デザイン史、合格!2013/01/23 18:55

WEBキャンパスをのぞいたら、デザイン史に花が咲いていた。科目試験の点数は嬉しいことに92点!優をいただきました。苦節2年、待望の2単位ゲットです。

こんなに本を読んで勉強をした科目は初めて。あまり、過去のデザインに関心はなかったが、ウイリアム・モリスに始まるモダンデザインの軌跡を学んだことは大きい。今あるデザインが、なぜそこにあるのか多少なりとも理解することができたと感じている。デザイン史には興味深いテーマがたくさんあるので、単位取得に関わらず、もう少し知識を高めたいと思う。印刷文化論や他の科目にも関連があるので、そちらの勉強にもなるし、大きくデザインの全体を俯瞰できるような気がする。

これで今期の獲得単位は7つ。同日に受けた、コミュニケーション論の結果はまだ出ていない。

初めての科目試験22013/01/13 21:09

 1号館近くの日だまりで、万世のカツサンドを食べてしばしのんびり。いまさら勉強しても頭に入っていることが劇的に変わることはない。と思いながらも、少しでも記憶にとどめようとノートを見るが、やっぱり頭には入らない。それにしても小春日和の日差しが心地よい。まあ、なるようにしかならないだろうと会場に向かう。お昼を挟んでの3時限目は、僕にとっての二つ目の科目試験の「デザイン史」。2年間の苦闘の末やっと科目試験までたどり着いた科目だけになんとかクリアしたい。
 
 試験会場は、午前と同じ1号館 だが、左手サイドの104号室。試験は定刻12時30分にスタート。問題は2つ。(1)は、「アール・デコ」「ウイリアム・モリス」「エル・リシツキー」について、100字~200字で述べよというもの。そして、(2)は、「ヘルマン・ムテジウスとアンリ・ファン・デ・ヴェルデの論争がいつどのようなかたちで起きたのか「規格化」をキーワードに述べよ」というような内容。
ラッキー!アール・デコとエル・リシツキーについては、なにか予感があって、前日に予習してノートに書き込んだ項目。学習指導書の出題例にロシア・アバンギャルドがあったのでそれを頭に入れたが、ついでに中心メンバーとしてリシスキーもとりあえず勉強したのがピンポン!でした。アール・デコに至っては、マシンエイジの歴史の中で、アール・デコだけほとんど教科書にも目を通していなかったので、前日にそこだけノートに要点を書き写した項目。ウイリアム・モリスにいたっては、モダンデザイン史の基本中の基本だし、ヘルマン・ムテジウスとアンリ・ファン・デ・ヴェルデの論争は、課題1のレポートでさんざ苦労をして書いた内容。とりあえず、覚えていることを整理して書き込んだ。教科書の内容は柏木先生の記述部分しか頭に入っていないし、モードファッションや日本の工芸などの出題をされたら絶対アウトだった。一点失敗したのはモリスの記述で、「アーツアンドクラフツ運動の中心人物」と入れなかったこと。手仕事とデザインで誰もが等しくという、生活改革を目指したと入れたから、意味は同じなんだけど、やっぱ減点だろうな。それにしても試験前のレポートを仕上げるのに苦労したかいがあるというか、勉強は裏切らないといおうか、おかげさまで苦心せずにすんなり回答することができた。自分的には、すべて理解している内容だったので、それなりの点数はもらえると思うが、結果はどうだろう。

デザイン史課題2合格2013/01/09 22:30

デザイン史2合格
デザイン史の課題2のレポートが戻ってきた。採点はAでした。かなり苦心して書き上げたので、Aでホッです。

以下、講評。
「アメリカにおいて『デザイン』という考え方は、『マーケティング』という考え方と双子のような関係にあります。マーケティングもやはり、1920年代の大恐慌以降、市民権を得ていく考え方で、デザイン史とマーケティング史で語られることは非常に似かよっています。そうすると逆にアメリカのデザイナーたちがマーケティングとは違う何をしたのか、ということが重要になります。あらためて考えてみてください。」

レポートに対する講評ではなく、レポートをベースに別な側面を考えなさいという示唆的なコメントでした。がんばってまとめたから、少しは、よくまとまっているとかなんとかレポートの仕上がりについても触れてほしかった!というのが本音かな。
現状の日本の実務的デザインは、マーケティングの支配下にあることは間違いないし、経済優先で生産の都合に振り回されていたりもしている。それと比べればローウィの時代はまだまだ夢がいっぱいあった。デザイナーがデザイナーであった時代ともいえる。バブル期の日本もデザインに余裕があったことを、ちょっと思い出してしまいます。

後は、科目試験のみ。レポートの結果は反映されないけれど、今度の日曜日13日、初めての科目試験を鷹の台で受けます。

科目試験を申し込んだ。2012/12/27 21:53

デザイン史の課題2のレポートが、無事受理された。さっそくWEBキャンパスから、「デザイン史」と「コミュニケーション論」の科目試験を申し込んだ。本年度最後の科目試験は新年1月13日(日曜日)、会場は鷹の台だが、よく考えたら、正月三が日を挟んで二週間ほどしか時間がない。デザイン史はまだしも、コミュニケーション論のレポートを出したのが4月末だったから、教科書にどんなことが書いてあったかもすっかり忘れてしまっている。とりあえず教科書を引っ張りだして、読み直し(汗)。

「科目試験の成績は100点満点で採点されます。科目試験の成績がその科目の成績となります。レポートの評価(A~C)は、科目の成績に反映されません。」とWEBキャンパスの科目試験の説明に書いてある。汗水たらして書いたレポートが反映されずに、優(100~80点)、良(79~70点)、可(69~60点)、不可(59点以下)が決められるのはいかがなものか…
愚痴っても、ルールだからしかたがないか、老化による記憶力低下で、なかなか頭に入らないところがつらいところ。

ぎりぎり提出2012/12/24 14:51

デザイン史課題2レポート
デザイン史の課題2のレポートを提出した。終提出期限は25日の16時30分必着。普通郵便ではとても間に合わないので速達で発送。何事もなければ、明日学校へ到着するはずだ。

科目試験を受けるためには、「●受験しようとする科目のレポート(不合格となった課題の再提出レポートも含む)がすべて、所定の最終課題提出期限までに受理されており、合格または添削中であること。」という条件があるので、レポートの最これが受理されれば1月13日(日)の科目試験を受けることができる。受理=添削中と勝手に解釈したけど、受理したけど添削中じゃないからダメ!みたいなことにならなければ良いが…

タイトルは「レイモンド・ローウィの偉大なる功罪」
「口紅から機関車まで」のキャッチフレーズで1930年代から70年代のデザイン界を牽引したレイモンド・ローウィ。日本ではピース(煙草)のパッケージデザインで有名だ。デザインをビジネスとして実現するシステムを構築した偉大なる先駆者だが、デザインを資本主義経済の原理の中に組み込んでしまった人でもある。「インダストリアル・デザインは常にものを陳腐化させていく市場の理論と結び付いて、自らデザインした製品を陳腐化させるために新しい外観デザインを作り続けることを求められていくことになる」…とレポートに書いたが、時代の流れとはいえ、現代の「経済活動に結びついたデザイン」の病巣をつくり出した一人でもあるわけです。それでもなお、アメリカンドリームを具現化したかのようなデザインの影響は大きい……というような内容にまとめました。

写真上は、「レイモンド・ローウィ/消費文化のためのデザイン」などの資料文献。いろいろ調べているうちに数が多くなって、出費がかさみました。写真下は、参考画像、参考文献リスト、レポートの三点セット。