ぼちぼち印刷文化論など2013/03/09 21:50

印刷文化論資料
 少し春休み気分になりたいところだが、単位が最終確定していない状態が続いている。もっとも確定しようがしまいが、今年度は予定どおりに進まず、三年生にはなれないが、新年度はスタートダッシュをかけようと、ぼちぼち進めていた印刷文化論の課題3のまとめに取り組んでいる。
「近代文明のあり方と印刷j物のかかわりについて考察て記しなさい」というお題だが、「この課題で問われているテーマは、教科書の中でも重要な位置を占めています。したがってまず教科書を読むこと。またこのテーマに関しては数多くの論議が満ちているので、他の文献も参考にしながら論考してください」との注釈付き。教科書を読んで内容は理解するが、近代文明のあり方ってなに??という感じ。
 印刷が、ヨーロッパ近代文明を押し進め、ヨーロッパ文明が世界制覇を果たした的なことは、課題1で書いたので、多分ここから視点をずらさなければいけないのだろう。参考資料もいろいろ仕入れました。「印刷革命」E・アイゼンスタイン著 みすず書房1987、「近代ヨーロッパの言語と社会」P・バーク著、「声の文化と文字の文化」 W・J・オング著 藤原書店2011、それと課題1でも活躍した「印刷よもやま話」吉島重朝著 財団法人印刷朝暘会2008。これがまた中古本でもけっこう値が張る。まあ、後々のレポートにも役立ちそうだし、印刷文化論そのものが面白いので、奮発してアマゾン経由で仕入れた。

 で、試行錯誤の結果、ヨーロッパ文明が世界制覇を果たした要因と印刷物とのかかわりを調べることことにした。「印刷物つまり書物が一般市民に波及して、知識の相乗効果を生み、その結果、宗教改革や技術革新などを押し進めた」という視点だ。ここから見るとヨーロッパがなぜ中世から近代に向けて急速に変化していったかが見えてきそうな気がするが…。

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