工業技術概論3の結果 ― 2016/05/02 07:10
何かと忙しくて学習が進まない中、いつの間にか5月になってしまった。4月始めに提出した工業技術概論の課題3が戻って来た。実際に存在する自動車とプラモデルを比較・考察する課題だったが、採点はB。ちょっとだけ残念な結果だった。

以下、講評。K藤先生。
すがPAPAさん、十分な内容で、写真や図面も見やすく綺麗でよくまとまっています。
設問1:
実車を正確にスケールダウンすると一般的に貧弱な印象になるので、昔から実車感を高めるため、縦横の比率を変える、彫りを深くする、車高を下げるなどのディフォルメうぃしてきました。最近でも程度の差はあれ実車感を高める工夫をしていると思われます。今回のモデルではプロポーションの違いはないものの、プレスラインの強調などに気づいたことは重要です。
ヘッドラインの形状については、プラモデルメーカーがミスする可能性は低いので(詳しくは不明ですが)、金型や部品強度、組立性から探ってみるのも必要でしょう。ボディーの成形は広い面積があったり細い窓枠があったり、アンダーカットが多かったりで難しいため、その中で尖った部分の強度や金型構造に無理が生じない形状にディフォルメした可能性があるかどうかを考えて見ることが必要です。 タイヤに関しては、金型が高価であることや部品在庫管理などの都合から、流用してコストダウンをしているかもしれません(これも一台だけでは判断しかねますが)。
設問2:
自動車の新素材についてよく調べています。プラモデルはほぼすべてがポリスチレンの射出成形であるが故の工夫もわかったと思います。塗装が前提とはいえ塗装せずに組み上げることが多いボディーは光沢仕上げ、内装などは梨地や革のテクスチャー(シボ加工といいます)をつけているわけです。
実車との違いを調べる子tで材料についても再認識することができたでしょう。次の課題も期待しています。
B評価だったポイントは、「尖った部分の強度や金型構造に無理が生じない形状にディフォルメした可能性があるかどうか」をレポートにしっかり盛り込まなかったからだろう。プラモデルはデフォルメされているのが前提だから、もっとシビアにデフォルメ部分を探らなければいけなかったのだ。実車を所有していないため、何度も大型スーパーに駐車場へ行ったりしたが、じっくり比較できなかったのが結果に現れたかな。
イメ編Ⅱスク初日です ― 2016/05/06 22:47
今年度最初のスクーリングは、イメージ編集Ⅱ。朝5時起床。那須塩原発6時43分の新幹線で吉祥寺に向かう。天気は下り坂、午後から雨になる予報。
3号館2階で前提講義、ビデオによる映像表現の実習なので、通学課程の映像を教えている先生方が授業を受け持ってくれる。映像とは何かを、さまざまな映画のシーンとともに映像編集のテクニック的なことも交えての講義だ。その後、6日間行動を共にするグループ分け。受講者は13名、4年生の必修事業ともなると知っている顔も多くなってくる。僕のグループは3人、マル表の時に一緒だったOさんと関西から来たMさん。
午後からビデオカメラなど機材の説明を受けて、実際の映像制作に入る。課題1は「キャッチボールを15秒の映像にまとめなさい」というもの。「ボールのやりとりされる行為を自然にわかりやすく理解できるよう作品を作る」ということで、前提講義で紹介があった、ケビン・コスナー主演のフィールド・オブ・ドリームスが参考になる。自分が監督になりカメラを回す、その他のメンバーは演者になる。作者は演者になってはいけないルールだ。そのほかの細かいルールは、5カット以内で、セリフや効果音は入れない。ボールも支給されたものを使う。

さあ、撮影だ!と思ったら雨。屋外で撮影をしたかったが、やむなく室内撮影。いろいろ撮影場所を探したが、たまたま3階の一室が空いているということで、僕らのグループはそこでカメラを回すことにした。なんとなく出来上がりのイメージを想像しながら、キャッチボールしているカットをいろいろなアングルで撮った。そのほかにボールを拾うカットや、ボールの弾むカットなどを収録。監督と演者、立場を変えながら、グループ全員の必要と思われるカットをとりあえず収めた。

