スクの予定だったけど…2014/10/04 08:31

 本来であれば、3日(金)から「メディア環境論」のスクーリングの予定だったが、スタッフの結婚式が重なり断念した。数ヶ月前に知らされたので、受講料をふいにすることは無かったが、履修計画に影響がでるのはいかんともし難い。

もっとも、今年は公私いろいろ忙しくて、まったく計画どおりに進んでいないので、いい訳にもならないが。なにしろ今年は単位がひとつも取れていない。「イメージ編集」と「マルチメディア表現」はスクーリングを受けたものの、通信課題に手がついていないし、レポートの済んでいる「日本美術史」と「西洋美術史Ⅰ」は試験を受けていない。

webトップ10月
     ▲学習計画を見直す必要が生じています

予定を先送りにしてきたが、もういっぱいいっぱい。webキャンパスのお姉さんには「工業技術概論の第1課題を今月中に提出しないと、今年度の単位修得は困難です。」などとおどされるし…焦らず進めるしか無いけれど 、あまりにも学習が進まないと、微妙に焦ったりもする。




西洋美術史Ⅱ課題1提出2014/10/05 11:07

 いろいろ悩んだ、西洋美術史Ⅱの課題1を提出した。「ルネサンス」「マニエリスム」「バロック」「ロココ」「新古典主義」「ロマン主義」の中から、一つの美術潮流を選び、その芸術的特質と歴史的背景について論じなさいという課題から、「バロック」を選んでレポートにまとめた。初めは「マニエリスム」でいこうかと調べたが、「マニエリスム」の概念が曖昧で資料によって、取り上げる画家や建築家が違うので、確信的なレポートにまとまりにくかった。

西洋美術史2-1

以下、レポート抜粋
 ルネサンス期から近代に至る400年余りの間に様々な西洋美術の潮流が現れた。そこから「バロック」を選択し、その芸術的特質と時代背景について考察する。

 「バロック」とは、16世紀末のイタリアに始まり、17世紀のスペイン、オランダ、フランスなどに広まった反古典主義的な美術様式。語源は「歪んだ真珠」という意味のポルトガル語で古典主義的立場から「規範からの逸脱」を意味する否定的な形容詞として17世紀の美術に使われその後17世紀全体の美術様式を表わす言葉として定着した。17世紀のヨーロッパは、絶対王政国家が確立した時代であり、対抗宗教改革が高まりを見せた時代でもある。教皇権力の増大で、新たな宮殿建築が進み、美術の需要は急増、動的な造形や凝った装飾、効果的な光の演出などの教会芸術が生まれていった。

 この時代の絵画の特徴は、現実への関心の高まりから生まれた写実的な表現にある。宗教画や神話画においてリアルな描き方が主流になっていったと同時に、風俗画や風景画・静物画などが独立したジャンルとして成立する。また、光に対する関心もこの時代の特徴ともいえ、宗教画の聖性を演出する一方で、風景画に時間的な要素をもたらしている。バロック絵画の特徴として、激しい動きや強烈な明暗対比・現実的な表現があげられるが、地域によってその様相は異なり、カトリック世界と、プロテスタントでは大きな違いがある。

 以下にバロック期の代表的画家と絵画作品をあげる。強烈な明暗対比という決定的な新機軸でバロックの先駆者いわれるのが、イタリアのカラヴァッジョである。『聖マタイの召命』に見られるように、聖人さえも日常的な設定の中に現実感溢れる庶民の姿で表わしている。その作風は、バロック期の作家に大きな影響を与えた。
 狭義の意味でのバロック絵画を代表するのがフランドルのルーベンスである。『キリスト昇架』など、ダイナミックな人体表現と明暗法で独自の様式を完成させている。
 ベラスケスはスペイン・バロック最大の巨匠といわれ、鋭い描写力と革新的な描画法で肖像画や神話画を描いた。『ラス・メニーナス』は集大成ともいえる独創性溢れる大作である。
 オランダでは、宗教とは直接関係のない、日常を描いた風俗画や風景画が多く制作された。当時のオランダを代表する画家がレンブラントである。『夜警』などバロック的作品や、人間の内面に迫る独特の世界を描いた。

 以上、「バロック」の芸術的特質と時代背景について考察してきた。画家たちが、自らの個性求めた結果がバロックを作り、その後の近代絵画に大きな影響を与えたといえる。


紙芝居、制作中2014/10/11 09:53

 ほとんど学習が進まないまま、10月中旬になってしまった。コミュニケーション研究Ⅰのスクーリングが、23日から始まるが、自己紹介の紙芝居を持っていかなければならない。面接授業前の課題として「自分を紹介する紙芝居を作ってください。紙芝居は、「紙+芝居」という演じるメディアです。実際に観客(他人)の前で演じることを想定して制作すること。」とある。

 とりあえず、10ページ程度の構成を考える。自己紹介のセオリーどおりにまとめると、1.名前 2.出身地 3.住まい 4.仕事 5.趣味 6.特技 7.入学のきっかけ…後は、なにかエピソードを考えれば10ページ程度になる。

