陶磁工芸実習Ⅰ、5日目2016/08/20 21:48

 低気圧接近中!台風の影響もあって朝から雨模様。国分寺北口から西武のバス停まで少し歩くので、土砂降りの雨は勘弁して欲しいと思っていたら、いいタイミングで雨が上がった。さて、残すところあと二日、栄養ドリンクを飲んで頑張ろう。
 スクーリング5日目、今日も朝から制作実習。2日目に作ったオタマ立ての仕上げ作業から始めた。かなり乾いて白くなったオタマたての表面や角を剣先やヘラを使って滑らかしてゆく。前日までかなり硬くて壊れそうになかったので、壊れることなど気にしないでガシガシやっていたら…なんということでしょう!うっかり力を入れ過ぎて、穴のあいた部分を割ってしまったのだ。緊急事態発生!さっそく先生を呼んで修復を依頼。ここまで乾燥が進むと接着することが難しいとのことだが、壊れた断面に水をつけて少し柔らかくしてから断面をなじませドベをつけてつなぐ方法で、なんとか修復をしてもらった。しかし、傷を完全に消すことはでいないし、とりあえずつながっている状態だ。乾燥が進んで白っぽくなると、粘土がもろくなって壊れやすいそうだ。それならそうと早くいってくれればもう少し気をつけたのに…

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 気を取り直して、紐作りの大物に取り組む。粘土がずいぶん硬くなってきたので水分を加えて、初日の硬さまで練り直す。とりあえず作るのは直径15cmほどのツボ、それを加工してブタの蚊遣りにしようという目論見。粘土を柔らかくしたおかげで作業が早い。高さ17センチほどのツボが出来上がった。その高台部分を底ごとくりぬき基本形が完成。

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 乾燥の頃合いを見てカキベラで成形、耳と尻尾をつけ、目の穴を開けた。制作実習は最終日の午前中まである。脚つけと細かい仕上げは明日やればいいので本日の作業はこれにて終了とした。

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 つい先ほどまでの土砂降り雨もタイミングよく上がってくれた。紫色の夕暮れの空を見上げながら、5時44分のバスに乗って帰途につく。

陶磁工芸実習Ⅰ、4日目2016/08/20 22:37

 これまでのスクは夏休み期間を避けていたこともあって、連続3日間が最長だったが、今回は6日間、休みが欲し〜いデス。と、愚痴をいっても授業は続く。真夏の青空の下、老体に鞭打って今日も学校へ向かう。

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 スクーリング4日目は引き続き制作実習、特に技術的なレクチャーはなく、ひたすら粘土遊びの1日だ。まず、作りかけのビアマグ風ペンたての仕上げ。適度に乾燥したボディをカキベラで削って形を整えてゆく。ビアマグはボディラインがポイントだから慎重に削り出す。できるだけ薄くしたいので内側も削る。綺麗にボディシェイプが整ってら次は表面加飾。装飾は細かい横の筋目を全体に入れた。それだけではつまらないので、なんとなくキャラクター性をつけるために鼻のようにも見える球体をくっつけた。オリジナリティが出てけっこう気に入ったデザインになった。

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午後からは小さな小物入れを作る。ビアマグ風ペンたてが、なんとなくキャラクター性を持たせたのに対して、もっと具体的なキャラクターにしようと、いろいろ考えた結果、ブタに見立てることにした。なぜブタかっていうと、丸いフォルムにマッチするし、ウサギや犬や馬などを作っている受講生がいたので、被らないキャラとしてブタさんにした次第。ビアマグと同じく紐作り。小ぶりな分だけ紐を積む数も少ないので、サクサク作っていける。
本日は、以上の2点おの成形を完成させて終了とした。