そして、Adobe Premiere Proで編集作業。ムービーも初めてだし、使うアプリケーションも初めてなので、かなり手間取ったが、素材を読み込んでざっくりと編集をした。編集しだすと結構面白い。問題はカットをうまくつなげるか、それが説得力のある表現になっているかだが、絵コンテをがっちり作っての撮影ではないので限度もある。少しでも良いものをと思うと再撮は必至。課題1の提出は翌日の14時だから、明日の午前中に再撮と編集を終わらさなければならない。今日と同じ洋服を、それぞれ着てくることを確認して、初日は無事終了した。
イメ編Ⅱスク2日目 ― 2016/05/07 23:17
イメージ編集Ⅱスクーリング2日目。初日と打って変わって良い天気だ。土曜日とあって、吉祥寺に向かう電車も空いていてなんとなくのんびりした空気が流れている。世間はのんびりしていても、こちらはのんびりしていられない。教室に入ってすぐにPCを立ち上げる。一応形にしなければ、その後の修正点も見つけられないので、とにかくまとめる作業。12時ごろまでにグループ全員の編集作業を終わらせて作戦会議だ。それぞれの作品を見ながら、意見を出し合う。そして前日の編集作業で足りないカットや追加したいカットを撮影、それらの素材をPCに取り込んで最終の編集作業、昼休みの終わりになんとか課題1の作品が出来上がった。

Premiere Proは、映像にさまざまな効果をつけられるので、いろいろな表現ができる。しかし、あまり効果を追っても、付け焼き刃の撮影&編集では、絶対に使いこなせない。まずは初心者らしく撮影カットを上手くつなぐことだけを考えた。もちろんストーリィー性も盛り込んだ上でだ。15分で昼飯を済ませ、13時45分から午後の授業。出来上がった15秒のムービーに提出用のタイトルをくっつけて書き出す作業だが、説明少し早くてついていけない。自分のモニターでクリック場所を探しているうちに次に進んでしまう。もう初心者丸出しで、隣のOさんにしつこく聞きながら、なんとか書き出し完了。SDカードにコピーして提出した。
その後の課題2は、アニメーション映像へのアプローチ…使用アプリケーションはAdobe After Effects。「図形を動かし、質感、量感を与える」ということで●(黒丸)を2個使って、アニメーションを作る。背景色は白、丸は黒のみ。秒数の制限はない。キャッチポールの次に丸とくれば、やっぱりボールのようなものを考えつく。ただ重さや質によって動きは変わってくる。ゴムボールならポンポン弾む動きが必要だし、大きな鉄の玉なら動きは鈍い。ふたつの●をどのように組み合わせて何を表現するかがポイント。ただ弾むボールを描いても驚きはない。なにかいいアイデアを考えなければ…それにしても、●の移動時間とサイズをコントロールすることでさまざまな質感が表現できるから不思議だ。確かに「時間をデザイン」しているということが実感できる。After Effectsも初めて触るアプリケーションだが、Premiere Proと同様、いじり始めると面白くなってくる。昔はアニメーションといえばFlashだったが、いまはAfter Effectsが主流らしい。操作するだけで精一杯ではあるが、とにかく頑張るしかない。2日目にて疲労困憊です。
イメ編Ⅱスク3日目 ― 2016/05/08 22:19
イメージ編集Ⅱスクーリング三日目、前半の最終日だ。Adobe After Effectsを使ったアニメーション制作の続き。昨日からいろいろ考えていたためだろうかお酒を飲んで寝たにもかかわらず、眠りが浅く4時50分には目が覚めてしまった。うだうだ布団の中にいてもしょうがないので、コピーしてきたデータをPCに読み込ませて、途中まで作ったアニメーションを見ながら、アイデアを考えた。前日は、ボールがの弾みがだんだん小さくなって止まるまでと、壁に当たってコンコンと跳ね返るラケットボールのようなものを組み合わせようと考えていたが、ただそれだけでは、映像的なオチもなくつまらない。なにか工夫しなければ…
でも今日はノンビリしていられない。授業が終わったらそのまま那須の自宅に帰らなければいけないので、忘れ物がないように身の回りの整理と洗濯をしてから部屋を出た。朝食は吉祥寺に着いてから、駅にあるタリーズでコーヒーとパンで済ませた。疲労がピークだが、とりあえず今日一日。8時30分吉祥寺校に到着。教室には誰もまだいない。早朝考えたことをヒントに何か思いつくだろうとPCに向かう。ただ物質的な違いや動きの変化を求めても、だからなんなのということになりそうなので二つのボールの人格をつけることを思いついた。トムジェリー的な追っかけストーリーができたら面白い。アイデアが決まればあとはシコシコ作るだけ。さあダッシュだ。

