陶磁基礎実習Ⅰ、1日目2016/08/16 22:01

 今日から6日間連続、鷹の台の本校でで陶磁工芸実習のスクーリングだ。いつもなら夏季のスクーリングは遠いしきついので取らなかったが、卒業単位もあるし、工芸Ⅰで益子焼きを取材し、工芸論では古伊万里と浜田庄二でレポートをまとめた。そんな流れもあって、夏場の長丁場だが陶磁工芸実習を履修することにした15年ほど前に2、3回陶芸教室に通ったくらいでほぼビギナー。すでに履修した学生からは、「自分のペースでできるし楽しいよ」と聞いていたが、始まるまでは少々不安もある。

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   ▲オリエンテーション風景
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   ▲10キロの信楽粗め粘土(仕上がりは白っぽくなる) 

 教室は出来たばかりの14号館、28名の履修生が参加した。専任教員は西川教授、講師は武田先生。9時過ぎ、点呼をとって授業開始。西川教授は冒頭の挨拶を終えて姿を消す。実質的な指導は武田先生だ。実習のテーマは「道具立てのデザイン制作」。道具立てといっても箱や道具置きでも良い。簡単なものならペン立てや筆立て筆置きなどだ。オリエンテーションが終わり、土練りの実習。実演指導を受けて、10Kgの粘土(材料費3000円)をもらう。それを半分5kgにしてまず荒練り、粘土を揉みほぐして組織を均一にする作業だ。仕上げの菊練りはさらに粘土均質させ粘土内の空気を抜く作業だ。なれないせいもあって汗だくだく。女性は3kgでも良いとの指示。それでも大変だ。菊練りは蕎麦を捏ねるためのテクニックでもあるが、粘土は固く柔軟性がないのでうまくできなかった。

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   ▲ けっこう力を使う土練り。

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   ▲ 道具立てのデザイン、アイデアスケッチ。

 午前中は、土練をしながら、道具立てのアイデアスケッチを考え、昼休みをはさんで、参加者全員のデザイン発表、武田先生から簡単なアドバイスをもらう。その後、武田先生による実技指導。手びねり、紐づくり、タタラづくり(板作り)を実演、さすがに手慣れている。あっという間に容器の形が出来上がる。ビギナーじゃそう簡単にはいかなタタラづくりの中でも、少し硬い粘土板を作って組み立てるタイプのものは、翌日のためにタタラを作っておくが、僕は中くらいの固さの板が欲しかったので、この日は手をつけずに、17時30分定刻に授業を終えた。

 力いっぱい土練りをやったせいで、両肩が痛い。「道具立てのデザイン制作」とはいうもののどのような展開になるか、まだ検討がつかない、

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