デザインⅠの結果 ― 2013/12/20 23:45
忘年会四連チャンで疲れが溜まっている。12月初旬、中旬は、スクーリングがあったので、忘年会を避けていたが、そのしわ寄せで一週間に5回というハードスケジュールになってしまった。まあ、勉強も大切だが、クライアントとの懇親やプライベートな付き合いも大切ということで、頑張るしかない。
デザインⅠの結果が出た。予想通りの80点合格。スクーリングの課題作品を改めて見ると、要素を盛り込み過ぎで、シンプルさとインパクトにかける。それなりにまとまっていると思うが、指摘をアドバイスと捉えて、同じエレメントを使いメインビジュアルにインパクトを持たせたバージョンを作って見た。これならもっと評価は上がったろうか?

▲キーアイテムの焚き火を大きくしたポスターの習作
なにはともあれ、これで2単位GET!合計63単位となって、三年生進級の条件が揃った。さっそく専門課程への進級願いを送った。進級判定があり、合格なら進級できる。よもや不合格ということはないだろう。三年進級に3年かかったことになるが単位はギリギリ。今年度見込める単位は、デザインⅡの2単位とデザインマネージメントの4単位。デザインⅡのWEB制作は90%出来ているので問題ないとして、デザインマネージメントの第4課題は、まったく手をつけていないが、そこまではなんとかなりそうだ。それでも69単位。専門課程に進むとさらにハードルが高くなるから、卒業までにはさらに3年かかりそうな気配。
まあ、焦らずぼちぼち行きましょう。
デザインⅠ後半、最終日 ― 2013/12/15 20:05
▲提出した焚き火cafeのポスター
A3のプリントをA2のケント紙に貼ってから、受講生各自が、作品を説明して、講評をもらう。僕は3番目。ひと通り説明して、O先生からは、「理論的に考えられているとか、カラーリングも計算されている。ただ、焚き火をもっと印象的に強く扱った方が良かった」と、どちらかといえばプラスのコメントをいたがいた。しかし、Y先生には痛いところをつかれた。「ずいぶん早く出来上がったようだが、その作品で満足してますか?地名を外したら、どこでも使える。デザインとしては完成しているが、もっと突っ込んで(企画コンセプトを捉えた上で)地域ならではの特徴をどう表現するかが必要。今後の課題にして取り組んでください。」というコメントをもらった。

▲デジタルだけの講評風景
確かにおっしゃる通りなのだ。仕上げにこだわるあまり、あまりアイデアの幅を広げず、結果的に初案の完成度を高める方向になってしまった。仕事では、新しい切り口を探せとか、コンセプトがスピーディーに伝わる工夫をしろとか、既成のイメージにとらわれるなとか言っているにもかかわらず、自分でデザインをすると、どうしてこうも臆病になってしまうのだろう。大学の授業なんだから失敗しても全然OKだし、もっと遊んじゃってもいいわけだし、何を恐れているのだろう。…相変わらず、手堅くまとめている自分がいることを、改めて知らされる結果となった。
午後からは、全体の講評と手書き制作組の講評が、1階の前提講義が行われた部屋で行われた。壁には参考作品に選ばれた4点の作品が並べられ、残りは円形に並べられていた。参作を見て感じたのは上手い下手は別として伝えようとする表現のインパクト。4点のうち3点が手書き。デジタルでは表現できない凄さを目の当たりにした。いっけん放任主義的なスクーリングの目的がここで始めて理解できた。結果を出すのは自分、考えて考えて考え抜けば、そこに道は開かれるというか、自ずと結果は付いてくるということだ。
仕事じゃないんだから、もっと自由に、もっと大胆かつ繊細にデザインに取り組まなければ、学んでる意味がない。いつも感じることは、みんなの自由な発想や自由な表現。荒削りだがなるほどと感心させられるものが多く、気づかされることばかりだ。この壁を乗り越えたい(涙)と、痛切に感じるスクーリングだった。
デザインⅠスク後半2 ― 2013/12/14 21:33
朝6時前起床。外はまだ真っ暗。よく見ると雪がうっすら積もっている。昨日と同じ新幹線。朝、このブログを見ているというKさんから、自費出版の絵本をいただいた。スクーリングでブログを見ている人から声をかけてもらうのは嬉しい。いつも「励みになります」と言われるが、こちらこそ大いに励みになる。
今日はポスターのデジタルデータを提出する日。学校でのプリントは普通のA3サイズなので白いフチが出てしまう。A3
ノビで出力をして断ち切り仕上げにしたい。断ち切りにこだわると出力サービスを利用するしかないが、吉祥寺にはない。いちばん近いところで新宿南口のキンコーズだ。
昨日の課題は、いかに焚き火のビジュアルを強調するか。最初は、焚き火のイラスト自体を大きくして見たが、あまりバランスが良くない。最初のイメージを大切にしようという意図もあり、焚き火イラストに白フチをつけて、火の赤が印象的に
目に飛び込むようにした。さらに煙を透明度30%で貼り付け焚き火感を強調。最後に細かいレイアウト調整をして完成とした。
出力用のPDFにするために、Illustratorデータは画像を埋め込んだ上で文字はアウトライン化する。しかし、なぜか貼り付けたイラスト画像に白い線が出る。ちょっと悩んでいると、となりで作業をしていたSさんから、JPEGにしたらとナイスアドバイス。IllustratorからJPEGに書き出し、一枚画像にしてから、Photoshopで開いてPDFにした。データがまとまったところで途中退席、新宿南口のキンコーズまでダッシュ。しかしllustratorのバージョンははCS5で元データは使えなかった。PDをF作っていなかったら無駄足になるところだった。

