9月になってしまったが… ― 2014/09/03 14:44
あっという間に8月が過ぎてしまった。WEBキャンパスのお姉さんからは「学習計画を見直す必要があります」とせっつかれているが、遅々として学習が進まない。
なんといっても、今年はまだ1単位も取れていない。専門科目のスクーリングはイメージ編集とマルチメディア表現を終えたが、通信課題はほとんど手つかず。日本美術史は残り科目試験のみ、西洋美術史Ⅰは課題2がそろそろ戻って来る頃…という塩梅で、その他はほとんど何も進んでいない。
勉強をしていないわけではないが、難敵の「西洋美術史Ⅱ」に引っ掛かっている。なにしろ幅が広い。「ルネサンス」「マニエリスム」「バロック」「ロココ」「新古典主義」「ロマン主義」の中から、一つの美術潮流を選び、その芸術的特質と歴史的背景について論じなさいという課題で、教科書を通読してとあるので読んではいるのだが、教科書はモノクロなので記述している作品がよくわからない。そこで、カラーで作品が載っている書籍とwebで作品を確認しながら読み進むものだから、時間がかかってしまう。さらに、ダビンチとかミケランジェロのような有名な作家ならまだ頭に入るが、馴染みの無い名前が山のようににでてくるから、読み始めるとすぐに眠くなってしまう。
どれか一つの美術潮流に絞ってレポートに取りかかった方が早いとは思うが、それぞれが影響し合っていたりするから、できれば全体把握をした方が良いに決まっている。と、思いつつのろのろと進めている次第。少なくとも9月中には、西洋美術史Ⅱの1ぐらいは片付けたい。
スペイン・アート巡り1 ― 2014/09/12 13:10
半年前から計画していた結婚39周年記念のスペイン・アート巡りの旅が字待った。11日の10時過ぎに成田を出発して、ヘルシンキ経由でバルセロナに着いたのが11日の夜。飛行機がヘルシンキで2時間ほど遅れて現地時間22時すぎに到着した。いよいよスペインの旅が始まる。
12日、スペイン・アート巡りはバルセロナ。アントニオガウディのグルエ公園へ地下鉄で向かう。入園予約が12時30分だったので、公園と市街地を見下ろせる高台まで歩く。サグラダ・ファミリアが遠望できる。ガウディが設計した高級分譲地だったが、二戸しか売れなかったという。も破砕タイルを使った独特の装飾に目を奪われるが、建造物の有機的なラインがいかにもガウディらしい。
▲丘の上から
サグラダ・ファミリアが遠望できる。
▲眼下にはグルエ公園
▲正面中央階段から見た列柱ホール
▲破砕タイルを使ったドラゴン
▲テラスから下をの風景
▲ガウディの住んでいた家が公開されている
グルエ公園の後は、市街中心部に戻り、ゴシック地区のランドマーク的存在のカテドラル。まさに巨大なゴシック建築そのものの大聖堂でした。
▲堂々たるカテドラル正面
▲恐ろしく天井の高いカテドラル内部
つぎはピカソ美術館。ピカソの若いときの作品が中心だが
、その天才ぶりに驚きました。デッサンが半端無く
上手いし、光のとらえ方がすごい。ピカソといえばキュビズムしか知らなかったが、さすが天才です。
▲ピカソ美術館入り口
▲14歳の作品「初聖体拝領※」
▲16歳の作品「科学と慈愛※」
夕食の後、ライトアップされたサグラダ・ファミリアを観に行きました。明日の午前中はサグラダ・ファミリア見学、楽しみです。
▲サグラダ・ファミリアが池に映って幻想的です。
(※印はネットから拝借した画像です)
スペイン・アート巡り2 ― 2014/09/13 13:47
今日もバルセロナ。午前中はサグラダ・ファミリアの見学。ついに待望のサグラダ・ファミリア教会です。街の中にこつ然と現れるその姿、形容できないほどに圧倒されます。これまでに全く見たことの無い異次元の建物、そして空間。ガウディ指揮のもとにに作られた「生誕のファザード」は圧巻。無数の彫刻に驚かされます。そしてここが教会であることを知らされます。
内部空間はまさに森。そもそも教会内部の列柱は、森をイメージしたものとか。とにかく凄いです。その日はエレベーターが故障していて、残念ながら上には登れなかったけど、地下の資料室や作業室を見る等、堪能しました。
▲サグラダ・ファミリア教会 生誕のファザード
▲14mmの広角レンズでやっと納められました
▲森をイメージした列柱の内部 明るく神々しいです
▲様々なステンドグラ、外光で表情が変わります
▲落下傘効果のようなキリストの磔刑のモニュメント
▲森を下から見たイメージ。枝が広がっています。
▲ショップ前から上を見上げた図
サグラダ・ファミリアを堪能した後は、モンジェイックの丘にあるカタルーニャ美術館へ。一般の日本人観光客はほとんどこないようで、ガイドさんも数年ぶりで案内したといっていました。
「栄光のキリスト」。ロマネスク時代のキリストの図像です。どこかアニメっぽくて面白いと思い、西洋美術史Ⅰの課題2で取り上げたので、どうしても見たかった作品です。
▲バルセロナ市外が一望できるモンジェイックの丘
▲カタルーニャ美術の宝庫、カタルーニャ美術館
▲一目見たかった「栄光のキリスト」 大満足です!
