映像メデ表Ⅱ、スク2日目2015/08/01 22:59

 二日目。休日ダイヤなのか、大宮発7時28分という新宿湘南ラインの快速があった。国分寺に8時33分だから普通に間に合うだろうと思ったが、これが失敗!西武国分寺線の乗り換え時間が9分もあって、鷹の台到着が9時46分。この日もクソ暑い玉川水道沿いを早足で歩くが、距離が縮まるわけではない。けっきょく汗だくになって数分遅刻。出席を取った直後に教室に入った。時間には余裕を持ちましょう。ふ〜

 自分に肉薄するセルフポートレートとは?。いろいろ悩んでだが、とにかくシンプルに素の自分に迫ろう。前日いろいろポーズをとったり場所を変えたりしながら撮ったけど、どうもしっくりこない。嘘くさいのだ。家族にコンタクトプリントを見せると、「お父さんカッコつけすぎ。いつもと違う。お酒を飲んでる時が自然なんだけど…」などなど。!これは貴重なアドバイスだ。で、お酒を人でいる嬉しそうな自分を撮ることにした。ま、学校でお酒を飲むわけにいかないから、ビールの空き缶を用意して飲んでるつもりでである。 
 さらに、モノクロにしてみたらどうかと考え、前日フォトショップで白黒に変換してみた。これが意外と良い!カラー情報がない分だけ素の自分が現れているような感じだ。内面が現れるっていうか、モノクロの写真ってこんなに力があるものなんだと、改めて思った。本日の注意・説明を聞いてから、早速モノクロデータを大きめのサイズでコンタクトプリント。自分でいうのもなんだけど、これがいいのだ。

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 撮影方針もおおよそ決めたので、早速撮影開始。自分の楽しみ・娯楽をイメージする「ビール」の他に、食べることの象徴としての「お菓子」、男の鎧や社会の縛りをイメージする「黒いスカーフ」を用意した。場所は9号館1回の情報スペースの端っこ。午前中は、左からの光が入る。直射日光ではないので右と左で適度に陰影がつく。バックは明るいブルーだからモノクロームにすると中間のトーンになる。ビールを飲むシーン、お菓子を食べるシーンを撮影する。どれだけ自然の自分が出せるかが勝負。距離を変えながらリモコンでシャッターを切る。その都度、モニターで確認して納得のいく表情ポーズが取れるまで撮り続ける。さらに、黒いスカーフであえて格好をつけた外に向かって構えた自分のカットも撮影した。100カットぐらいもとっただろうか。できるだけシンプルに自分だけ撮ろうと思っていたので、室内撮影で済ませたけど、他の受講生は野外での撮影がメインで、暑い中、いろいろな場所を探しつつ動き回っている。(ホントお疲れ様!!)そのようなのもアリだと思うが、大道具や構図に走りがちになる、撮影場所は校内限定だから中途パンパになる可能性も高いし、今回はシンプルに徹した。情報スペースだとクーラーが効いているからという理由では断じてない(笑)

 午前中に撮影を終わらせて、午後からはモノクロで出力したコンタクトプリントから、使えるポーズをチョイス。フォトショップでモノクロデータを作ってL版でプリントする。L版プリントはCanonのSELPHYを使用する。持参したインクカセットと用紙をセットして、SDカードを差し込む。小さなモニターで写真を選択してプリントするが、一色ずつインクを乗せていくので1枚プリントするのにそれなりの時間がかかる。
 出来上がったL版プリントをA2のボードに並べてみると、自分が目指すイメージがより鮮明になる。もっとアップにしたほうが良いとか、表情が足りないとか、わざとらしいとか…。たりないカットはその都度撮ってくる。狙いが明確だから撮影で迷うことがないからこれは早い。

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 おおよそレイアウトを固めたところで本日の作業は終了。まだしっくりこないところがあるから、これで決定ではない。もう少し考える余地はある。とくにお菓子を食べているところは、被写体が小さいこともあって分かり難い。菓子にこだわらず「食」というイメージで捉えたらどうか。食は生きることに直結するし、となるとご飯とか、パンとかを食べているシーンを撮ったほうが良いかもしれない。ということで、翌日、追加撮影をすることにして学校を後にした。

