工芸Ⅰ、レポートの添削2015/05/29 09:04

工芸Ⅰのスクーリングで書いた、レポートの講評が戻った。ワープロ出力がお多い中、先生のまなざしを感じる手書きの文章である。

kogei-14

以下、講評。
    「すがPAPAさん
     良いレポートですね。
     おっしゃるとおりですが、ひとつ踏み込んで
     もう一度考えてみて下さい。
     工芸があつかう素材についてです。
     絵筆は植物と動物の毛から出来ています。
     絵具は鉱物です。人は誰もが皆他の
     命とつながっています。
     民芸のゆがんだ形は、
     親しみを感じさせ、物との距離をちぢめる
     したしみやすさにあふれています。共に生きる
     ことを感じさせる それが工芸の良いところです。
     林の中で暮らすこと、ていねいに暮らすこと、
     どう生きるかち云うことは 美意識そのものです。
     生活者の成熟がなければ工芸は
     消えてしまうかもしれません」

「人は皆、他の命とつながっている」という言葉が工芸の本質なのかもしれない。デザインのことに重きを置いて、工芸を見ていたが、なるほどと納得させられた。それと「生活者の美意識の成熟」、自分は成熟した美意識を持っているのだろうか?

工芸Ⅰの通信課題は、工房や工場の見学とそのレポート。当分忙しいが、早いタイミングで、見学に行きたいと思ってる。栃木だから、益子焼かな。ちょっと遠いけど…