カラヴァッジョ展 ― 2016/03/08 08:44
国立西洋美術館に待望のカラヴァッジョ展を見に行った。「ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(1571-1610年)は、西洋美術史上最も偉大な芸術家のひとりであり、イタリアが誇る大画家です。彼の理想化を拒む平明なリアリズムや、劇的な明暗法によって浮かび出る人物表現は、バロックという新時代の美術を開花させる原動力となりました。彼の画法はイタリアのみならずヨーロッパ中からやってきた画家たちによって熱狂的に継承され、その影響はルーベンスやラ・トゥール、レンブラントなど、17世紀の数多の画家たちに及んでいます。」と案内文にあるとおり、世界初公開の「法悦のマグダラのマリア」や「エマオの晩餐」、「エッケ・ホモ」の劇的明暗法はまさにカラヴァッジョ!傑作ぞろいです。



▲「法悦のマグダラのマリア」…涙流しています

▲「エマオの晩餐」…静謐な空気感、「聖マタイの召命」の
ドラマチックな印象そのままです。
写真で見るとかなり真っ黒けな印象だったが本物は暗い部分もそれなりに色も調子も入ってた。マグダラのマリアはカラヴァッジョが没した時に手元にあった3点の内の一点で、最近真筆とされた作品。見応えありました(^ ^)
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