情報職業論スク1日目2012/10/26 22:36

教科書
 情報職業論は、13時45分からの講義。午前の情報社会倫理論と抱き合わせで受講する人がほとんどのようだが、履修登録の都合で、午後の講義のみにした。午前中は会社に出勤して昼食を食べてから、新宿のサテライトに向かう。

 教科書の「情報消費社会のビジネス戦略」2100円を購入して教室に入る。講師は立命館大学教授の佐藤典司氏、教科書の著者だ。情報消費社会が到来して、モノから情報へと世の中の価値がシフトしていくということを事象も交えて解説してくれる。
パッケージなど商品プランニングにかかわるクリエイティブをしている僕にとって割と日常的なテーマだが、改めて講義されるとなるほどとうなずけることが多い。
 石炭であろうと新聞であろうと、あるいはコップであろうと、どんな商品も、いわゆるモノから成り立つ部分と、情報から成り立つ部分がある。これを商品の情報度というが、時代が進むにつれ情報度は高まってゆく。つまり現在は、情報そのものを「楽しむ、味わう、鑑賞する」など消費対象としている。
そう、デザインは情報なのです。その情報を可視化するのがデザイナーということになる。
 「京都は情報で食べている=大都会に対して古都という差異が情報となる」とか「情報を生産するのに時間は無関係だから=時間に縛られる必要がない」とか「デジタル社会はモノを消してゆく=本というモノがデジタルに」などなど、興味深い話がいっぱいだった。

 風邪気味で体調がすぐれなかったが、話も面白かったし退屈しない講義でした。後二日、体調を崩さないようにがんばろうっと。