デザインⅠスク前半最終日2013/12/08 13:00

 最終日。8時45分、学校到着。企画書の誤字を修正をして最終のプリント。その後、ポスターのラフスケッチを制作した。これで提出でももいいのだが、さすがに10時30分じゃ早過ぎる。もう一度企画書を見直して、企画諸段階でもよりわかり易く読みやすくブラッシュアップすることにした。キャッチフレーズを追加したり、あえてホワイトスペースをとったりしなどして、より内容が伝わりやすくして完成。11時30分、誤字脱字がないか最終チェックをして提出した。

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    ▲デザインのラフスケッチ

 少し時間 があったので中座しても構わないか確認したら、14時の講評までに戻れば良いとのこと。時間が出来たので、伸びすぎて気になっていた髪の毛をカットすることにして、美大通りの入り口ある床屋に出かけた。ウィークディは床屋に行けないので(来週もスクーリングだし)、いつになったら髪を切れるのだろうと思っていたから助かった。

 頭もさっぱりしたところで講評です。会場は2号館4階。4本の企画書が選ばれ、プロジェクターで大写しにしてプレゼンテーション。うれしいことに僕の企画書も選ばれて内容説明をしたが、企画的には「焚き火cafe」というキーワードが刺さったみたい。それとレイアウトかな。見え方も内容もプレゼン相手を意識してまとめたので、それが評価されたようだった。
 それはともかく、他の3本の企画が実に良かった。一つは、生徒が高齢化して行く絵画塾で、若い生徒集めも兼ねたクリスマスイベントをしようというもの。現状の問題を問いかけながら説得するという、オーソドックスな企画書らしからぬアプローチが新鮮だった。二つ目は、別所温泉の活性化を目的に、修学旅行の思い出として誰もが持っているまくら投げイベントで婚活しようという企画。これは全て手書きで、説明も含めて本人の楽しさが伝わってきた。それと、もう一本は、「6013km離れたカレー」というタイトルの企画。これは、なぜ葛西(東京)にインド人が多いかにはじまり、インド人と地元民の交流を深めるため、子供たちにカレーを作ってもらって、みんなで食べようというもの。食を共にすることはコミュニケーション効果が高いという理論にもとずいたオーソドックスな企画で、地元に対する問題意識が印象的だった。 いずれも、企画の細部まで考えられていて、それぞれの思いを感じられる企画だった。

 僕の企画は、過疎化する元別荘地を活性化するために、地域住民から参加者を募って、焚き火をキーアイテムにしたオープンガーデン的なものを開こうというイベント。自然あふれるこの地域に関心を持ってもらい、少しでも住民が増えてくれるきっかけに したい。それと同時に、普段コミュニケーションのない住民同士の交流も深めようというもの。それなりに地元の活性を考えてリアルに作ったつもりだが、他の三本に比較すると、もう少し楽しんで突っ込んで企画するべきだったんじゃないかと、ちょっと反省。

 その後は、媒体制作の講義。半分以上はデザインとは余り関わりのない人たちだから、内容は、ごく初歩的なもの。でも、改めて整理して説明されると、普段当たり前のように行っていることが新鮮に感じたりもする。

  その中で印象に残った言葉…
   「デザインは人のために、アートは自分のために」
   「頭で作ってから、手で作る」
                 デザイナーの基本です!

 さて、来週はいよいよポスターのデザイン。どこまで楽しく作れるか、プロの目でまとめるのだけは避けようと思っている。