情報職業論スク最終日2012/10/28 21:31

 最終日、午後だけの講義とはいえ三連チャン、少し疲れてきた。定刻に講義が始まる。僕が日常の仕事の中で感じている、まさにそこにある問題点。「情報の価値評価と合意形成」…前日の「情報の価値は、優れた作り手だけがいてもビジネスにならない。それを正当に評価する上司やスタッフ、さらに、クライアントや出資者などの同意・評価がなければ、情報価値ビジネスは成立しないのである」というところから続いて、「評価者に必要なこと」「合意形成のためのポイント」、それから「情報の価値創造とリスク対応」として、「資本の巨大化」「綿密な調査と対応」「環境創造型戦略」「売上比例報酬」「リスクの分散化」を駆け足で御勉強。これにて講義は終了。しかし、教科書で指摘されているような評価者がクライアントサイドにいたら、実に楽しくクリエイティブができるに違いない。

 10分の休みを挟んでいよいよ試験。20の設問の中から5問選択して、記述式で回答を書く。制限時間は70分。久しぶりの試験でちょっとドキドキ。「生産的な情報と消費的な情報の違いを記せ」「商品の情報度とは何か説明せよ」「情報消費産業を10例程度あげよ」「環境適応型戦略と環境創造型戦略の違いを説明せよ」「情報価値の拡大の限界性を、例をあげて説明せよ」などなど。いずれも教科書に書かれていることなので、しっかり講義を聞いてチェックをしていれば、極端な間違いを犯すことはない。ただ教科書上では、例をあげたりするなど説明が長いものも多いので、ポイントを抑えてコンパクトにすることは必要だ。長くても間違いじゃなければいいけど、時間かかるからね。1問当たり14分だから。
15分ほどで提出をして出て行った受講生もいたけど、以前、時間を急ぐあまりイージーミスをした苦い経験がある。回答と教科書内容を確認するなどしっかりチェックして、制限時間の5分前に教室を後にした。とりあえずホッ、合格点はもらえると思うが…

 この課目は、実に現実的でデザイナーやアートディレクターを目指す人におすすめだ。職人的なというかアーティストかぶれでは、ビジネスはできないということ。「モノから情報へ」、時代は大きく変わりつつある。