卒制の日々.7 閃いた! ― 2016/12/20 20:44
スマホ用の3Dスクリーンの焚き火の炎を見ながら、自問自答した。この小さな「手のひらの焚き火」を、どうすれば卒業制作として完成させられるか。「焚き火はコミュニケーションツール」、「焚き火による場づくり/共有空間」といった考え方をもっと明確に表現できないか。クラゲや地球など、ウェブ上にいろいろある3D映像と同じ(ただ鑑賞するという)レベルでは、映像を焚き火に変えただけになってしまう。何度もなんども小さな焚き火の炎を眺めているうちに、閃いた!のである。逆三角の3Dスクリーンを逆さにして(ピラミッドのようになる)、その空間に小さな焚き木を組んでみようと。それに3D画像を投影してみると、そこには小さいけれど存在感のある焚き火が、オレンジ色の炎を揺らめかせながら燃えているではないか。かなりリアルに焚き火を感じることができる。これをブラッシュアップしていけば、使い方次第でコミュニケーションツールの役割は果たすことができそうだ。その小さな焚き火を持ち寄れば、それがまた、小さな焚き火を中心とした共有空間が生まれる!これだ!
ということで、企画書にまとめてみた。コンセプトは「自分だけの焚き火を楽しもう!」的なこと。もっと突き詰めなければいけないが、方向性はこれでなんとかいけそうだ。



ネーミングはFIREriumから、もっとすとれーとにTAKIBIriumに変えた。これなら、コミュニケーションデザインの新しい提案となるし、スマホに映像をダウンロードするARやコンセプトを理解してもうグラフィックデザインと絡めれば、かなり自分でも腑に落ちる作品になるだろう。とはいえ、まだプロトタイプともいえない段階。これ核にしてどのようにブラッシュアップし、アウトプットするかが大きな問題ではある。
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