試行錯誤の末! ― 2013/11/02 15:48
なかなかいいアイデアが浮かばない、デザインマネージメントの課題3。「デザイナーの視点からインターネットを活用したサービスビジネスの提案をしてもらいたい。とくにバーチャルとリアルの両視点の特徴を活かした提案を期待する。」といわれても…
思いついたネットサービスのことごとくがすでに具体化されていて、今日のインターネットを中心とした高度情報化社会が加速度的に進んでいることに改めて気づかされた。5年前ならともかく課題自体に無理があるんじゃないかと思いつつ、単なる新しいサービスではなく、今、社会には何が必要か?何が足りないか?という視点からネットサービスを考え検証する中で、浮かび上がったのが「情報格差」「情報弱者」というキーワード。
インターネットには様々なサービスがあるけど、若い世代に比べ、高齢者はあまりその恩恵にあずかっていない。特に後期高齢者あたりになるとパソコンを触ることすら出来ない人が多い。そこで思いついたのが、高齢者でも扱える簡単なパソコンがあれば、新しいサービスを考えなくとも、今あるサービスを高齢者に手軽に活用して、情報格差や、社会的な孤立をある程度解決することができる!これだー!!
まずは、高齢者向けのパソコンをビジュアル化した。パソコンとスマホとタブレットの機能を併せ持つ高齢者に特化したパソコンを考えた。入力は音声とタッチパネル。受話器を付けて、高齢者でも親しみやすいデザインにした。少し課題の主旨からずれるかも知れないが、ハードウエア主体でも高齢者にとっては必要なネットサービスだ。ということで、高齢者向けのポータルサイトやSNSを絡めて企画書をまとめ中。
▲超簡単な高齢者支援PC
高齢者支援PCシステム ― 2013/11/05 13:14
デザインマネージメントの課題3を提出した。タイトルは「パーソナルコンピュータを中核にした高齢者支援システム「Lifrex(ライフレックス)」のご提案」。LifrexはLifeとFrexを合わせた造語。高齢化社会を柔軟に生きるとの意味を持たせた。
年齢的な情報格差や情報弱者の問題を、主にハードウエア(PCなど)の工夫で、解決しようというもの。高齢になるに従って技術革新についていけなくなるのは、情報技術に限らず、いつの時代でもいっしょ。
黎明期の標準的なパソコンのオペレーティングシステムはMS-DOSであったが、GUIによってパソコンは劇的に扱いやすくなった。また、ハードウエア的な発想であれば、車がマニュアルからオートマチックになって、特別な技術がなくとも誰もが車を運転できるようになったし、タブレット普及の加速は、ソフト的な扱いやすさとともに、ハードの高機能化が進んでいるためだ。そこで、思いついたのが、「車のようにハードウエアを簡単にすれば、年齢に関係なく誰もが、パソコンやインターネットを利用することが可能になる」という当たり前のことであった。
▲高齢者でも簡単に扱えるパソコンと提供して、
高齢者のリテラシーを上げて、その後の、見守り
にも活用しようという企画のフローチャート
▲パソコン+スマートフォン+タブレットを融合させた
高齢者支援PCと、高齢者の混交状態を随時同期する
ワイヤレス活動量計の商品説明
▲インターネットの活用と、健康情報を共有して
豊かな老後生活をサポートするというシステム図
実施時期が2〜3年後ということで、高齢者支援パーソナルコンピュータ「Lifrex-PC」とワイヤレス活動量計「Lifrex-Ring」には、現在実用化されていない技術や単独では製品化されているが、機能を合わせたものは製品化されていないアイデアも盛り込んだ。
はずかしながらA評価 ― 2013/11/08 22:31
速っ!デザインマネージメントの課題3の結果が出ました。これだけレスポンスよく評価が出るといいですね。スクーリングから3週間経っても、結果が出ない「情報社会倫理論」とは大違い。結果はA評価でしたが、英文を使ったのが仇となり、思わぬところで突っ込みが…図らずも英語力の無さが露呈してしまいました。
以下、講評。担当はTT先生。
「パーソナルコンピュータを中核にした高齢者支援システム『ライフレックス』(Liferex)の提案という非常に興味深いレポートを拝読しました。
せっかく英文で標題を書いておられますが、Senior citizens support PC SystemよりもPC support system for elderly peopleのほうが良いかもしれません。「高齢市民がPCシステムを支援する」意味になってしまいますので(^^ゞ
さて、調査から着眼点を設定し提案に至るまでしっかりと構成されていますので高評価を出します。特に情報弱者に焦点を当て、コンテンツを高齢者の一番の関心事に持って行っている点は評価します。
ただ、アウトプット(プロダクト)がリングだけになってしまったのが残念ですね。徘徊高齢者はこんなリングは簡単に外してしまうという観点に立つと、もっといろいろなアイデアでサポートして行かなければ誤操作や事故が起きてしまう可能性があります。
2011年3.11の大震災で原発が大変な事になりましたよね。未だに解決が着かないままにあります。規模が違うとはいえ、あの事件から学べることは、人が造ったものは必ず欠陥があるということです。いや、人工物だけではありません。最近の自然災害についても「想定外」のことがいっぱい起きています。これらの問題を可能な限り補間サポートする為にどんなことを(どんなシステムを)デザインしておくか、という事もデザイナーの重要な役割なのです。
今回の提案も、想定外の事をやってしまう高齢者をPC等のシステムでサポートしてあげようという目的はすばらしいことです。しかし、人間は(特に弱者となった高齢者は)とんでもない行動をする可能性があります。それを想定すると、腕輪以外のシステムと総合的にチェックできるシステムサポートしておかなければなりません。何となくご理解いただけましたでしょうか?
