ブックバインディン・スク後半最終日2013/10/06 22:14


いよいよ最終日。13時30分に、丸背と角背の二冊を提出する。その後、丸背を収納する箱(夫婦箱というらしい)を制作して、15時に終了。その後、講評というスケジュール。
前日までほとんど完成させているので、残るは丸背の仕上げ。1mmの金ラインを慎重に張り込み、丸窓の加工。表紙に貼り付けた見返しをくり抜き、本文側の見返しにタイトルと著者名をプリントしたフィルムを貼る。そして窓の厚み部分をアクリルガッシュの黒で表にはみ出さないように塗りつぶす。
最後の仕上げは、背表紙のタイトル書き込み。ホットペンでは細く小さな文字は書けないので、アクリルガッシュの白で手書きすることにした。久しぶりのレタリングに集中する。これで完成、つ、疲れました。

つい、昔の癖で、作業を中腰で行うので、股関節付近がガタガタ。かつ、老眼が進んで、採寸をはじめにほとんどの作業にハスキルーペを使ったので、目もショボショボ。作品を提出したら、急に集中力がなくなって、箱を作るのに、採寸は間違えるは、布は短く切ってしまうは、失敗の連続。結局、採点にはあまり影響がないものの、中箱のフチと底を作っただけにとどまった。そもそも、1時間半で作るのが無理な話。装丁にこだわらなければ時間は取れるが、それは無理というもの。僕らのクラスは、他のクラスより装丁に凝っていたものが多く、箱完成率は3クラスのうち最低、というよりほとんど完成した人はいなかった。

15時30分、いよいよ講評が始まる。はじめに机に並べられた作品を鑑賞。すすごいすごい、シンプルなデザインから派手なものまで、イラストを使ったもの、エンボス加工をしたものなどなど、十人十色でそれぞれの個性が表現されている。その後、受講生一人ずつ作品発表、それに担当講師がコメントをしてゆく。失敗談や苦労話で爆笑が渦巻く和やかな講評だった。

ブックバインディング講評風景
    ▲公表前に全員で閲覧
ブックバインディング作品
    ▲僕の作品。手前が丸 背、黒い部分は窓になっている

疲れたが、実に楽しい6日間。僕らのクラスを担当した波田野先生のクールな対応が印象的でした。スクーリングとは関係のない綴じ方(絵本の通信課題に使える!)も教わったし、ありがとうございました。