イメ編Ⅱスク後半1日目。2016/05/14 05:02

 快晴、絶好のスクーリング日和だ。6時47分の新幹線で吉祥寺に向かう。先週は連休が絡んで使えなかった「大人の休日倶楽部」で往復チケット購入。「大人の休日倶楽部」で買うと30%引きになるから、学割より圧倒的に安いのだ。もっとも男は65歳以上じゃなければ入会できないが(^ ^);

 後半初日。課題3は「課題1、課題2で製作した映像を手掛かりに全編30秒のア二メーション+実写映像をつくる」というもの。条件としてアニメーションの素材はマル◯のみで背景色や素材の色、個数は自由。ただし模様は不可だ。課題1、2と違って効果音だけは使える。映像をとおして何を見せるのか、何を表現するのか実写がポイントとなるが、ア二メーション実写をどのように組み合わせるかが一番おポイントだ。午前中は、合間の4日間で考えたアイデアをまとめて、先生にチェックをもらう。
 僕の考えたアイデアは、実写でテニスボールの行ったり来たりを首を振りながら追う観客をとり、ボールをアニメーションで表す。行ったり来たりしていたボールがイレギュラな動きをして、最後にボールが空に消えてしまうという、シュールなストーリィー。
 普通に考えるといわゆる映画的な映像作品になるが、僕がこだわったのは作品になった時のアニメと実写のグラフック的なマッチングだ。どう繋いでも絶対にアニメ(平面)と実写(立体)の部分で違和感がでる。それを解消してひとつの作品にしたい。それと、単なるショートムービーを作るのではなくグラフィックデザインを学ぶものとしてのこだわりを持った映像作品を作りい。そんな気持ちから生まれたアイデアだ。

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    ▲課題3の絵コンテ。単純だけど、試行錯誤の結果です。

 チェックしてもらった結果は、「基本的のはこれで良いが、オチのつながりが不自然なので、工夫が必要だ」とのアドバイス。演者となるグループのOさん、Mさんに確認をとって午前中から撮影にはいった。できるだけシンプルな映像にしたかったので、撮影場所は2号館正面の白い壁。その前に演者が二人椅子に座って。目と首で仮装のボールを追ってもらう。右左に首を振る、上下に首を振る。空を見上げる。ボールが落ちてこないので驚く。複雑なアクションカットはないから、さほど時間がからずに撮り終えた。その後は、僕が演者になる番、Oさん、Mさんがそれぞれ監督になってカメラを回し、残りの二人が指示にしたがって演技をするという按配だ。

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    ▲お互いに監督と演者になって撮影をする。

 撮影を終えた後は、Premiere Proに映像を読み込んで編集作業。アニメーションはAfter Effectsで作りこれもPremiere Proに読み込む。アプリケーションの扱いも少し慣れてきた。とりあえずざっくり並べて一本にしてみる。通しで見るといろいきになる点が多い。カットカットのつなぎはもちろんだが、アニメも、映像も意図通りにはなっていない。特に左右にボールを追うシーンの首の振りがバラバラなので、翌日再撮することにした。

イメ編Ⅱスク後半2日目2016/05/14 21:48

 2日目、少し雲が多いが良い天気の土曜日だ。メンバー3人で、撮影の作戦会議。メンバー全員が再撮影や追加カットがあったので、午前中に撮影を再撮を済ませて、午後からは編集作業に集中することにした。このグループ制というのはちょっと微妙で、自分の作品のために撮影時間を費やすことは、裏返しに考えると他のメンバーの時間を奪うことになる。でもやはりお互い様だから、こちらもいろいろ要求するし要求にも答えなければならない。グループワークは忍耐が必要!ということだ。

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 さて、ボールの行ったり来たりを見ている、首の振りと視線が二人シンクロしておらず不自然なので、同じシーンを撮影をした。ボールの弾むアニメーションを二人に見てもらい演技指導。音は最初から消すつもりだったので、「右、左」と声をかけながらボールを目で追う演技をしてもらった。昼休みまでに、みんなの必要カットを押さえた。


 先が見えてきたので、この日は学校から歩いて10分ほどのレストランへ。スクーリングの時何度か利用た小さな店だが、なんと店の名前が変わっていた。1100円のランチ一品しかないとのことだが、せっかく歩いてきたのでそれを注文。出てきたのはいろいろな料理を盛り合わせた、本格的で優しいおいしさのランチプレート。後で調べたら「いちじく」という南インド料理の店だった。女性に人気があるらしい。


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久しぶりにゆったりとしたランチタイムを終えて、早速編集作業に取り掛かった。テイクワンより良くなったが、視線の動きがまだ完璧ではない。そこまで細かい演技を求めるのは無理だなと思いそのままにして作業を続けた。いろいろ試行錯誤したが、どんなに頑張ってもアニメと映像のつなぎが不自然さは消えない。そこで思いついたのは、いずれの画像もモノクロームにすること。こうすると色が邪魔しないので、違和感が軽減される。そして、ひたすら視線とアニメボールの動きをシンクロさせて不自然に見えないように調整する。シンプルな映像だから細部にこだわりたいところだ。


 いちおう完成したところで、講師のTさんに見てもらう。「基本的には良いが、欲を言えば目線をもっとリアルにしたいね。目線の演技は難しいけど…」とのアドバイス。「竿のような長いものを使って、先を目線で追うようにしたらどう?」とヒントももらった。そこまでいわれたら、もう再撮するしかないです。まとめる時間のことは気になったが、他のメンバーも追加カットがあったので、最終日の朝イチで撮影をすることにして、この日は、ムービー部分を差し替える前提で作業を進めた。