編集計画90点! ― 2015/05/13 20:04
一ヵ月を過ぎても戻ってこなかった編集計画の課題1が戻ってきた。嬉しいことに久しぶりの90点!新学期の始まる前で、少し時間があったからじっくりまとめたのが良かったみたい。


以下、講評(MA先生)
「編集物の良否は、情報の量と質で判断されます。その質には情報の内容にふさわしい形式を含むのですが、ここでの形式(デザイン)でまず大切なのは書体と文字組です。すがPAPAさんの課題はビジュアルが大胆であると同時に書体選択も妥当で、どれも魅力的で堂々とした紙面に仕上がっています。この科目「編集計画」は、編集者(エディター)とエディトリアルデザイナー志向の両方に対応できる基礎能力を養うものとして開設されています。これらの課題を踏まえ、プロの手になる優れた書籍の編集およびデザインをさらに研究して、次なる課題に役立ててください。
課題(1)の、「じゃ、よろしく!」は、釣堀のスタッフと客になりそうな2人の会話にしてはちぐはぐな噛み合わない感じが、◯の人物の語尾「けど」に表れているようです(口癖なのかもしれません)。タイトル、2つのビジュアル、文字組ともに堂々として、いい紙面になりました。気になるとすれば、◯が書体の関係で●に対して目立たず従属的で、一目では対話とは思えないことです。もし2人が対等の関係としたいなら●と■、●と▲などにしたらいいでしょう。さらに細かなことですが、注記の<2015.01.2>は<2015.02.02>または<2015.1.2>とするのが一般的です。
課題(2)の「遠距離通勤マップ」は、この課題でもっともポピュラーなテーマながら、ほんとうに遠距離なのと、距離、所要時間、高低差(標高差)が、同時に図化されている点がユニークです。この課題に対して改善点を挙げることが筆者にはできません。
課題(3)の「光あれ」では際立つビジュアルが圧巻で、それが注記ですがPAPAさんの撮影だと分かると一層驚きが増します。写真に白抜き文字を重ねると可読性が下がるという問題が起きやすいですが、タイトルと本文文字の扱いには配慮が行き届いています。明朝体は横棒が細いために、級数やウェイト、さらには用紙の関係でその問題が起こりやすく、注記ではいくぶんその難点が出ています。また、出典は書名、著者(編集委員会)、発行元、発刊年を記すのが一般的です。聖書に関してはこの限りではないかもしれませんが……」
編集計画の課題2は、インタビューをするなどちょっと手間がかかるから、いつ手がつくかわからないが、この90点を励みに頑張るぞ!
課題W発送! ― 2015/04/02 13:01
4月になった。webキャンパスも新しくなって、履修計画を入力した。3月から進めていた「工業技術概論」と「編集計画」それぞれの課題Ⅰを発送した。新年度のスタートだ。同じ場所に送るのに封筒が2つ、まとめて送りたいところだが、事務の手間もあるだろうから、文句を言わずに課第4種郵便で発送した。

さて、今年度は、必須科目を含め、履修登録した科目は難敵ぞろい。工芸Ⅱなどは、和紙を使ったスタンドライトを作るというものだったので、面白そうだと思って登録したが、学習指導書を見てちょっと焦った。スクーリングでスタンドライトをデザイン&制作した後、通信課題で改良モデルを設計する。本格的な製図の知識が要求されるので、相当厄介な感じ。モチベーションが下がらないようにがんばるしかないが、手こずる科目は後回しにしてでも、とにかく必修科目をやることが最優先だ。
物語の始まり ― 2015/03/01 20:20
編集計画の通信課題1の3は「物語の始まり」。「日本および堰合中に多数存在する天地創造の物語、およびそれにふさわしい任意のビジュアル作品を選択または制作し、一つの作品を制作する。」と学習指導書にある。
天地創造といえばすぐ思いついたのが旧約聖書。これじゃあまりにもイージーかなと思いつつ、学習指導書に掲載されている作品を見たら、ずばり旧約聖書の文言を引用していた。