▲新宿南口、新宿サザンテラスの2階のキンコーズ

▲A3ノビ2枚とPC使用料で512円。
明日、これを断ち切りにして台紙に貼れば提出物は完成する。それでもいちおう4時過ぎにPDFデータを提出、学校側の出力と色を比べて良い方を提出するつもり。それにしても、かなり時間がかなり余っちゃいました。
デザインⅠスク後半1 ― 2013/12/13 21:23
先週と同じ6時35分の新幹線に乗って、吉祥寺校へ向かう。9時過ぎに出席確認をして、静かにデザインⅠの後半が始まった。何かあったら聞いてちょうだい的スタンスで、改めての制作についての説明は無い。
デザイン作業に追われてドタバタになるのが嫌だったので、ラフスケッチにもとずいて、ロゴタイプとイラストのパーツをある程度用意して、スクーリングに望んだ。実際のデザインに取りかかる前に、ポスターに入れる情報の整理。イベントのタイトル、実施日時、内容、その他を、Wordに打ち込みつつ、キャッチコピー、ボディコピーを考える。ポスターはビジュアルも重要だが、魅力的なキャッチコピーは欠かせない。企画書の公表時にカザマ先生から、焚き火だけのアピールではなく、焚き火の必然性が伝わるほいが良い的な指摘があったので、それをキャッチコピーに込めた。流行語大賞をパクって、
「新緑と、焼きマシュマロで、お・も・て・な・し」。
まあ、焼きマシュマロとくれば焚き火だし、わかりやすいのがいいかと。キャッチが決まったところでレイアウトに入る。イベントのテーマは「焚き火を囲む、新緑のオープンガーデンだから、背景色は新緑を思わせる明るいグリーンにした。中央付近に焚き火cafeのロゴを白抜きで配置。その上に、焚き火とコーヒーを置いたテーブルと木々の緑を配置。ロゴの下には、ボディコピーと案内地図。開催日のアイコンを入れて基本のレイアウトはほぼ完成。新緑の中の個人の庭を巡ることとがイメージできるように、背景に建物のイラストと、木々をくどくならないように配した。これで第一案はザックリ完成。というところで、昼休みになった。
ランチは、先週見つけたカフェ「プラナス」でメキシカンタコライス。本格的なコーヒー付きで800円。今回のスクーリングでは昼休み中に教室に鍵を掛けられてしまうので、時間まで他の場所で過ごさなければならない。外は少々寒いし、3号館の一回はうるさく落ち着けない。ということでコーヒー付きランチは重宝した。郵便局を右に曲がり2本目を右に曲がって、バス通りに出たら真向かい。パスタやピッツァ、チキンなどもある。ちょっと味付けが濃いけど…。