最後にもう一ヶ所英語の間違い(P6-3の右下)「Liferex-Ling」は「Liferex-Ring」ですよね。次の頁からは「Ring」になっています。
ではご苦労様でした。これからも頑張ってください。」
「歩数、距離、消費カロリー、睡眠時間が自動的に記録されるワイヤレス活動量計。データが蓄積され健康管理に活用できる。また、診療データの一時的な書き込みも可能。見守りネットなどでもライフログや医療情報を共有できる。また、GPS機能付きで、認知症の徘徊などにも活用できる。」という設定でした。
や〜かなり考えたつもりでしたが、想定外に対して、どうするかまでは考える余裕がなかった。腕輪(ワイヤレス活動量計)だけじゃたしかに
弱いです。なんらかのICチップを身体に埋め込むことも考えたが、さすがにやり過ぎ。いずれにしても、いわれて気がつくようでは、考えが浅いということでしょう。デザインマネージメント、残すは課題4。これをクリアできれば4単位ゲット!だ。
情報社会倫理論の結果 ― 2013/11/09 23:26
やっと情報社会倫理論の結果が出た。86点で合格でした。まあ、講義をしっかり聞いていればある程度の点数をとれる問題だし、参考書持ち込み自由なので、3日間のスクーリングを受ければ合格するのが当たり前なのでしょう。でも、気になるのは採点内容。どこがマイナス14点であるかを知りたいと思った。記述が足りなかったのか、間違いだったのか。それがわかればより確実な知識になると思うがいかがだろう。
これは、科目試験にもいえることで、どこが間違いなのか?何が足りないのか?点数の内容がわからない。採点した答案用紙を戻してもらうようなシステムにはならないのだろうか。手間もかかるし、お金もかかるのは理解できるが、これが実現した学習内容がより頭に刻まれると思うし励みにもなる。スクーリング内の講評にもいえる。講評の場で、個々に作内容につて細かく説明されるわけではないので、後日知らされる自分の成績が、何を基準にして採点されているのか、まったくわからない。それでいいのだろうか。通信教育だけに、フィードバックをもっと充実してほしいと思う。
Museは使える! ― 2013/11/10 20:11
「ウェブサイト作成が印刷物をデザインするように簡単に。最新のウェブ標準に準拠した動的なHTMLページを、コードを記述することなくデザイン・公開できます」というのが、コーディングいらずのWebデザインツール「Adobe Muse」の売り文句だ。初歩的な(並べるだけのような)ウェブサイトはDreamweaverでなんとかかんとか作れるが、自分のイメージどおりのグラフィッカルなページは、コーディングが難しすぎてまったくダメだった。デザインⅡの課題はウェブサイトの企画と制作。企画書はまとめたものの、Webスキルが弱いのでどうしたものかと思っていたら、Webに慣れていると思われるデザインⅡ受講者◯◯さんから「Muse」というアプリがありますよと教えてもらった。早速お試し版をDRして使ってみたら、これがスゴイ!
▲Museの起動画面。
▲ツリー構造とマスターページを表示した画面。
マルチメディア基礎で作った、スライドショー入のHTMLページがわずか30分ほどで作ることができた。画像をそのまま流用できたということもあるが、レイアウトはかなり自由だし、ウィジェットをつかえば様々なインタラクティブ機能も簡単に追加できる。書き出しも「HTML形式で書き出し」を選んで、任意のフォルダに保存するだけ。修正もサイド書き出すと上書きされる。それをDreamweaverでチェクウすることもできるし、今までの苦労はなんだったのか、という感じ。まさにWebを作りたいグラフィック系デザイナーの救世主のようなアプリケーションだ。
今後「Adobe Muse」はさらに進化して、Dreamweaverと融合して行くと思う。使い慣れているIllustratorだって実はコードでしょ。パソコンだってDOSから誰でも扱えるGUIになったわけだし、コーディングの知識はブラックボックスになるべきものなのだ。これでデザインⅡの制作のメドが立った。後は内容のツメと素材(写真、イラスト、アイコン等)制作をすればOK。それもたいへんではあるが…
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