コミュ研Ⅱスク初日 ― 2016/06/10 23:45
コミュニケーション研究Ⅱのスクーリングが始まった。通信課題の「地域の人、地域のコト」というテーマで、自分が住む地域や興味のある活動を取材して制作したパネルを使って展示会を企画、開催しようというものだ。過去の例を見ると、6人だったり11人だったり受講生の数はまちまち。何人になるか、どのようなメンバーが揃うかが気になるところだ。
さて、9時過ぎ、3号館1階ギャラリーに集合。参加メンバーの顔が揃った。イメージ編集Ⅱを受講した顔が多くちょっと安心。前提講義に続いて、各自のパネルを床に並べてプレゼンテーション。ひとり5分程度で取材動機や取材先のことや制作テーマなどを説明する。大きく分けるとトラスト活動などの団体を取材したものと個人にスポットを当てたものにがあるが、11人11様。さまざまなテーマが出揃った。


それぞれ質疑応答するのだが、案の定と言おうか、数人を除いてはA4見開き情報誌のようなレイアウト、しかも情報が満載で、とても展示パネルには至っていない。パネル展示の場合、読みやすいフォントサイズが必要だし、ビジュアルをも大きくするのが基本のきの字だ。離れて見たときは、写真と大きなヘッドコピーで目を引き、ざっくりとした内容が伝わる。そして近づいてきて本文を読むという二段構成にしなければならない。なぜなら、本文をじっくり読む人は少ないからだ。
さらに、このバラバラを一つにするのは至難の技、展示会のコンセプトをどうするかが問題だ。そもそもそれが、このスクーリングのキモなのだから。
課題パネルのプレゼンテーション後は、一人不参加で11人のメンバーを4人、4人、3人でグループ分けして、全員の作品についてのキーワードを出し合ったり、漢字一文字に例えたり、色や動物などに置き換えて考えてみたりと、全体コンセプトを考えるための頭のトレーニング。まあ、いってみれば、自分の作品に向かっていた思考を全体に向けさせるためのワークショップだ。ポストイットを使ってキーワードを集め、さらにセグメントする。そこから一つのプロジェクトを考え発表するという流れだ。

そしていよいよ本題。グループごとに「コミュニケーションデザイン展」の企画をたてる。全員をつなぐ軸やテーマを考えて、具体的な企画案をまとめる。これがなななか難しい作業。当たり前だが、それぞれバラバラに取材しているから、共通点など何もない。それをどう一つのコンセプト=ネーミングでくくるかだ。ディスカッションしてまとめた初案をプレゼンテーションして、本日の授業は終了。課外授業として、展示の参考にするために先生と一緒に自治常時駅近くにある「武蔵野市立吉祥寺美術館」を訪ねた後解散となった。
僕らのチーム案は、ニッポニウムにひっかけて、「ムサニウム/出会いが奇跡の化学反応を起こす」としたが、いまひとつピンとこない。取材内容はメンタルなものだから、科学はそぐわない。明日までにこれというアイデアを考えなければ…

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