レタリング、修正。2012/01/15 21:30

レタリングの課題を発送しようと確認をしたら、とんでもないチョンボ&微妙なミスがあった。とんでもないチョンボは、小文字の「k」の縦の棒を伸ばしていなかったこと(つまり大文字のKのようになっていた)と、微妙なミスは名前のゴシック書体が細かったことだ。

kは単純に伸ばせな良かったのだが、問題は、文字の細さ。原寸の縦は5mmに指定されている。この下書きを1.5倍に拡大してトレスダウンして書いたが、出来上がったものはなぜは全体に細く上がってしまった。5mmを1.5倍すると7.5mmの太さになるが出来上がったレタリングを見ると7mm程度しかない。トレスしたラインの外を取るか内をとるかで0.5mmぐらい変わってしまう。墨入れする前に定規で太さを確認するべきだったのだ。ということで急遽修正。縦の棒を中心に、引き筆で0.5mmの太さを足してゆく。烏口では0.5mm程度の修正は難しいからすべて溝引きを使って(それを引き筆といいます)修正した。

引き筆で0.5mmを修正するにはそれなりの溝引きの訓練が必要だが、そこはまさに「昔取った杵柄」!身体で覚えたテクニックは忘れないものだ。引き筆でアールを修正するテクニックも思い出してしまった。筆と定規の間隔を指のちから加減で調整する技。
ということで、とりあえず完了!!

第四種郵便物のハードル!2012/01/15 21:52

手作りカートン
せっかく作った作品を折ったり丸めたりするのはいやなので、専用のカートンを段ボールで作って作品のやり取りをしているが、第四種郵便の大きさは、三辺の合計が90cm以内で、最も長い辺が60cm、そして重要が1kg以内との規定がある。
B2サイズは515×364だ。つまり合計879mmだから、これで厚みは最大21mm。B2サイズぎりぎりというわけにいかないので、縦横5mm余裕を見るとしたら厚みは11mmしかない。

さてレタリングの作品、サイズは最大B2なのでクリアするとして、問題は重量。課題1がイラストボードB3×3枚、B2が1枚、課題2はB3が3枚だ。イラストボードで一般的なのは1mm厚の両面ケント紙仕様。これが「B3」1枚で約100gの重さが有る。ということは100g×6枚=600gと100g×2(B2だから2倍)で合計800gになる。で段ボールケースを入れて1kg超えるか超えないか。簡単なキッチンスケールしかないので第四種郵便になるかならないか微妙なところなのである。第四種郵便の場合は1kgで105円。定形外の場合はサイズは第四種郵便と同じで4kgまで。料金は1kg以内で580円。2kgまでで850円かかる。ちょっとな〜

まあ最悪、一般郵便物で送ればいいんだけどね。

※写真は、手作りカートンと課題

(追記)翌日、妻に頼んで郵便局に持っていて計量したら、995gで105円でした。やった〜!

フィリップ・スタルクのお尻?2012/01/20 21:22

キン斗雲
クライアントに打ち合わせにいって、おもしろいものを見た。これは滅多に見られるものではないと、ミーティング後シャメに取らせてもらった。

クライアントとは皆様ご存知の某大手ビールメーカー。泡のあふれるビールジョッキをイメージした金のビルディングの隣の黒い建物の上にそれはある。金色の「炎のオブジェ」、通称「キン斗雲」、またの名を「う○○」失礼。当初はオブジェを蝋燭のように立てて設置する予定だったそうですが、大人の事情により横倒しに(すぐ近くに高速道路があるので万が一の場合危険だとかなんとか)・・・。
よ〜く見ると、炎の下にある黒い建物は燭台のように見えなくもないですね。

これをビル側から見るとこんな感じにみえます。う〜ん、かわいい。

色彩学、ラストスパート!2012/01/21 15:03

グレースケール
色彩学の課題3をクリアして、残るは課題1のみ。なんとか2月初旬には提出したいので、最後のグレースケール作りに取り組んだ。まずは灰色のカラーチップ作りから。

自分の感覚だけでは心もとないので、PCCSのグレースケールを参考に黒と白の中間の灰色(5)を作った。学習指導書では5種類の灰色を作って、どれが中間にふさわしいかアンケートをとることになっているが、これを決めてから、別な灰色を作ったのでは、作業効率が悪い。そこで、さらに、中間の灰色と黒の中間の灰色(3)、中間の灰色と白の中間の灰色(7)を作り、白とそれぞれの灰色と黒の中間の4種類の灰色を作った。これをベースに中間の灰色と中間の中間の灰色付近の灰色を何種類か作った。

なんだかこんがらがりそうだが、要は最初に9段階のグレースケールを作って、5番、3番、7番の灰色に近い色を作ったということ。(比較のために白と黒のチップも作りました。どうせ後から必要になるし)アンケート結果でズレが出るようならそのときにまた修正したカラーチップを作れば良い。さてこれで準備完了!あとはアンケート。レポートのネタにできるおもしろい反応があれば良いのだが…

※写真は、ポスターカラーを平塗りして作った灰色のカラーチップ。と画材たち。上段は「トリパブ」。ポスターカラーの定着、画面保護用のスプレー。ポスターカラーなど水彩絵具に直接混ぜると、泣き止め&弾き止め効果が強力な絵具になります。昔を思い出して使ってみました。(仕上がりにかけるとムラっぽくなるから要注意)

グレースケール完成!2012/01/29 20:30

色彩学1
色彩学の課題1、グレースケールが完成した。もちろんグレースケールを制作するために、中間の灰色を決める調査の頻度図や個人差についての感想、他のグレースケールの作り方、その他、学習の感想などのレポートも完成。

中間の灰色を定める調査は、会社関係16名、家族関係4名の計20名に。18人に聞いた時点で3色が6票でならんでしまいどうしようかと思ったが、残りの二人が、同じ色に投票してくれたのでなんとか中間の色が決まった。票が割れたのは意外でした。

グレースケールの他の作り方の項は、教科書とwebを参考に以下(抜粋)のようにまとめた。(DICデザインセンターの記事が役立ちました。)でも作り方といえるかどうかちょっと心配…

○グレースケールの作り方(抜粋)
 課題では、二分法または大距離法といわれるマンセル表色系の知覚尺度構成法によりグレースケールを制作したが、主な他の制作方法を以下に説明する。
1)オストワルト表色系の明度段階による方法
 理想的な白から理想的な黒の間を、視感反射率が対数尺度で等間隔になるように分割する。具体的には「89  56 35 22 14 8.9 5.6 3.5 2.2 1.4」の10段階になる。この数値に相当する白(W)に対して黒(B)を混合する。このとき黒色量はB=100%―Wで求める。…
2)DIN表色系の暗度による方法
 無彩色の暗度(明度ではなく暗度という)Dは、相対輝度Y/Y0の対数関数(Yは色見本の視感反射率、Y0はその見本と同じ色度を持つ完全色の視感反射率)として定義されている…
3)NCS表色系の黒への類似度による方法
 明度に相当するものを「理想的な黒への類似度(黒み量)」で表わす。色の感じを100点満点の数値で表わし、F(色)=w(白み量)+s(黒み量)+c(色み量)=100(%)の式となる…
4)PCCS表色系の知覚的明度段階による方法
 白から黒までの明るさが等間隔に等しく感じられるように段階的に分割する。理想的な黒を0、理想的な白を10とし、実際に色表化できる最も明るい色をマンセル明度の9.5、最も暗い色を1.0として…

これで色彩学の課題は終了。再提出にはならないと思うので、とりあえず4単位は年度内にゲットできそうだ。

写真は、完成したグレースケールとレポート。