクジェットプリンターはA4までしか出せない機種。カバーは少なくとも横幅420mmは必要だ。そこで考えたのは、後ろ給紙ができるプリンターなので、細長いデータを作り、A3を細長くカットしてA4の横幅297mm以内に収めた紙にプリントすること。これが大成功!カバーをつけるとかなり質感が上がった。

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    ▲以外とチープなマットコート紙110kg×48ページ
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 ちょっと失敗したのは、くるみ製本の対応。くるみ製本は背を糊付けする簡易製本だから、上製本のように完全にページを開くことができない。閉じ部分の逃げは3ミリ程度取れば良いと思っていたが、製本の具合にもよるが出来上がりで見ると5mmは必要だった。レイアウト的に見開き中央がすこしくっついた感じになってしまった。時間もないしお金もかかるので、今回はこのまま行くことにした。ちょっと残念ではあるが、次回頼む時は、校正が確認できる形(5部以上なら校正が出る)で発注しよう。

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    ▲A3を細長く切ってA4プリンターで出力したカバー

 これで、DVDと冊子の用意ができた。後の作業はこれをまとめるケースの制作。これはどうしてもA3プリンターがないとできないので、とりあえずデータだけはまとめておいた。なんとか月内には発送できそうだ。

コミュ研Ⅰ通信課題その32016/01/16 16:13

 引き続き、コミュニケーション研究Ⅰの通信課題「日常生活活性プロジェクト/焚き火 de Christmas」の冊子の制作進行。モノクロでのチェックを反映して、デザインやレイアウトの修正を加えたり、内容を少し変更したり…ほぼ出来上がったところで、こんどはカラー出力でチェック。モノクロ出力よりはがぜんリアリティーがでてくる。

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 レイアウトは大体OKだが、読み返すと、やたら誤植があったり文章がおかしかったり…デザインに目と意識がいってしまい、文章がおそろかになるのは良くない。もっともプロの仕事だとコピーはコピーライターが責任を持つから、あまり気にしなくて良い部分もあるけど。ただ、学校の課題は、自分がディレクターであり、デザイナーであり、コピーライターであり、プランナーでもあるわけだから、大変といえば大変。でもデザインの実務では、これらを包括的に捉えらる視点が作品の質にダイレクトに反映する。

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 というわけで、細かい修正作業を繰り返し「焚き火 de Christmas」全記録の冊子のデータは完成した。スライドショーの中身も、冊子と合わせて調整して4枚焼いた。今回は参加メンバーに進呈するという前提もあるので、オンデマンド印刷のくるみ製本を専門業者に頼むことにして、IllustratorのデータをPDFに変換。ネット経由で送った。冊子とDVDをまとめるカバーケースは、もちろん自分で作る。ここまでくればもうひと息。2月初旬には発送できるだろう。

コミュ研Ⅰ通信課題その22016/01/10 15:28

 日常生活活性プロジェクト「焚き火deクリスマス」の全記録ブック、制作中。暮れにスライドショーDVDを作ったものの、その後、年末年始でバタバタしてなかなか手がつかなかった。子供達が帰ったので、本腰を入れて冊子の制作に入った。

 今回のイベントでは、ポスターなどのツールはあえて作らなかったが、準備段階から終わりまでの全記録だから、いろいろ盛り込む内容が多くて、結局48ページ構成になってしまった。準備として、1)クリスマスツリーの飾り付け、2)丸太のサンタ人形制作、3)食材とアルコール飲料の用意、4)焚き火と会場のセッテイング、5)参加メンバー紹介、4)イベント実施記録まで。まあ、「参加者にも贈呈できるもの」なので、あまり手を抜いたものは作りたくない!というわけで堂々?の48ページ。自分で自分の首を絞めているとしか言いようがないけど…

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 DVDとセットにするので仕上がりサイズは、縦186×横135。とりあえず4ページネーションを決めて、ざざっとレイアウト。写真だけでは飽きてしまうので、イラストを入れたり、写真を加工したり、試行錯誤しながらデザインを詰めていった。表紙を除いてまとまったので、モノクロで出力。見開きのレイアウトなので、余白をカットしてから二つ折り、それを閉じて一冊して、全体の流れをチェックした。

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 スライドショー用に作ったタイトルロゴが気に入らなかったので、(スライドショー制作からやり直しになるのはわかっているけれど)…変更した
り、完成度を上げようとすると、とめどなく作業が増えてくる。イメージ編集ⅠのAtoZばりに時間がかかりそうだ…フ〜