 どのように自分を紹介するのが良いのか。学習指導書には「自分を直接語る方法ではなく、自分を何かに置き換えてみる。例えば「もの」に見立てたり、身の回りにある「もの・こと」を題材にするのも一つの方法です。」とのアドバイスもあるが、自分を何 かに例えられるだろうか…まめに働くから「豆」?コツコツ働いてきたから「ガイコツ」?どうもピンとこない。

 いろいろ悩んだあげくにひらめいたのは、自分自身をキャラクター化して、そのキャラクターに自己紹介させようというアイデア。これならなにかモノに見立てるよりは、無理なくまとめられそうだ。ということで、「我が輩は猫である」のように、飼い主(自分)を猫が紹介するようなストーリーにすることにした。

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   ▲構成のラフと、すがnekoのキャラ

 画材はなんでも良さそうだし、手慣れているのでPCでまとめることにしたが、問題は絵作りをどうするかだ…

写真集ONEDAYの準備2014/10/12 09:16

 グラフィックデザインⅠの通信課題は、写真集「ONE DAY」の制作。5月から6月にかけて取り貯めた写真の整理をはじめた。

 学習指導書には「「ひと」「もの」「こと」のいずれかをテーマに、一日という時間の単位を写真で記述し、写真集にまとめる。」というものだ。体裁は蛇腹折り28ページで、写真はカラーでもモノクロでもかまわない。テーマを何にするか。最初に思い浮かんだのが、通勤している「駅」の一日。朝の始発から始まって、徐々に人が増え、通勤ラッシュ。通勤時間帯を過ぎれば、利用客も変わるし、最後は終電車の後ろ姿。なにか絵になるかなと思ったが、問題は時間だ。ウイークディはほとんど動けない。でも駅は人が集まるからシチュエーションとしてはおもしろい。

 できるだけ手間をかけずに(ごめんなさい。本当は手間をかけなくては行けないと思っています)効果的に一日を撮影する方法は無いのか。で、オフィスの窓から眺めていて気がついたのが、駅の中ではなくて、駅の外を撮ること。朝の通勤ラッシュや、昼休み、夜のイルミネーション、付近を通る車のテールランプ。深夜の駅のたたずまい…これも絵になりそうだ。ということで、オフィスの一角を間借りして、定点観測の撮影をすることにした。

 カメラはNikonD90、レンズはTokinaの12〜28mm。このレンズなら、窓からの風景を目一杯入れられる。さらに、 インターバル撮影用にNikon互換品の安いインターバルタイマーを購入、露出を変えながら11日間、延べ600カットぐらい撮影。

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    ▲30分おきで1日48カット、15分おきなら1日96カット
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    ▲2014年6月5日 4:00
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    ▲2014年6月5日 4:15
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    ▲2014年6月5日 4:30
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    ▲2014年6月5日 4:45
 上の4枚は、朝4時(始発前)から4時45分まで15分おきにシャッターをきったもの。夜の闇からあっという間に朝になる、その劇的な光の変化が面白い。600カットの中から時系列を考えて24カット選ぶことになるが、撮影途中で雨が降ったりしたシーンや、黄昏時で影が長く伸びたりしたシーンも 、なんとかなりそうだ。(少し単調な気もするけど後戻りする時間はない)

AtoZの企画書提出2014/10/13 20:38

 イメージ編集Ⅰの通信課題の企画書を発送した。6月下旬にスクーリングを受講してから、すでに4カ月、本当であれば9月上旬ごろまでに具体案を提出しなければいけなかったが、旅行などの予定もあって手がつかなかった。

 課題は「私の博物誌」または「私の食文化誌」のAtoZ。興味のある「もの」や「食」について自らの身体的体験の中から発見したことを、自らの視点から捉え直し「AtoZ」の形式でまとめるというもの。学習指導書には「できる限り広く、深く、情報の収集を行い、独自の視点に立った方法で記録・記述し視覚表現を考えて、面白いコミュニケーションメディアを目指します。」とある。

 自らの身体的体験とあるから、単に興味本位でテーマは決められないし、なまじの知識や一過性の体験では難しい。自分の身体的体験でAtoZにまとめられるものは何かを考えたが、結論は、自分の生活そのもをAtoZにしちゃえということ。タイトルは「森の生活AtoZ」。

 15年ほど前に、アウトドアキャンプと焚き火好きが高じて、埼玉県の浦和市(現さいたま市)から、今の栃木県那須塩原の山麓に移住した。いわゆる田舎暮らしというやつだ。山のふもとの 雑木林に住んではいるが、それほど不便な場所ではない。車で少し走れば街に出るし、新幹線の駅も20分ほどだから東京へ出るのもそれほど大変ではない。そんな、なんちゃって田舎暮らしのエピソードやノウハウをAtoZにしようというアイデア。

イメ編レジュメ
    ▲「森の生活AtoZ」の考え方レジュメ
イメ編1キーワード
    ▲森の生活AtoZ」のキーワード表
イメ編1紙取り
    ▲A1紙取りの図面 1 ページ140mm×118mm 50ページ

 ということで、「森の生活」の考え方レジュメ、AからZまでのワードリスト、A1紙取りの図面、そしていろいろな田舎暮らしの資料をまとめたCDを添付して、遅ればせながら郵送した。しかし、こんなに身近なテーマで良いのか一抹の不安。再提出だったらどうしよう…