工業技術概論、課題4その12016/07/13 15:05

 工業技術概論の最終課題を提出した。以前にも書いたが、工業生産された、二つ以上の異なる材質の部品で出来た生活用品2点の、素材と加工技術を特定し、その特徴を指摘して論じる」というお題だったが、試行錯誤しながらやっと提出することができた。
  小型のステンレス魔法瓶とカッターナイフをチョイスしたが、いずれも調べれば調べるほど、その工業的技術と工夫とアイデアに驚かされる。日常使用の中では見過ごされがちだが、プレス成型などの金属加工技術と溶接技術、真空封止技術、プラスチックのインジェクション成型、エストラマーの圧縮成型など、さまざまな工業技術が駆使されている。いずれにせよ、主に金型を基本にした正確な成型加工技術があってこそだ。

1-1
    ▲商品概要
1-2
    ▲蓋について
1-4
    ▲パッキンについて
1-4
    ▲胴について
1-5
    ▲真空封止技術について
1-6
    ▲結論的まとめ

 小型のステンレス魔法瓶の技術的肝は、ステンレスの真空二重容器だが、それがいかにして作られているかを理解することができた。日常使用の中では見過ごされがちだが、プレス成型などの金属加工技術と溶接技術、真空封止技術、プラスチックのインジェクション成型、エストラマーの圧縮成型など、さまざまな工業技術が駆使されている。いずれにせよ、主に金型を基本にした正確な成型加工技術があってこそ、ステンレス魔法瓶の保温・保冷という機能が実現できるのだ。

工業技術概論、課題4その22016/07/13 15:27

 オルファ社製のカッターナイフを詳察して、見えてきたのはカッターの主刃の切れ味もさることながら、当該品から見えてくるのは、使い勝手の良さと徹底した安全性の追求だった。
 刃はもちろん、射出成型と金属プレス成型を組み合わせたボディ、プラスチックと板バネを組み合わせたスライド機構、これらの正確な成型技術と適材適所の部材構成、細部に亘った工夫、それらの組み合わせが、このカッターナイフの使い勝手の良さと安全性を実現しているといえる。

2-1
    ▲製品概要
2-2
    ▲刃について
2-3
    ▲ボディについて
2-4
    ▲スライド機構について
2-5
    ▲オートロック機構について
2-6
    ▲結論的なまとめ

 ともかく、一年越しの工業技術概論は終わった。科目試験がないから、よほどのことがない限り4単位獲得である。課題1は再提出のA、課題2はA、課題3はB、最後はAをとって有終の美を飾りたいと思っているが…。
 これで104単位!当面の目標まであと4単位だ。