キリスト教を知らずして西洋美術史は語れないと学んだ昨年、スペイン・バルセロナでガウディーのサグラダファミリア教会を目の当たりにしたが、聖書からすぐに連想したのはサグラダファミリアのできたばかりの聖堂内部だった。今でもあの場に立って、見上げた時の不思議な清々しさが蘇ってくる。とにかく写真は山ほど撮ってきた。課題の進め方に「何よりも興味の持てる物語を選択することが第一の作業」とも書いてあるし、この方向で行くことにした。
これまでの暗い教会のイメージとはまったく違う、清楚で神々しい輝きに満ちていた空間。この写真に「初めに、神は天地を創造された…」で始まる旧約聖書の創世記の文章を組み合わせる。ヘッドコピーは、ストレートに「光あれ」。サグラダファミリア内陣はそのイメージにぴったりだった。
写真は天井を真下から撮影したもの。中央のライトが一直線に並んで木のイメージの柱がまわりを囲んで、不思議な空間を創りだしていた。その時撮った写真をそのまま使っても、あの臨場感は伝わらないし、ビジュアル的にも少し平板になって印象が弱くなってしまう。そこで、より印象的になるように、写真の上部を明るく、下に行くに従って暗くなるようにPhotoshopで加工、ハイライトを強調して彩度を少し上げた。「光あれ」のキャッチコピーは、神々しさを表わすためにあえて白抜きとして、そのまわりにオレンジのボケアシを加えた。写真とコピーを組み合わせただけだが、面白いデザインになった。
生活圏をマップにする ― 2015/03/01 09:50
編集計画の課題2は「生活圏をマップにする」。学習指導書には「自分の住居から、通勤・通学・買い物などでよく通る特定の経路を取り上げ、街路マップを制作する。イラスト・記号・テキストなどを適当に用い、効果的にレイアウトすること」とある。
ぼくは、現在、栃木県の那須塩原市の山沿いに住んでいる。勤めは東京・上野だ。いわゆる遠距離通勤なので、その通勤マップを作ろうと考えたが、単純に路線図的にまとめても面白くない。そこで思いついたのが「標高差」。自宅は標高460m、那須塩原の駅は275mで標高差が184mある。一般的な通勤でこれだけ標高差が違う人はあまりいないから、これを生かすことにした。グーグルマップで標高差がわかるので、通過する駅の標高差を図って、グラフのようなマップを作った。
縦軸が標高、横軸が時間。車の移動と新幹線の移動、徒歩での移動を色分けして、自宅から那須塩原駅までのマップと、上野駅からオフィスまでのマップを組み合わせてみた。自宅から上野駅の標高差は443mになった。
編集計画です。 ― 2015/02/28 14:26
今年度の単位は最終確定していないものの、今年度の学習は一応終了した。普通の大学なら、春休みということだろうが、通信の場合はここからが以外と重要だ。あまりのんびり構えていると、新年度にダッシュができなくて、今年度のように、後半に来てあたふたする。
新年度の履修登録まで少し間があるのが、履修登録確実なものは進めておくことにした。編集計画なら比較的ショートレンジで課題制作ができそうなので、先週から手を付け始めた。
編集計画の課題1の1は「立ち話採集」。街頭・店舗・電車の中・校庭など不特定の人が集まる場所で二人以上の会話を採集して、A4(縦位置)に、タイトル、立ち話の内容、採取データをレイアウトするというもの。2013年度に履修登録したが、会話の採集が全くできずに前に進めず、今年度に再登録。しかし、やはり会話の採集が難しくて諦めかけていたが、正月に食事に行ったお店で、面白い会話がやっと採集することができた。今年度の単位獲得は当然できないが、とにかく一歩進もうとビジュアルにした。
ニジマスを炭火で焼いて食べさせてくれる店に、道を尋ねにきた人と、魚を焼きながら対応する、店の主人との会話である。マイペースの客と、面倒くさそうに対応する主の、お互いちょっとズレた会話が面白かった。ビジュアルは、その時に撮ったニジマスの炭火焼きとスキー場。
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