アートたけし ― 2016/03/06 20:39
銀座松屋に「アートたけし」展を見に行った。会場内のビデオで本人も語っていたが、デッサンなどの技術がないから小学生のように好きなことを好きなように描くと…。たけしが描いたから価値がある絵だけど、版画が非常に良かった。タッチで遊べない分素直に描けているからか。何れにしてもそのパワーがすごい。そして、奔放に描ける環境が羨ましい。

コミュ研Ⅰの結果 ― 2016/03/07 16:30
コミュニケーション研究Ⅰの結果が出た。粘って作った甲斐あって「90点」の大台でした。少なからずミスもあったけど、正直嬉しい。で、参考作品にお召し上げになった。

講評はU原先生。A4用紙4ページにも渡る丁重な添削です。
『紙芝居』について
「スクーリングでの映像を再度見ながら添削をしますが、提出して頂いた紙芝居を見るとスクーリング全体の記憶が蘇ってきますね。この課題は、自己紹介をテーマにした紙芝居なので、初めて会う人同士が会話を交わすきっかけになります。また普段何気なく接している相手の一面を知ることにもつながり、それまでの関係を一歩進める機会にもなり得るものです。」
として、「ストーリィー・全体構成」と「ビジュアル」「タイトル」「紙芝居メディアの総合的観点について」の具体的な添削があった。
文章量が多いので、詳しくは書かないが、「MY PLFILEというタイトルは単刀直入すぎるという指摘があった。紙芝居を作ることにいっぱいで、タイトルも作品のうちということをすっかり忘れていた次第です(汗)。「紙芝居メディアの総合的観点について」の中で、「相手を意識するという経験は、今後の制作活動に変化をもたらしてくれる」とあったが、まさにグラフィックデザインをやる上で欠かせない心構え、改めて教えていただいた。
『日常活性化プロジェクト』について
「企画」、「コミュニケーション・ツール」、「編集デザインと構成」について詳細な添削。
企画については「今回のすがPAPAさんのクリスマス企画は、焚き火をテーマに夢のような時間と空間を演出する、焚き火のプロ、企画デザインのプロとして気合を感じるものでした、準備一つ一つを撮っても、再会する仲間にいかに楽しんでもらおうかという、こだわりや意気込みが感じられ、その日を迎えるまでのプロセスを誰よりも楽しんでいるすがPAPAさんの姿が浮き彫りになってました。…人を招きもてなすことの極意が、随所に詰まった企画だと改めて思います。…人を招待してもてなすという行為は、対象と目的がダイレクトです。それは、同じ対象と目的が必須であるという意味において、デザイン行為と通ずるものがあります。…どんな些細なことでも、何を目的に行なうのか、このことをきっかけにその人たちとの関係をどうしたいかという視点も大切です。人に喜んでもらうことに対する期待感や達成感をイメージし、楽しいひと時をデザインすること、人と人をつなげること。それらすべてがコミュニケーションデザインと考えます。」とあった。本当に楽しいイベントで、親交を深めることができたし、まさにコミュニケーションデザインを体感できた課題だった。
コミュニケーション・ツールについては、「DVDの音楽は演出として曲の内容とつなぎをもっと考えたほうがよかった」こと、インビテーションカードは、「ポストカードではなくクリスマスカードのような体裁のほうがよかった」ことが、記されていた。
編集デザインと構成については、「DVDとパッケージまでとても丁寧に考えられています。…しっかり製本されていますが、製本の際に喉の幅が足りなかったのが残念です。…表紙の焚き火の写真が何より魅力的ですね。やわらかな炎の表情と周りの色にコントラストなど、普通ではなかなか撮れる写真ではないと思います。内容については、焚き火を囲むという原始からの営みについて掘り下げ、すがPAPAさんの焚き火に対する増資の深さや思いも語られ、一つの読み物として楽しめる要素が随所に盛り込まれています。…また、何より全体をとおしてのことばの使い方がうまく、楽しいそうな様子が伝わって来る見出しのことばにひきつけられます」と記されていた。指摘されたとおり、今回の大きな失敗は、中綴じ感覚でまとめてしまい、製本の際にノドの逃げが足りなかったこと。せっかくプレゼントするので製本を外注に頼んだが、出来上がを手にして失敗に気がついた。校正刷りを頼んでおけば防げたミスだが、費用がかかるのでちょっとケチってしまった。一回飲みに行くことを考えれば、さほどの金額ではなかったのにと、今更ながら悔やまれる結果だった。
振り返れば、ああもしたかった、こうもすればよかったと反省する点も多々あるけれど、講評文の最後に「本当に豊かな時間とはどんなことなのか、考えるきっかけになる記録だったと感じました。とてもいいものを見せていただきました」と…。このひとことで、苦労が報われる思いである。
さて、これで3年次の必修科目はすべて合格になった。編集計画・課題2の結果がまだ出ていないので、すぐに履修登録は出来ないが、新年度はいよいよ卒業制作に取り組める。がんばろうっと。
カラヴァッジョ展 ― 2016/03/08 08:44
国立西洋美術館に待望のカラヴァッジョ展を見に行った。「ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(1571-1610年)は、西洋美術史上最も偉大な芸術家のひとりであり、イタリアが誇る大画家です。彼の理想化を拒む平明なリアリズムや、劇的な明暗法によって浮かび出る人物表現は、バロックという新時代の美術を開花させる原動力となりました。彼の画法はイタリアのみならずヨーロッパ中からやってきた画家たちによって熱狂的に継承され、その影響はルーベンスやラ・トゥール、レンブラントなど、17世紀の数多の画家たちに及んでいます。」と案内文にあるとおり、世界初公開の「法悦のマグダラのマリア」や「エマオの晩餐」、「エッケ・ホモ」の劇的明暗法はまさにカラヴァッジョ!傑作ぞろいです。



