課題W発送!2015/04/02 13:01

 4月になった。webキャンパスも新しくなって、履修計画を入力した。3月から進めていた「工業技術概論」と「編集計画」それぞれの課題Ⅰを発送した。新年度のスタートだ。同じ場所に送るのに封筒が2つ、まとめて送りたいところだが、事務の手間もあるだろうから、文句を言わずに課第4種郵便で発送した。

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  さて、今年度は、必須科目を含め、履修登録した科目は難敵ぞろい。工芸Ⅱなどは、和紙を使ったスタンドライトを作るというものだったので、面白そうだと思って登録したが、学習指導書を見てちょっと焦った。スクーリングでスタンドライトをデザイン&制作した後、通信課題で改良モデルを設計する。本格的な製図の知識が要求されるので、相当厄介な感じ。モチベーションが下がらないようにがんばるしかないが、手こずる科目は後回しにしてでも、とにかく必修科目をやることが最優先だ。

プリウスのプラモデル2015/04/05 13:44

 工業技術概論の課題2は、「自動車のプラモデルのキットを購入し、そのパッケージに入っているパーツをよく観察してプラスチックの生産技術を分析、その結果を考察してレポート制作を行う」というもの。さらに、「プラモデルのパッケージを開けると、そこにはプラスチック射出成形技術の粋が詰まっている。パーツをくまなく観察し、射出成形のノウハウについて考察する」とある。

 設問1は、どのような樹脂でできているのかの考察。設問2は、どのような方法で作られているか、パーティングラインやインジェクションピンの跡やゲートを観察して、製造技術の考察。

 プラモデルは、現在発売されている車種で、1/24スケールのセダンやハードトップ(古!)と指定されている。なぜ現在発売されている車かというと、課題3で実車との比較で、実車のパンフレットが必要だからなのだ。ようするに、プラモデルと同じ実車のパンフレットが手に入ることが条件。で、どうしたかというと、大手自動車会社のWebからカタログがダウンロードできるので、その範囲でプラモデルを捜した。結果、フジミ模型のプリウス2010年式のプラモデルにした。

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    ▲フジミ模型のプリウス2010年式
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    ▲トヨタのサイトからDRしたカタログ

 昔ほどプラモデルが流行っていないということが大きな原因だと思うが、現在販売されている車で、プラモデルになっているのはほとんど無い。あっても、今回のプリウスのように、基本ベースは同じだが年式が古いものばかりになる。つまり車のディーラーの現在置いてあるカタログとは多少の差があるということ。課題的にその辺はどうでも良いことなのかもしれないが、同一のものにこだわった。レポートを書く上であまり意味はないが…

プラモデルの考察、設問12015/04/12 15:51

 工業技術概論の課題2のレポートを進行中。

 設問1では、購入したプラモデルのプラスチック樹脂を推理というか、特定する課題。一般的にプラモデルはスチロール(ポリスチレン樹脂)かABS樹脂が使われている。ロボットの可動部など強度が必要な部分にABS樹脂が使われるが、特別な場合を除いてほとんどはスチロール製だ。プラモデルは接着剤で組み立てるが、ここでの接着とは、プラスチックを溶かしてくっつけること。つまり、溶剤に溶ける樹脂じゃないとプラモデルにはならない。ガンプラなどはめ込みだけで作れてしまうものもあるけど、それは一般的なプラモデルの範疇には入らない。プラスチックモデル専用の接着剤は、ポリスチレン樹脂とアセトンなどの溶剤を混ぜたものだ。ABSの場合は別の専用接着剤が用意されているから、そこからも一般的なプラモデルは、スチロールが材料として使われているのがわかる。

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    ▲プラスチック素材と射出成形の参考書
  
 材料はほぼ特定できるが、問題はレポートをどのようにまとめるか。いきなりプラモデル専用の接着剤でくっつけるからスチロールじゃ、レポートにならない。そこで、教科書で学習したことから消去法で、材料を特定する内容にした。

1)射出成形の材料のプラスチックは、「熱可塑性樹脂」と「熱硬化樹脂樹脂」に別けられるが、熱硬化樹脂樹脂は耐熱性が優れているが、成形性能は熱可塑性樹脂よりも劣り、複雑な形状ができないから除外。
2)熱可塑性樹脂は、価格が安く日用品などに大量に使われる「汎用プラスチック」と、強度が強く構造部品などにに利用される「エンジニアプラスチック」、さらに耐熱性の優れた「スーパーエンジニアプラスチック」があるるが、コスト面から考えてエンプラとスーパーエンプラは除外。ただ、ABSとPET、アクリルは汎用プラスチックに分類されるので可能性はある。
3)アクリルは成形性が他の熱可塑性樹脂より劣るので除外。
4)見た目と触った感じと、溶剤に溶けないことで、PETとPP、PEは除外。
5)これで、塩ビかABSかスチロールに絞られた。それで最後に、プラスチック専用接着剤が必要だからとして、「スチロール」に特定した。

 それにしても、プラスチック素材っていろいろある。塩ビでも軟質から硬質までさまざまな柔らかさがあるし、透明なモノまでできる。スチロール(ポリスチレン樹脂)だって、透明も不透明もあるし、発泡させれば、発泡スチロールだ。ABSはそもそもスチロールにべつな素材を混ぜて強化したものだし。プラモデルキットだから材料を特定できたけど、パーツだけ見せられたら特定するのは不可能に近い。プラスチック樹脂って、スゴイ!と改めて感じた次第。

D評価!でした…2015/04/24 15:00

 工業技術概論の課題1が戻ってきた。なんとD評価で再提出!!先輩のブログを見ると、表組の作り方ななどで再提出があるようなので、少し予感はあったのだが…再提出のポイントは、「加工方法、表面処理の項目に説明を付記」すること。表組をシンプルにまとめようと思ったことと、ブロー成形など加工方法は、あえて説明する必要はないと省いたことだ。輸出成形などは、かなりの割合で出てくるけど、いちいち書いた方がよさそうだ。

さて、以下は講評
 「大変綺麗にまとまり製品も多岐にわたって良いのですが、課題が期待する内容を満足していない部分があるので、以下の点について修正して再提出してください。
[加工方法、表面処理の項目に説明を付記する]
 名称だけでなく、例えば「ブロー成形:樹脂を試験管状に成形したもの(プリフォーム)を加熱し、金型内に入れ空気あつで膨らませる」などの説明を簡単に書いてください。
 調査は大変良くできているので、ホームページの解説や教科書を読み返し、自分の言葉でまとめると理解が深まるとともに、読んだ人も一覧表だけで内容を理解することができます。
 手間はかかりますが、今後きっと役に立つ内容なので頑張ってください。内容についての講評は次回提出後にかきますので楽しみにしてください。」

担当はKY先生でした。