建築史課題2の評価2015/09/29 20:30

 前回に引き続き早い!1週間で建築史の課題2の評価が出た。前回はBだったが、出どころが不明確な資料は使わないようにとの指摘を受けて、結構シビアに資料を読んでまとめたこともあって、今回は「A」評価でした。しかし、相変わらず、レポートの書き方の指摘が多かった。

 以下、講評。第1課題に引き続き、AJ先生。

ゴシック建築は人気のあるテーマです。タイトル欄にはタイトルと問いの両方を書くようにして下さい。タイトルには、そのレポートで掘り下げる建築作品や時代などのキーワードを盛り込むようにします。疑問文のタイトルもOKですが、学術的ではないので体言止めになるよう工夫しましょう。

・第一段落の一文目、「ゴシック建築は大聖堂を主役とした建築様式」とありますが、実際は住居や視聴者など宗教施設以外もありました。現在まで残っていないだけであることを忘れないようにしましょう。代表的な住居に、ヴェネツィアの運河沿いの邸宅などがあります。

・第三段落冒頭分「~ステンドグラス。」と体言止めになっていますが、学術文章では、「主語+述語からなる完全文」を書くようにしてください。

・段落の構成が上手くできています。

・美しい図版ですが、図版には番号を振り、該当箇所直後の句読点の前に(図1)などを挿入し、文章と図版を関連付けるようにしましょう。本文で言及しない図版の添付は不要です。また、図版には典拠(どの文献から採ったのか)も記載してください。

・参考文献の単行本タイトルは『』二重カギカッコでくくりましょう。

・文章量の関係でカットされたのかもしれませんが、ステンドグラスで鮮やかな色彩が使えるようになったのもシュジェの功績です。厳格なロマネスク期の修道会シトー会の聖ベルナールは色彩を認めず、シュジェの論争相手でした。参考:徳井淑子『色で読む中世ヨーロッパ』講談社、2006年。」

 いきなりタイトルの書き方の指摘があるとは思わなかったが、確かに「タイトル欄にはタイトルと問いの両方を書くよう」指示がある。今後気をつけますデス。「学術文章では体言止めは回避して主語+述語からなる完全文を書くように」とうい指摘も、気をつけているつもりなんだけど、つい使っちゃった感じ、頑張ります。。体言止めの文章、割と好きだけど、回避しなければならないということですね。
 細かい部分の指摘はないけれど「A」評価ということは概ね良しといいうことなんでしょう。西洋美術史1的な講評ならもっと嬉しいのですが…
 シトー会の聖ベルナールとシュジェの論争は興味ありです。時間があったら読んでみよう。ということで、次に進みます。

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