映像メデ表Ⅱ、スク最終日2015/08/02 22:29

 前日の反省を踏まえ、を早めに出たのは良かったが、7時13分の新宿湘南ラインがない。その電車が埼京線であることに気づいたが、時すでに遅し!その後の新宿湘南ラインに乗るが、新宿で中央線との乗り換えがわずかに2分しかない。二連ちゃんの遅刻だけは避けたい。さらに悪いことに老眼鏡を忘れたことに気がついた。メガネがなければ細かい作業が全くできない。駅の売店に売っているだろうと、気持ちを落ち落ち着かせたが、お腹の調子が落ち着かない。ま、まずい。こればかりはどうしようもない。万事休すかと車両の奥を眺めると、なんとトイレ付きの車両ではないか!地獄に仏、まだ天に見捨てられてはいなかった。新宿駅でダッシュしてか中央快速に滑りこみセーフ。問題は老眼鏡だが、国分寺駅で売店を数件あたるがどこにも置いていない。世界堂にいちるの望みをかけて学校へたどり着いた。またまた汗だくだくのスタートだ。

 さて、最終日は2時までに作品を完成させなければならない。午前中の早い時間に、おむすびカットを追加撮影する。それをモノクロでコンタクトプリントしてチェック、候補を絞ってL版プリントをする。仮決めの写真を、おむすびを食べる追加カットとチェンジして、最終的なレイアウトを決定。山内先生に最終チョックをいただいて、あとは写真を貼りこむ準備。
 メガネをなんとかしなければ…しかし、無情にも世界堂にメガネはなかった。やむを得ないので虫眼鏡を買って作業することにしたが、虫メガネでは片手しか使えず、あたりの線を引くだけで1時間近くもかかってしまった。それでも、なんとか写真を張り込んで作品完了。

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    ▲タイトル「オレ、もうすぐ65/生きているということ」
     コンセプト「波乱万丈の人生、そして自分の生き様を、
     今の視点で捉える。(自分の年輪を現わしたかった)
          
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 全員の作品が出揃ったところで、机に並べて作品鑑賞。思わずいいね!と声が出そうなものから、意味不明なものまで、玉石混交だが、みんなの3日間の成果だ。それぞれに苦心の跡が滲む。そして、各自の作品のプレゼンテーション。「何を伝えようとしているのだろう」との問いに対して、鑑賞者が感じたことを作者に伝える。そして先生の講評。

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    ▲このチャートにそって全員が評価。これが満点だから
     いい写真というわけではない、あくまで目安。
 一番上から時計回りに、伝達力(分かりやすい)、写真・映像力、テーマ(内容がある)、想像力、構成力、訴求力の6項目。僕のみんなの評価は、伝達力100%、写真・映像力100%、テーマ33.33%、想像力0%、構成力100%、訴求力100%。テーマと想像力はちょっと手厳しい。二択だからこのような結果だが、みんなに平凡に映ったことは間違いない。もっと創造性を感じる表現はあったかもしれない…

  いつものごとく、予定を押して18時過ぎに終了した。これまた、いつものことだが、受講生それぞれの粘りやこだわりには感心させられてしまう。ちゃんとまとまるのか知らん?と思える人も最終日には確実に進歩していて、それなりの作品のまとめている。酷暑の中、本当にお疲れサマでした。

真夏のテニス、スク初日2015/08/04 22:35

 夏のスクーリング第2弾は、健康と身体運動文化(Ⅰ)。フィトネス、テニス、バドミントン、ダンス、ゴルフ、エチュード、卓球があるが、年に1単位に限り受講できる。3日間で2.5日出席すれば1単位getできる。

