パッケージのデザインはできたが…2012/02/02 22:59

パッケージ展開
ついに2月になってしまった。残りの一ヶ月で単位を取れるのは、課題1をすでに提出しているパッケージデザインのみ。後は継続履修にするしかない。ということでパッケージデザイン課題2を進めている。10cm角の立方体のパッケージを作り、米、小豆、珈琲豆、ジェリービーンズのいずれかを詰めるのが課題。僕は、扱いやすそうで絵になりやすそうな珈琲豆を選択した。

学習指導書の「課題制作のための解説」には、パッケージの役割は1.中身を守り、移動や保存に適したものにすること。2.中身の内容、性質を伝えること。3.中身をより魅力的につたえること。などがありますと解説している。その上で、1を基本に成り立っているとしている。つまり、構造が一番重要だけど、中身を伝えたり、魅力的に見せたりすることも重要だということだ。構造だけではなくパッケージデザインもポイントになる。

とりあえず、パッケージの使用者(依頼主)を、自家焙煎の珈琲豆を販売するショップと想定して、パッケージのデザイン設計をした。構造的には、ごく一般的なボトムロックのサック箱にスリーブを組み合わせた。複雑な構造にもできるが、紙の量が多くなったり、組み立てが複雑で現実的ではない。こだわりを持ちながら、コストを押さえてできるだけエコなパッケージを目指した。

A3サイズぎりぎりに収まったので、普通の薄いプリント用紙に出力して簡単なダミーを作った。紙は珈琲のイメージに合うクラフト系の厚紙がにしたいが、問題は厚い紙にプリントできるかどうか、そしてプリントできるイメージどおりの厚紙があるかどうかだ。

※写真は、A3でプリントアウトした展開デザイン初案。

困った!パッケージデザイン22012/02/03 21:01

パッケージ試作
困った。完成したデザインをプリントする厚紙が見つからない。クラフト紙の風合いの厚紙を購入するために、会社の打ち合わせのついでに銀座の伊東屋に寄った。しかし、イメージした紙がないのだ。あってもかなり薄い。パッケージでは比較的ポピュラーな紙でも、伊東屋にないぐらいだから一般には流通していないらしい。

もうひとつの困ったは、紙を手に入れたとしてインクジェットプリンタで印刷できるのか。インクジェットプリンタ用の厚手の紙はあることはあるが、いちばん厚いものでもハガキぐらいだから10cm角のパッケージにするとヘロヘロで使い物にならない。ネットで調べると、どうやら後ろ給紙のインクジェットプリンタなら可能なようだ。厚すぎると問題が起きるようだが、1mm以下の厚みで十分いけるはずだから何とかなるかもしれない。

紙はネットで検索しまくって、「ペーパーガーデン」という徳島のショップを見つけた。ここは少量販売をしているので、クラフトボール5mm厚のA3(10枚セット)を注文した。2~3枚でいいのだが仕方がない。ただプリントできるかどうか、届いてからやってみるしかない……。
ふと、竹尾(洋紙店)ならプリント対応の厚紙があるかもしれないと思いついて、ホームページで検索したら、インクジェット対応の厚紙が数種類見つかった。一種類だけ、風合いが近い紙があったので、色がかなり浅いがこれも購入することにした。課題提出期限が迫っているので失敗できないから、少々の出費は止むを得ない。

これで段取りだけは済んだと思ったが、竹尾のホームページをよく読むと、「インクジェット対応とあっても自分の責任でやってね。プリンタ壊れても知らないよ」ってな趣旨の文章がありましたです。アヂャ~
とにかく、来週紙がきてから。最悪、構造とデザインを分けて提出しようと思っている。

それにしても他の通信生の皆様は、どんな手段でデザインをつけてるのかしらん…複雑なデザインはつけてなかったりして。

※写真は、ぺらぺらの紙で試作したパッケージ。サッック箱とスリーブの組み合わせ。黄色いのは止めシールのつもり。

織と染の作品展にいった。2012/02/05 16:11

順子さん作品展
那須の友人、佐藤順子さんの作品展に出かけた。場所は、山間にある板室温泉の大黒屋(旅館)。ここはアートの宿のキャッチフレーズがあるぐらいで、毎月いろいろな作家のアート作品の展示会をしており、館内各所にも作品がさりげなく飾ってある。