ボケリア市場で昼食をとった後は、カサ・バトリョの見学。海をイメージしたガウディがリフォームした邸宅。うねうねとした有機的なラインとフォルムが独特。どんな発想からでてくるのか。家も
一点ものだから、今作ってもめちゃくちゃ時間と金がかかりそう。それを作っちゃうのがガウディの凄さというか、狂気じみたところかな。うらやましい限りです。
▲カサ・バトリョ外観
▲どこか風の谷のナウシカを思い出させる造形
▲二階ホール。すごいお洒落だがこんな建具普通は作らない…
▲これもナウシカを思い出させる煙突群 不思議
さて、今日の締めは、カタルーニャ音楽堂。ガウディのライバル、モンタネールのモデルにスモ建築。とにかく装飾がこれでもかって感じで…日本人には絶対作れない感じです。内部は公開していなかったので、
コンサートのチケットを買って、音楽鑑賞しながら内部も鑑賞しました。
▲昼間のカタルーニャ音楽堂
▲夜のとばりに浮き上がるカタルーニャ音楽堂
▲すごい装飾の内部。何から何まで超装飾。
本日のバルセロナ観光は、以上で終了。明日はアルバンブラ宮殿のあるグラナダへ飛行機で向かいます。
スペイン・アート巡り3 ― 2014/09/14 13:15
今日は、朝の飛行機でバルセロナからグラナダ移動、目的はアンダルシア地方に遺されたイスラム文化の結晶「アルハンブラ宮殿」。とりあえずアルバイシン地区にある、16世紀の屋敷が改装されたホテルへ。荷物を預けてさっそくバスでアルハンブラ宮殿に向かいます。
▲アルハンブラ宮殿入り口付近
▲カルロス5世宮殿の円形の中庭
▲13世紀に建てられた城塞アルカサバ
▲いかにもイスラムの幾何学模様のタイル
▲王宮の中心にあるアラヤネスの中庭
▲特徴的なライオン宮のアーチ
▲ムカルナスと呼ばれる精緻な立体装飾
13世紀前半に着工され14世紀に完成した王宮は、まさにイスラム建築の最高傑作。幾何学模様や細かい透かし彫りなど、唖然するほどの懲りよう。気の遠くなるようなその細かさに圧倒されました。
▲アルハンブラ宮殿の夜景
夜は、アルバイシン地区のレルトランで、 アルハンブラ宮殿の夜景をみながら、カバ(スペインのスパークリングワイン)と生ハムとチーズを楽しみました。明日は急行列車でセビーリャへ移動です。
スペイン・アート巡り4 ― 2014/09/15 13:15
大航海時代に繁栄を極めたセビーリャ。「カルメン」や「セビーリャの理髪師」の舞台としても知られるアンダルシアの州都だ。
一番の見物はカテドラル(セビーリャ大聖堂)。イスラム時代のモスクを基礎に15世紀初頭から約1世紀作られた大聖堂だ。スペインで最大、世界で第3位の規模。ゴシック様式をメインにロマネスクとイスラムの宗教文化が混在するところが、歴史の凄さを感じさせる。
▲スペイン最大のカテドラル、でかいです。
▲内部もお金がかかっています。
▲コロンブスの墓。棺は4人の国王に担がれている。
▲ところどころにイスラムの痕跡が…
▲フライイング・バレットがゴシックの照明。
アルカサルはイスラム・ムデハル様式の宮殿 。ガイドさん曰く、前日に見たアルハンブラには比べるべくもないし、かなり荒れているとのことで正面玄関を眺めただけで中には入らなかった。
▲アルカサル入り口
▲黄金の塔(海洋博物館)
▲フラメンコ鑑賞。凄い迫力でした。
▲セビーリャの夜景、カテドラルの尖塔がよく見えます。
明日は、コルドバを観光してからマドリッドへ入ります。
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