結果がまだ出ない。2013/03/07 21:47

グラフィックスデザイン基礎Ⅱの結果が出ない。提出したのが2月5日だから、すでに一ヶ月すぎているのに。まあ、期末だから先生も忙しいのだろうが、それにしても結果が出ないことには、自分自身の今年度の総括もできない。何となくケリがつけられなくて落ち着かないのだ。よもや単位が取れないことはないと思うが、再々提出までして仕上げた作品だけに評価もきになるし…。

早めに履修登録をして来季に備えたいと思いつつ、結果を待っている日々です。結果が出ないことには、つかの間の春休み気分も味わえない。

ぼちぼち印刷文化論など2013/03/09 21:50

印刷文化論資料
 少し春休み気分になりたいところだが、単位が最終確定していない状態が続いている。もっとも確定しようがしまいが、今年度は予定どおりに進まず、三年生にはなれないが、新年度はスタートダッシュをかけようと、ぼちぼち進めていた印刷文化論の課題3のまとめに取り組んでいる。
「近代文明のあり方と印刷j物のかかわりについて考察て記しなさい」というお題だが、「この課題で問われているテーマは、教科書の中でも重要な位置を占めています。したがってまず教科書を読むこと。またこのテーマに関しては数多くの論議が満ちているので、他の文献も参考にしながら論考してください」との注釈付き。教科書を読んで内容は理解するが、近代文明のあり方ってなに??という感じ。
 印刷が、ヨーロッパ近代文明を押し進め、ヨーロッパ文明が世界制覇を果たした的なことは、課題1で書いたので、多分ここから視点をずらさなければいけないのだろう。参考資料もいろいろ仕入れました。「印刷革命」E・アイゼンスタイン著 みすず書房1987、「近代ヨーロッパの言語と社会」P・バーク著、「声の文化と文字の文化」 W・J・オング著 藤原書店2011、それと課題1でも活躍した「印刷よもやま話」吉島重朝著 財団法人印刷朝暘会2008。これがまた中古本でもけっこう値が張る。まあ、後々のレポートにも役立ちそうだし、印刷文化論そのものが面白いので、奮発してアマゾン経由で仕入れた。

 で、試行錯誤の結果、ヨーロッパ文明が世界制覇を果たした要因と印刷物とのかかわりを調べることことにした。「印刷物つまり書物が一般市民に波及して、知識の相乗効果を生み、その結果、宗教改革や技術革新などを押し進めた」という視点だ。ここから見るとヨーロッパがなぜ中世から近代に向けて急速に変化していったかが見えてきそうな気がするが…。

卒展を見に行った。2013/03/10 21:41

卒展
 9日の土曜日から12日までの予定で、通信教育課程の卒業制作展が開催されている。場所は鷹の台の本校。授業が鷹の台の時は、娘の住む大宮から行ったりしているので、2時間程度で着くが、那須塩原の我が家から片道3時間かかる。どうしようか迷ったが、都内に用事もあったので出かけることにした。
 気温が高いものの風が強く、土ぼこりの舞う玉川上水沿いの道を歩いて、本校に着いたのは11時半近くだった。デザイン情報学科の展示は正面右手の9号館地下1階。美大の卒業制作展など初めてだから、恐る恐る階段を下りる。薄暗い館内に手前が工芸工業デザイン学科、その奥がデザイン情報学科コミュニケーションデザインコースの展示ブースだ。コミュデの展示は19ブース。つまり今年度の卒業生が19人ということだ。平成24年12月末現在のコミュデの在籍者は486人、四年生は117人だからその率16%。

 作品の中身や評価はともかくそれぞれの集大成。それぞれの思いを込めた作品が並ぶ。どの作品もよくぞここまでまとめきったなと感動してしまう。情報の量が半端じゃない、まとめや調査、取材にどれだけの時間を費やしたんだろう。少なくとも、通り一遍のアイデアや小手先のテクニックではなし得ない、クリエィティブへの思いと膨大な時間を費やした作品ばかりだ。お疲れ様です!みんな凄いです。

 こんなこと自分が出来るのだろうかという不安感も感じたりしながら会場を後にした。プロの領域で仕事をしていると、やれターゲットだ、やれクライアントの意向だ、やれ調査結果だ、やれ予算だなどなど…自分の思いなど入れる隙間もないほどに、様々な表現の制約が出てくる。学生じゃなきゃこんなことはできない。これが学生をやるということなのだと、改めて感じた。来期は学生らしく、自分の気持ちを乗せた作品を目指そうと決意を新たにした。卒業まで先は長いけどね。

