うれしい!書き込み ― 2013/10/31 20:57
絵本のN先生から、このブログに書き込みがあった。先生のハートウォーミーな講評が嬉しかっただけに、言葉には表せない喜びです。(コメントはは、私の名前が本名だったので、ハンドルネームに変えて、公開します。)
「すがPAPAさん
こんにちは。ムサビ通信教育学部絵本担当のNです。
昨夜たまたまこのサイトに出会いました。思いもかけず、私の添削講評についてのコメントを拝見しました。とても丁寧に講評を読んでいただけたようで、とてもうれしくなりました。ありがとうございます。
添削は、スクーリングと違い、直接学生の方とお話ができないので、作品とレポート、学生カードから想像を働かせて適切なコメントを差しあげたいと努力していますが、なかなか思い違いもあると思いますし、返却後どのように受けとめられたかいつも気になっています。
このようにあたたかい感想をいただけると、励みになります。
主人公は、私のイメージでは小学生くらいかと思ってしまいました。もう少し青年のイメージだったのですね。そう思って読むとまた違いますね。お父さんについては、お仕着せかなと思いつつも、ひとつのアイデアとして書かせていただきました。
また学生カードで、デザインのお仕事をされていることを知り、まだまだ力のある方だと思いましたので、今後の期待点として、80点とさせていただきました。 卒業までぜひ頑張って下さい。北海道はもう冬でしょうか。またスクーリングで上京の際には、学校で見かけましたらお声かけ下さい。失礼します。」
_すがPAPA ― 2013/10/30 20:44
N先生…お恥ずかしい!まさに汗顔の至りですが、コメントありがとうございます(汗、汗、汗)。 東京オリンピック前までには卒業できると思いますが、ひとつひとつの課題を大切に頑張ります。来年は、なんとか三年に進級出来そうです。
ちなみに北海道は高校生までで、今は栃木県の那須塩原に居住しています。紅葉も散りはじめ、晩秋の趣きです。
なんともうれしいコメントでした。
心にしみる講評(その2) ― 2013/10/24 22:45
講評の続きです。こんなに細かく見ていただいて、うれしい限り。
●本文について

P1のとびらは、レイアウトのバランスも、色構成もよくおいしそうな香りが漂ってきそうです。

P2、3は気持ちは空で表していいかもしれません。うさぎを正面に向かせてしまうより、P3の曇り空の街を見開きで描き、うさぎは後ろ姿のシルエットにしてはどうでしょう。ほとんどの場面でうさぎが大きく登場するので、いくつかうさぎがメインではない場面があるとめりはりがつくように思いました。

P4、5は行動を起こそうとする前向きな姿勢が感じられます。文の「一周忌」という言葉が、絵本の雰囲気から固い感じがするので、「きょうは、一年前にお母さんが天国に旅立った日」などはどうでしょう。それから、この子がひとり暮らししているようにも見えるので、お父さんを存在させてもいいのではないかと思いました。そうすることにより、会話も生まれ物語も展開しやすいのではないかと思います。

P6、7は、構図と色がきれいです。手が見えていると、自分で作っている様子が伝わると思います。

P8、9は、もう少しレシピを具体的に文章にすると、料理のイメージがふくらむと思います。例えば、野菜をバターで炒めて、コンソメを入れて煮えたらミルクを入れて…など調理の段階が書かれていると想像がふくらみます。またここでは鍋に注目させたいので、もっと鍋を上から大きくみせてスープの様子がよく見えるといいと思います。ここでの調理をお父さんと思い出話をしながら作るのもいいですね。

P10、11は、お母さんと向き合って自分が元気を出そうとしている様子がわかります。

P12、13では、お母さんの写真ではなく、お母さんと主人公が一緒に過ごした思い出の姿などを背景に描いてはどうでしょう。

P14、15はすてきなまとめだと思います。

P16では、額は出さず、月が見え、月の光が差し込んむ窓辺だけで終わりにすると、心に光が射したように感じられるのではないでしょうか。または、裏表紙の窓を入れてもいいと思います。
自分でもなり時間をかけてまとめた作品なので、それなりのこだわりや思いがあったが、細かいアドバイスはなるほどと頷くばかり。特にP16の指摘は、そのほうが絶対効果的だと思いました。NM先生のサゼッションを生かして、(時間がとれたら)改訂案を作ろうと考えているが、ただ「この子がひとり暮らししているようにも見えるので…」は、僕的にはひとりで都会でガッバている主人公なので、ここだけはこだわりたいと思っている。
さて、明日から3日間(午前中)新宿で「情報社会倫理論」講義です。
心にしみる講評(その1) ― 2013/10/21 22:07
絵本が帰ってきた。指導担当はNM先生。心にしみる講評をいただいた。イラスト表現に手書きではないというある種の後ろめたさのようなものを感じていたが、そういうことではなく、作品全体を精査していただいた、正当な評価の結果でした。
以下講評。
「Carrots Soupについて」
●全体について
すがpapaさん、こんにちは。身近な人の死を、ゆっくりと人は受け入れていくような気がします。また残されて生きていく人は、死を通して亡くなった人を肯定していくようにも思います。特に母親であれば、その死はとても重いものでしょうし、時間がかかることでしょう。この作品では、悲しみの中からお母さんに教わった味を通して、気持ちがいやされていく様子が良く描かれています。母親の料理というものは不思議なもので、上手かどうかではなく、何にも代えられない子供の心の記憶に残るものだと思います。ここでは、言葉とかではなく味わうことでお母さんから伝わってくるものがあることが描かれていて、心に響きます。絵は、PCによる描画ですが暖かみがあり、にじみがフレスコのような雰囲気になっています。うさぎは少し動きや形が固く見えるので、もう少しフリーハンドのラインで描く部分もあるといいのではないでしょうか。
(本文については別ページで)
●造本について
製本については、きれいに仕上がっています。表紙の角の折り込み方が違います。折り線が表紙の頂点から斜め45度にくるように、二折りして仕上げます。もう一度スクーリングの資料を確認しましょう。装丁は、オレンジ色が温かく、心休まる光景となっています。文字のレイアウトもきれいにまとまっています。(中略)また機会がありましたら、いろいろなテーマで絵本作りを楽しんで見てください。
▲絵本の表紙と裏表紙
ものすごく冷静に、かつ正確に評価してもらっていることを感じた。自分の心の中の高評価を得ようとする、ある意味ちょっとヨコシマな僕の感覚を軽々と超えて、作品を見てもらっている。ものすごくありがたいこと。講評を読んで、自分の至らなさを突きつけられたような、でも、清々しい気持ちになった。ありがとうございます。
絵本2単位ゲット! ― 2013/10/19 22:38
webキャンパスをのぞいたら絵本の通信課題の結果が出ていた。80点。スクーリングの85点と合わせて、とりあえず優で合格だった。80点というのは微妙な点数だが、多分イラストを手書きして編集していればもう少し点数が高かったような気がする。絵の具が足りなかったということもあったが、絵の具は買おうと思えば変えたはずだし…。忙しさを理由にしてパソコンで仕上げたとうい、ある種の後ろめたさもある。計算ずくでデザインとイラストをつくっているので、手書きにしてレイアウトが破綻するのではないかという恐さもあった。そこが
どこか手堅くまとまって、なにか突き抜けられずに80点ということでしょう。
まだ、提出作品が戻ってきていないので、どのような講評になっているかはわからないが、多分そんなところだと思う。計算外のおもわぬ結果を楽しめる境地には、なかなか脱皮できない。
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