グラ基礎Ⅱの結果、その12012/10/22 22:55

ビジュアルカルタ評
 グラフィックデザイン基礎Ⅱの課題1が戻ってきた。78点。webキャンパスで点数は知っていたが、それなりに時間をかけて、お金もかけてまとめただけに、どこがマイナスポイントか知りたかった。

[ビジュアルカタログ]講評
 「自然の食材を集めたカルタです。徹底しているところが良いですね、各素材ともよく見て、ポイントを絞り特徴を引き出していると思います。セッティング、アングル、トリミングにも工夫が見られ、画面を大きく使って、迫力があります。色調にも気を使って、モチーフ本来の色を生かしながら、鮮やかな色を引き出しています。全体に意図のはっきりわかる、見応えのある作品に仕上がりました。もう一段レベルアップするために、次のことを考えてみましょう。
○写真の仕上がり→全体にはきれいですが、少し明るめで、そのために、立体感や重量感が弱くなり、フラットな感じがします。ちょっと調整してみてください。
○レイアウト→これだけの数の写真が並ぶと、一点一点のクオリティだけでなく、全体のバランスで見え方が変わってきます、にた色調や構図、ボリューム感の写真が隣接すると互いの面白さを消し合い、作品全体の印象にも影響しますので、44枚の写真を並べたら、改めて全体をチェックしましょう。メリハリがあり、シャープで締まった印象になるよう、客観的に見ることが大切です」。講評は木多美紀子先生。

 まさにおっしゃるとおり。やっと素材集めを終了して、それで半ばでき上がった気になって、全体の配列やカラーバランスのチェックが甘くなってしまった。本来、素材集めの後がグラフィックデザインのデザインたるところなのだ…提出をあせるあまり、推敲をしっかりしなかったのが敗因だったといえる。

 言い訳けになるが、仕事を持ちながらそこまでシビアにやるには、それなりの時間が必要だ。休日は、お酒を飲まない、遊ばない(…僕にはできないけど)など相当覚悟と集中力もいる。修正箇所や変更箇所が見つかったときに、再撮したり焼き直したりする気力ももちろん必要だ。それをクリアできなければ良い評価にはつながらないのはわかっているが…。ちょっと愚痴ったけど、やはり一課題一課題、時間をかけてやりきるしかないのだ。

写真:カラーコピーに細かく注意点などが書き込まれている。

グラ基礎Ⅱの結果、その22012/10/22 23:00

ビジュアルカタログ評
ビジュアルカルタのコンプリートばかりに頭がいって、カタログ制作での思考錯誤が足りなかった。"何を見せたいのか"を深く捉えずに、きれいだけで拙速にまとめてしまったのが78点に終わった原因だ。具体的に時間を費やすカルタ作りに意識が行きがちだが、このビジュアルカタログこそ、クリエイティブ能力を試されるグラフィックデザイン基礎Ⅱの肝であった。

[ビジュアルカタログ]講評
「こちらも「栗」をモチーフに美しい写真が揃えられていますね。ただ、この5枚を組み合わせて、すがPAPAさんが何を見せたかったのか、よくわからない気がします。栗の美しさ、というだけでは、ちょっと物足りません。もっとテーマを絞って考えてください。(中略)絞り込み方はどのように絞っても構いませんが、絞り込んだ一つの視点で、すべてのカットを構成することが大切です。様々な視点の写真が入ってしまうと、散漫な印象、物足りない印象になってしまい、すがPAPAさんの伝えたいことがわからなくなってしまいます。視点を一点に考えると、どんなカットが必要か、考えやすくなりますし、レイアウトも決めやすくなると思います。
(中略)もう一度"栗の何を"見せたいのか考え、はっきり決めて各写真の役割を見直して欲しいと思います。また、5点の写真を組み合わせて、
ひとつのテーマが理解できることを目差しましょう。(中略)組写真の面白さを知って、ぜひ、作品につなげて欲しいと思います」

「何を見せたいのか=何を伝えたいのか」は、グラフィックデザインの本質だ。誰に何をどう伝え、どう感じてもらうか、それをビジュアルメッセージとして制作物に反映するのがこの課題のポイントなのだ。素材を集めるだけなら、時間をかければ誰でもできる。時間があろうがなかろうが、その後のクリエィティブこそが、学ばなければならないことなのだ。…今さら残念がってもしょうがないけど、少々客観性が足りなかったなあ~
まあ、結果は結果、今回の問題点をを肝に命じて、課題2につなげましょう。ガンバ!!

写真:上段は提出作品。下段は注意点が書かれたカラーコピー。