やっと確定!2013/03/12 17:16

 WEBキャンパスをのぞいたら、待っていたグラフックデザイン基礎Ⅱの結果が出ていた。80点!作品が返却されていないのでどのような講評内容かはわからないが、とりあえずホッとしました。課題Ⅰが凡ミスの78点だったが、スクーリングの点数で平均80点を上回り、なんとか優にて4単位ゲットです。
 
 これで今年度の成績が確定、獲得単位数は以下の18単位でした。

○造形文化科目(5単位)
  ・コミュニケーション論 →2単位
  ・デザイン史      →2単位
  ・デザインマネージメント→残り3課題未提出
  ・情報職業論      →1単位
  ・印刷文化論      →残り2課題未提出
  ・心理学        →課題未提出
○造形総合科目(13単位)
  ・造形基礎Ⅳ      →2単位
  ・イラストレーション  →課題未提出
  ・絵本         →S終了→課題未提出
  ・デザインⅠ      →S未受講
  ・編集デザイン     →2単位
  ・コンピュータグラフィックス→2単位
  ・マルチメディア基礎  →3単位
  ・図法製図       →課題未提出
  ・映像メディア表現Ⅰ  →課題未提出
  ・デッサンⅠ      →課題未提出、S未受講
  ・グラフィックデザイン基礎Ⅱ→4単位

 昨年度の28単位と今年度の18単位で、獲得総単位数は46単位となった。専門課程(3年次)進級のための62単位には16単位足りなかった。今年度の反省は、改めてするとして、とりあえずお疲れさまでしたと、自分にいっておこう。

ビジュアルオピニオン講評2013/03/15 23:09

 グラフィックデザイン基礎Ⅱの課題2、ビジュアルオピニオンが戻ってきた。再々提出を乗り切ってがんばった甲斐あって、うれしい結果になった。

 ということで、今年度最後の講評です。
「すがPAPAさんこんにちは。採点が終了致しました。作品の3点が参考作品となりましたので 大学の方で保管させて頂きます。
 さて、ビジュアルオピニオン課題の方はいかがでしょうか?人に伝える難しさを実感して頂き、また伝えるためのコツを掴んで頂ければ幸いです。
 ビジュアルのみで相手に自分の意見を伝えることは簡単ではありません 。言葉と言葉のコミュニケーションでも「誤解」が生じてしまうのが現実である中、「言葉抜き、ビジュアルのみ」という条件にてパーフェクトにコミュニケーションを図るという試みは、とても難しいことであり、どうしても突破出来ない壁も存在します。だからこそ、自分勝手な表現はひとまず抑えて、まずは自分がコミュニケーションを取ろうと思っている相手への理解を 第一とし、伝える相手が持つであろう価値観の想像が必要となるわけです 。コミュニケーションを行う相手は「人間」です。犬や猫ではありません。人間には普遍的な共通の情報、共通の価値観や共通の認識が存在 います。そのような「人間共通のことば」がどこにあるか、何であるかを探し出し、それを上手にコントロールしていく事に「ビジュアルオピニオン課題」の意味があります。

( 写真をクリックすると拡大表示します)
■作品1 エネルギー問題に対する意見

エネルギー問題に対する意見
 明快で迫力のある作品に仕上がりました。非常に秀作 です。

■作品2 沖縄・基地問題に対する意見

沖縄・基地問題に対する意見
 アイデア、見せ方優れた秀作になりました。最初から追いかけていたテーマが まとまったと思います。着眼点もユニークで、他の講師からの評価も高い作品となりました。

■作品3 砂漠化に対する意見

砂漠化に対する意見
 こちらも秀作です。取り返しのつかない恐ろしさが良く伝わってきます。

 この課題をきっかけに、考えてみるべきテーマはたくさんあると思います。是非、今後の課題でもがんばっていただき、スキルも当然ですが、総合的な力を手に入れていただきたいと切に願います。
今回は、どうもおつかれさまでした。」

 講評はF井先生。心温まる、なんとも励みになる講評を頂きました。時には再々提出までするのはちょっとな〜 と不満に思っていましたが、グラ基礎1のスクーリング時同様、F井先生に引っ張り上げてもらったような気がします。これで、二度目の二年生もがんばって取り組んでいけるような気がします。ありがとうございました。
ちなみに、作品1が80点、作品2が82点、作品3が80点、平均80点で、「優」という採点結果でした。