▲初案の春バージョンと秋バージョン
午後からは初案の秋の紅葉バージョンを作って、とりあえず完成させてから、デザイン全体の見直し作業。ラフスケッチとは少し違うレイアウトにした。しかし、新緑の別荘地の雰囲気は出ているが、情報を整理しすぎて具体的な内容が伝わらない。で、元のラフをベースにしたレイアウトに変更して、情報量を増やした案を作った。それでもまだ時間がたっぷり過ぎるぐらいあるから、これの秋バージョンも制作。これが完成した16時30分、というタイミングで、オガサワラ先生。「悪くはないけど、もう少し焚き火をメインにしたら」とのアドバイス。確かに、タイトルロゴを大きく扱うことで、強調したつもりだったが、ビジュアル的に少し弱いか…というところで本日は終了。

▲情報量を増やした案のモノクロ出力
デザインⅠスク前半最終日 ― 2013/12/08 13:00
最終日。8時45分、学校到着。企画書の誤字を修正をして最終のプリント。その後、ポスターのラフスケッチを制作した。これで提出でももいいのだが、さすがに10時30分じゃ早過ぎる。もう一度企画書を見直して、企画諸段階でもよりわかり易く読みやすくブラッシュアップすることにした。キャッチフレーズを追加したり、あえてホワイトスペースをとったりしなどして、より内容が伝わりやすくして完成。11時30分、誤字脱字がないか最終チェックをして提出した。

▲デザインのラフスケッチ
少し時間
があったので中座しても構わないか確認したら、14時の講評までに戻れば良いとのこと。時間が出来たので、伸びすぎて気になっていた髪の毛をカットすることにして、美大通りの入り口ある床屋に出かけた。ウィークディは床屋に行けないので(来週もスクーリングだし)、いつになったら髪を切れるのだろうと思っていたから助かった。
頭もさっぱりしたところで講評です。会場は2号館4階。4本の企画書が選ばれ、プロジェクターで大写しにしてプレゼンテーション。うれしいことに僕の企画書も選ばれて内容説明をしたが、企画的には「焚き火cafe」というキーワードが刺さったみたい。それとレイアウトかな。見え方も内容もプレゼン相手を意識してまとめたので、それが評価されたようだった。
それはともかく、他の3本の企画が実に良かった。一つは、生徒が高齢化して行く絵画塾で、若い生徒集めも兼ねたクリスマスイベントをしようというもの。現状の問題を問いかけながら説得するという、オーソドックスな企画書らしからぬアプローチが新鮮だった。二つ目は、別所温泉の活性化を目的に、修学旅行の思い出として誰もが持っているまくら投げイベントで婚活しようという企画。これは全て手書きで、説明も含めて本人の楽しさが伝わってきた。それと、もう一本は、「6013km離れたカレー」というタイトルの企画。これは、なぜ葛西(東京)にインド人が多いかにはじまり、インド人と地元民の交流を深めるため、子供たちにカレーを作ってもらって、みんなで食べようというもの。食を共にすることはコミュニケーション効果が高いという理論にもとずいたオーソドックスな企画で、地元に対する問題意識が印象的だった。 いずれも、企画の細部まで考えられていて、それぞれの思いを感じられる企画だった。
僕の企画は、過疎化する元別荘地を活性化するために、地域住民から参加者を募って、焚き火をキーアイテムにしたオープンガーデン的なものを開こうというイベント。自然あふれるこの地域に関心を持ってもらい、少しでも住民が増えてくれるきっかけに
したい。それと同時に、普段コミュニケーションのない住民同士の交流も深めようというもの。それなりに地元の活性を考えてリアルに作ったつもりだが、他の三本に比較すると、もう少し楽しんで突っ込んで企画するべきだったんじゃないかと、ちょっと反省。
その後は、媒体制作の講義。半分以上はデザインとは余り関わりのない人たちだから、内容は、ごく初歩的なもの。でも、改めて整理して説明されると、普段当たり前のように行っていることが新鮮に感じたりもする。
その中で印象に残った言葉…
「デザインは人のために、アートは自分のために」
「頭で作ってから、手で作る」
デザイナーの基本です!
さて、来週はいよいよポスターのデザイン。どこまで楽しく作れるか、プロの目でまとめるのだけは避けようと思っている。
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