陶磁工芸実習Ⅰ、2日目2016/08/17 22:53

 昨日から、さいたまの隠れ家での自炊生活、那須塩原より近いとが家ドアツウドアで2時間かかる。6日間の長丁場なので体力を消耗しないように、国分寺北口からバスで本校へ向かうことにした。20〜25分の時間だがクーラーも効いて快適だ。

 スクーリング2日目、朝教室に入ってすぐにタタラづくりの粘土板を作る。点呼の後、9時30分から生ざまな装飾法の実習。今回は絵付けはしないので、表面を加工する装飾法がメインだ。表面を引っかいたり、何かで押したり、半乾きの状態で削ったり、穴を開けたり、などなど…比較的手軽な装飾法を実演を交えてレクチャーしてもらう。

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   ▲タタラづくりの準備。木板を厚みのガイドにして、
    ワイヤーでスライスすると簡単に粘土板ができる。

 ここから、自分の作品の制作にとりかかる。僕が課題のテーマにそって考えたのは、おたまと菜箸を立てるもの。普通のおたまたてはててる方向が決まっていて少し使いにくい。少し乱暴におたまを扱っても立てられるカップ型のデザインを考えた。成形法はタタラづくり。一案は円柱にひれをつけたようなスタイリッシュなデザイン、内側に菜箸たての仕切りをつける。もう一案は大小の円筒繋いだもの、大きな円筒はおたま用、小さな円筒は菜箸用だ。円柱の芯に粘土板を巻いて形を整えてから底板をはめ込む。細かの作業は、てろくろを回しながら少しずつおこなう。細かい作業でわからないとことは、即助手さんに聞いて確認。壊れないように恐る恐る仕上げていった。

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陶磁2-2

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 とりあえず課題はイメージ通りに完成させたが…まさかこれでおしまいってことではないだろう。初日に「いろいろ作っても良いし、じっくり一つを作り込んでも良い」とのことだったし、粘土だって1kgも使っていない。明日は何を作ろうかな。