 いままで、美術大学でで体育系を受講しても意味がないと思い、特に興味を持たなかったが、5年目になって初めて、学生なんだから頭だけではなく身体も使わなくてはと思い、昔楽しんでいたテニスを履修登録した。しかし、よく考えると8月は真夏である。暑いのである。熱中症が話題になる昨今だが、まさかそんな状況下に、あえて身を置くとは、夢ゆめ思わなかった。
 スクーリング当日も快晴!駅まで歩くだけで汗びっしょりのクソのつく暑さだ。
投稿するだけで、ヘロヘロになって体育館にたどり着く。前提講義は103号室。クーラーの冷気にホッと一息。
 教員紹介、注意事項の説明などがあり、20分ほどの熱中症のビデオ。この暑さじゃ、下手をすれば倒れかねない。その予防ビデオだが、本当に熱中症が強くなってしまう。その後、各クラスに分かれでミーティング。テニスの講師は、早川みどり先生。卓球室で、自己紹介とウォーミングアップをかねた、卓球のミニゲーム。スキルやルールはより、通信生同士の交流を深めることが第一義と、前提講義でいっていただけに、まずはコミュニケーション。それぞれ、ニックネームで呼び合うことになった。初心者から、見るからに上級者と思しき受講生まで、男性5人、女性6人の11人。どんな授業になるのか、ちょっと心配。

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 炎天下、テニスコートに移動するだけで汗が出る。初心者はグリップの握り方から、ボールの打ち方までを教わるスポーツドリンクを飲みながら、タオルで首を冷やしながら、球出しからのフォアストローク、ミニラリーなどで午前中は終了。とにかく暑い!暑すぎるので少し早めのランチタイムだ。学食で冷やし中華を食べて、9号館1階の情報スペースで涼む。午後も少し遅め、14時に教室集合だ。テニスの歴史と基本ルールの説明など。それが終わって地獄のテニスコートへ。暑い!テニス上級者は初心者に教えたり、球出しをしたり。一つのチームの先輩後輩みたいで、なんか不思議。僕は中途半端な経験者なので、初心者に教えながら、上級者にのフォームをチェックなどしてもらう。それにしても、テニス好きの上級者が、黙々と初心者の相手をしている姿に、頭が下がる思いでした。で、2時間ほど基礎技術の練習をして、少し早目に終了。

 灼熱の太陽と久しぶりのテニスで疲労困憊。とりあえずシャワーを浴びて帰途につく。いつもは鷹の台の駅まで歩くのだが、ジャストタイミングでバスが来たので、誘惑に負けてつい乗ってしまった。

真夏のテニス、スク二日目2015/08/05 22:35

 今日も抜けるような青空、朝からうだるような暑さだ。電車の移動だけで疲れてしまうのに、今日も鷹の台から徒歩で学校へ向かう。朝のミーティングは剣道場。(柔道場だったかな?)冷房が効いていてほっと一息。残念ながら初心の若い女の子が脱落。細っこい男の子も現れない。普通この暑さじゃテニスやらないよね。(細っこい男の子は遅刻したが無事出席。ホッ)

 ず〜っと部屋にこもっていたいけど、そういうわけにもいかないから、少し重い体を奮い立たせて、テニスコートへ。やっぱり暑さが半端ない。でもつい体が動いてしまう。久しぶりのテニスボールを追うのが楽しくてしょうがないというのが正直なところだが、調子にのると熱中症で倒れてしまうから自重、自重。もう若くはないんだから…ミニラリーから、フォアとバックのグランドストローク。昔の感覚が少しずつ戻ってきたが、動体視力が落ちているのか、ボールとのタイミングが今ひとつ、ジャストミートしない。ストロークも前のめりになってしまうし、どうしても力んでしまう。みどり先生曰く「グリップは柔らかく、ゴルフといっしょ」。確かに手首を柔らかく使わないとうまくパワーがラケットに伝わらない。わかっちゃいるけど先天性スポーツ音痴の悲しさだ。スポーツの心得のある初心者は体のこなしが違う、荒削りだがどんどん上手くなる。