と思ったら、難敵が現れた。前日、跳ねながら止まるボールを見ていた先生の熱血アドバイスだ。「それはもういいんです。別のネタでいきますから」と心で思っていても、一生懸命教えてくださる先生に流石にそれはいえない。小一時間ぐらいも張り付いて見て頂いたろうか、おかげさまでスムースにバウンドして減衰していくボールのアニメーションが完成した。せっかく作ったのだからこれも使えればベストだ。完成したものを他のプロジェクトと合体することはできないかと質問すると、タイムラインのキーフレームをコピペすれば簡単にできるとのこと。やった!さっそく作りかけのトムとジェリーバージョンに組み込んだ。おかげで堂々30秒の作品になったが、めでたく完成。そして14時に書き出したテーダをSDカードにコピーして、課題2の提出を終えた。
15時以降は、課題3の企画を考える時間。「課題1と課題2で作成した映像を手掛かりに全編30秒のアニメーション+実写映像を作る」というのがそのお題。さてどうしたものかと思いつつ、三日目の午後ともなると疲れもあって頭が回らない。とりあえずアイデアを考えつつの休息といった感じ。まあ、後半までの中4日でアイデアをまとめればいいわけだから…ということで5分早い17時25分に授業終了。とりあえずお疲れさまでした。
イメ編Ⅱスク後半1日目。 ― 2016/05/14 05:02
快晴、絶好のスクーリング日和だ。6時47分の新幹線で吉祥寺に向かう。先週は連休が絡んで使えなかった「大人の休日倶楽部」で往復チケット購入。「大人の休日倶楽部」で買うと30%引きになるから、学割より圧倒的に安いのだ。もっとも男は65歳以上じゃなければ入会できないが(^ ^);
後半初日。課題3は「課題1、課題2で製作した映像を手掛かりに全編30秒のア二メーション+実写映像をつくる」というもの。条件としてアニメーションの素材はマル◯のみで背景色や素材の色、個数は自由。ただし模様は不可だ。課題1、2と違って効果音だけは使える。映像をとおして何を見せるのか、何を表現するのか実写がポイントとなるが、ア二メーション実写をどのように組み合わせるかが一番おポイントだ。午前中は、合間の4日間で考えたアイデアをまとめて、先生にチェックをもらう。
僕の考えたアイデアは、実写でテニスボールの行ったり来たりを首を振りながら追う観客をとり、ボールをアニメーションで表す。行ったり来たりしていたボールがイレギュラな動きをして、最後にボールが空に消えてしまうという、シュールなストーリィー。
普通に考えるといわゆる映画的な映像作品になるが、僕がこだわったのは作品になった時のアニメと実写のグラフック的なマッチングだ。どう繋いでも絶対にアニメ(平面)と実写(立体)の部分で違和感がでる。それを解消してひとつの作品にしたい。それと、単なるショートムービーを作るのではなくグラフィックデザインを学ぶものとしてのこだわりを持った映像作品を作りい。そんな気持ちから生まれたアイデアだ。

▲課題3の絵コンテ。単純だけど、試行錯誤の結果です。
チェックしてもらった結果は、「基本的のはこれで良いが、オチのつながりが不自然なので、工夫が必要だ」とのアドバイス。演者となるグループのOさん、Mさんに確認をとって午前中から撮影にはいった。できるだけシンプルな映像にしたかったので、撮影場所は2号館正面の白い壁。その前に演者が二人椅子に座って。目と首で仮装のボールを追ってもらう。右左に首を振る、上下に首を振る。空を見上げる。ボールが落ちてこないので驚く。複雑なアクションカットはないから、さほど時間がからずに撮り終えた。その後は、僕が演者になる番、Oさん、Mさんがそれぞれ監督になってカメラを回し、残りの二人が指示にしたがって演技をするという按配だ。

▲お互いに監督と演者になって撮影をする。
撮影を終えた後は、Premiere Proに映像を読み込んで編集作業。アニメーションはAfter Effectsで作りこれもPremiere Proに読み込む。アプリケーションの扱いも少し慣れてきた。とりあえずざっくり並べて一本にしてみる。通しで見るといろいきになる点が多い。カットカットのつなぎはもちろんだが、アニメも、映像も意図通りにはなっていない。特に左右にボールを追うシーンの首の振りがバラバラなので、翌日再撮することにした。
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