▲「法悦のマグダラのマリア」…涙流しています

▲「エマオの晩餐」…静謐な空気感、「聖マタイの召命」の
ドラマチックな印象そのままです。
写真で見るとかなり真っ黒けな印象だったが本物は暗い部分もそれなりに色も調子も入ってた。マグダラのマリアはカラヴァッジョが没した時に手元にあった3点の内の一点で、最近真筆とされた作品。見応えありました(^ ^)
学生証シール ― 2016/03/12 08:17
学費を振り込んで間もなく、例年のごとくシラバスや学生ハンドブック、学生手帳と、PCがある場合にほとんど使わない原稿用紙・封筒・学習質問用紙などの学習材料が送られてきた。一番大切なのは、学生証の裏面に貼る在籍証明のシール。入学時に作った写真入りのプラスチックカードの裏面に毎年新しいシールを貼る仕掛けだが、学籍番号や学科・コース・自宅住所は自分で書き入れるよう空欄になっている。いつからこのシステムなのかわからないが、本来、学校側でプリントして送付すべきだと思う。手書きでも用は足りるから経費節減で生徒に書かせるのだろ。
これまではペンで書き込んでいたが、手作り感満載で学生証らしくなく嫌だったので、文字をプリントしてみることにした。始めに台紙ごとスキャンして、Illustratorで空欄に文字を入れて、文字のみプリントする。で、写真のようになった。本物の学生証らしいでしょ!

卒業制作展 ― 2016/03/15 22:22
卒業制作展に行った。久しぶりの鷹の台キャンパス。とりあえず9号館のデザイン系の作品から閲覧したが、コミュニケーションデザインコースの作品は、どれも力作ぞろいでよくまとまっているものの、圧倒される作品はなかった。スペースデザインコースの作品の方がインパクトがあったように思えた。油絵、版画も当然のごとく玉石混交。でも、そこに表されているのは、それまでの学習の集大成。良い悪いは別として圧倒的に頭を使い時間を費やした作品ばかり、いろいろな意味で刺激された。



新年度は卒業制作に取り掛かることになるが、まだノーアイデアといっても良い状態。センスも時間も要求されるが、学生らしく楽しんで、見るものを圧倒するような、妥協のない作品を作りたい…などと思うと自分に作ることができるのだろうかと不安になったりもする。テーマを与えられるわけではないから、テーマ探しからスタートしなければならない。…さて、どうなることやら(^ ^)
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