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    ▲ひたすら暑い!テニスコート

 早めの昼食カツカレーを食べて、この日は図書餡で本を読んでいるふりをして仮眠。少し元気が出た。午後の室内講義は神尾米ちゃんのレッスンビデオ。お〜米ちゃん若い!実は15年ほど前に、スカイパーフェクTVの30分番組のビデオ収録をいっしょにしたことがあるのだ。懐かしい〜。

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    ▲神尾米ちゃんとビデオ収録(1999.04)

 米ちゃんに基礎を解説してもらい、灼熱のテニスコートへ。すでにスポーツドリンク3本目。ボレー、スマッシュ、サーブ、レシーブとひと通りのメニューをこなして、本日は終了。さすがに疲れました。が、体力のあるひとは、ボレーマシンを出してさらに練習するといういうから、どんだけ好きなんだ。もっとも体力があったら自分も参加しているはずだ(笑)

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    ▲少しずつ昔の感覚が蘇ってくる。身体は動かないけど(笑)

 シャワーを浴びてバス停に向かうが、タッチの差で乗れず。日おる困憊の体を引きずって鷹の台に向かう。あ〜今日は乗りたかったな。大宮までの時間の長いこと。ず〜っと立ちっぱなしだしね。肩も肘も痛いし、歳だな〜、明日は大丈かしらん。ふ〜。

真夏のテニス、スク最終日2015/08/07 10:19

 東京はこの夏一番の暑さになるとか。体調はいいが疲れはピーク、身体のあちこちが筋肉痛だ。この日はスタートをちょっと遅めに設定してもらったので、すこしだけゆっくり家を出る。柔道場で朝のミーティング。初日に一人脱落者を出したが、残りは元気?に全員集合です。

 最終日の授業は、ウォーミングアップの後、経験者と初心者が組んでタイブレーク形式、つまり7ポイント先取でダブルスのゲーム。初心者に簡単にルール説明をした後、プレイ開始。細かいルールはゲーム中にフォローする。テニスはやっぱりゲームをしないと楽しくない。しかし、僕の場合、ゲームになると、緊張してサーブが入らなくなるし、ミスショットも出る。初心者レベルのミニミニゲームなんだから気楽に構えて、もう少し力を抜けばいいのに、それができない先天性運動音痴。案の定、ダブルフォルトの連発。リターンがネットを越えないし、前に出ればボレーミス。それでも久しぶりのゲームは楽しい!でも暑い、でもでも楽しい。

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    ▲あぢ〜、この夏一番の暑さ!

 早めの昼食をとって、この日も図書館で仮眠。午後からは、OBのNさんが撮ってくれた、練習風景のスライドショーを鑑賞。自分のぎこちないフォームを見て密かに赤面。体重が乗っていないし、腕に力が入りまくりだ。さらに、YouTubeで、錦織やフェデラーなどのトップ選手の試合を鑑賞。やっぱりプロは凄いです。ということで、またまた炎天下のテニスコートで試合再開。へたっぴーだった初心者が、それなりにゲームをこなして楽しんでいる。歓声が聞こえる。ショットが決まれば、たとえまぐれでも気持ちがいい。ということで16時過ぎにテニスコートでのカリキュラムはすべて終了。

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    ▲若い女性受講者と記念撮影。

 冷房の効いた柔道場で最後のミーティング。たった3日間すごしただけなのに、旧知の仲間みたいな不思議な一体感。なんか心地よい。多分、この授業の第一義「通信生同士の交流を深める」は達成されたのだろう。感想をノートに書き記して「健康と身体運動文化/テニス」の授業は終了した。

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    ▲打ち上げ。ビールが旨い!!!!!!!

 その後、打ち上げの飲み会。いつもなら、時間に余裕がない上、次の日は仕事だから断るばかりだったが、今の自分、は毎日が日曜日の自由人。疲れが溜まっているので深酒は禁物だけど、参加して受講生のみんなと楽しく交流を深めました。15年ぶりのまともなテニス。充実した炎天下の3日間、これで今季初めての1単位が確定!皆さん、お疲れ様でした〜。