順子さんは自然の草木で糸を染めて、それを織り上げて、ショールやマフラーの作品を作っている。自然の色合いが素敵で、順子さんの人柄がにじみ出ているような作品だ。以下は、宿のブログの案内コピーです。

「佐藤順子−織と染− もうひとつの色Ⅱ」
那須在住の佐藤順子さんは、豊かな自然素材を糸に染め上げ、一織一織優しさを織り込み、作品に仕上げています。出来上がったショールやマフラーは柔らかな風合いに包まれています。
その色使いや織の繊細さから「身体にやさしい」を大切に考えている佐藤さんの作品展をどうぞご覧下さい。

レタリング2単位GET!2012/02/08 19:26

レタリング課題1
レタリングの課題作品が戻ってきた。結果はレタリング実技の課題1が87点、スペーシングの課題2が75点だった。かなり気合を入れて制作しただけに、ギリギリの「優」だったが、とりあえず「ホッ」の気分。スペーシングの75点は、少し解せいない気分だが…もしかして詰めすぎたか、何かちょんぼしたか、最終確認をしないで発送しちゃったからな~。

課題1の講評
レタリングのコピーに、細かく丁重に朱が入れられたいた。
◎日本語のレタリング(85点)ーコピー上に気になったところを朱書きしました。良いできねすね。慎重、丁寧な性格が良くでているとおもいます。(細かい具体的な注意あり)
◎英字のレタリング(90点)ーまことに緊張感が感じられ、善い。これぐらい書ければ充分です。ボードの中での大きさ、まとまりも善い。コピー上に朱書きしましたが、あまり書くこともありませんでした。お疲れ様でした。
◎ロゴタイプ(85点)ーキーワードを3つの単語にしてあるところに、ちょっと疑問を感じます。ご自身の表現したいテーマを文章にしておいたほうがプライベートロゴらしいです。(具体的な指摘あり。上はその写真)

ということで、課題1はほぼほぼ予定通りの成績。文字通り昔取った杵柄、低い点じゃシャレにならない。

レタリング課題2、大チョンボ!2012/02/08 21:49

レタリング課題2
レタリングの課題2はスペーシング。かなり頑張ったつもりだが75点。何かチョンボでもしたかと思ったら案の定でした。

講評の冒頭、「感想、反省点などのペーパーが入っていませんでした。リポートは何をどう考えたかを知るもので、課題を進めるにあたり、あるいは結果のことを求めています。ご注意下さい。」と、厳しいお叱りの言葉。やっちまいました。学習指導書を読み返すと、確かに「感想・反省点などを書いたA4版の用紙を提出をし忘れないよう、注意すること。」と書いてあった。しかし、忘れずに注意と書くほど、忘れる人が多いんだろうね。僕も、実技に手一杯で、完成するとホッとしてしまいレポートまで頭が回らなかった。

印象的だったのは、和文のスペーシングで「岸田さんのこの詩は、長い闘病生活を乗り超えたご自身のすきとおった心情が感じられます。(中略)ゆったりと人生を過ごす、いろいろ迷うことも人生の楽しみの一つだ。死を見つめた素晴らしい詩です。そう考えると字間をゆったりと組みたい気持ちになります」と、詩の意味を考えて文字組をしなさいという指摘。欧文のスペーシングでは、「この文章はヘミングウェイの短編「老人と海」の最後の部分です。(中略)ベッドで眠る老人がライオンの夢を見ています。それはライオンのように強くありたいのか、狩を終えて休息するライオンを自分にたとえるのか。そんなことを考えながら組むと面白いと思います。」と、同じく文章の意味合いをよく理解して文字組をしなさいよというしだ。。
スペーシングの作業そのものに気を取られて、意味や内容を考える余裕は全くなかった。まして老眼でハスキルーペを使ってやっと貼り込んだからなおさら。でも、レタリングに限らず、表現にはコンセプトが重要なんだよね。レポート未提出も含め、反省しきりです。