残念な講評…2013/02/19 15:15

屋久島探検隊 地図
 マルチメディア基礎の課題2の評価が出た。少し悔しい思いのする講評だった。特に「せっかくの第2課題を勿体なくあしらわれたなあ、という残念な気持ちになります。」この言葉はショックでした。少なくとも、この課題を含めて、流すような課題制作はしたことがなかったし、これからもその気持ちに変わりはない!この課題にしても、屋久島を再びテーマに選んだのも、試行錯誤の結果。講師との気持ちのすれ違い、これが通信教育の限界なのか…

以下講評。
「すがPAPAさん 先日提出されたマルチメディア基礎、課題2の講評をします。

課題1に引き続き「屋久島」をテーマとしたサイトとなりましたね。全体にロゴや項目標題の文字感が面白く、個性のあるサイト感を醸しています。このあたりは、さすが長年のディレクターキャリアがモノを言っているようですね。今回、全面的にMap情報を組み込まれたのも良いアプローチでした。

まあ、ここまでは評価できる部分ですが、それ以外にはめぼしいポイントが感じられません。全体が、離島観光地の紹介情報としては凡庸すぎて記憶に残らないような、当たり障りのない表面的な紹介にすぎません。
「探検コース」には4つのコースが、それぞれ道程図と沿線のポイントが数点の写真で各々1ページで紹介されていますが、作る側の最低限の役割はこれで果たせるものの、見る側がこうした情報ではたして誘われるでしょうか。探検スポットも11箇所の観光ポイントがそれぞれ小さな写真1枚と簡単なキャプションで紹介されるばかりです。グルメ探検もKeyword(この命名意図がよく伝わりませんが)も同様で、手持ちの撮影写真を適宜グルーピングし、それぞれに簡単なキャプションを付けて屋久島紹介としているように見えます。
たとえば、「探検コース」と「探検スポット」を2項目に分けるほどの意味はあるのでしょうか。屋久島にとっての「Keyword」って、一体何を言いたいのでしょうか。
あるいは、全体に、屋久島の特別な存在感を想起しつつ、もっと各ポイントや各道程に踏み込んで、細かな情報や各画像のビビッドな解説を入れるように配慮すればこのサイトも、見る人に屋久島の魅力を分け与える存在になり得たかもしれませんが。

課題1が屋久島を写真メインで紹介したのに、課題2でもまさか同じテーマで取り組まれるとは思っていませんでした。これでは課題1の拡張版に過ぎないようです。もちろん課題2の制作条件から逸脱しているわけではありませんし、一般学生の課題作品としてはまあそつなくまとまっているので、及第点を出さないわけにはいきません。ただ、現役のディレクターでいらっしゃるすがPAPAさんが通信教育を受けようと発意されたことにこちらは勝手に思いを巡らすわけで、そうすると、せっかくの第2課題を勿体なくあしらわれたなあ、という残念な気持ちになります。
他の履修科目ではぜひ、初心を忘れずに取り組んでください。」

まあ、おっしゃることはよくわかります。しかし仕事を抱え、課題を抱え、年末年始の繁忙期をやりくりして制作をしている通信生の立場をもう少し理解してほしいような、切ない気持ちもあり…でも、デザインって結果だからな〜
気持ち切り替えて、前に進みましょう。GO!GO!

マルチメディア基礎、課題2提出!2013/02/11 17:33

屋久島探検隊
 風邪っ引きの三連休を使って、マルチメディア基礎の通信授業課題2を完成させた。「マルチメディアなWebサイトを作る」というものだが、課題1で提出した屋久島テーマを膨らませて「屋久島探検隊」というネーミングで、誰でもが興味を持ってもらえるようなWebサイトを作った。

 はじめは簡単な屋久島のコースガイドにしようと思ったが、やっているうちに、あれもこれもと思いページ数が増えてしまった。合計16ページ。これでもちょっと足りないが、収拾がつかなくなるのでここまでにした。いろいろ調べていたら、うってつけのひな形を見つけたのでトップページは頑張ってフラッシュのスライドショーを挿入した。
 CSSの知識がないので、まともにきれいなレイアウトを作るのは無理。そこで、最初にDramweaverのひな形を利用して基本のフォーマットを作った上で、各ページレイアウトはをロゴなども含めIllstratorで作った。これをpng(150dpi)で書き出してphotoshopに持っていき画像幅を960pxに統一、FireworksでスライスをしてHTMLで書き出す。この書き出されたHTMLのテーブル部分の記述だけをコピペして、Dramweaverで開いた基本フォーマットに書き込む。というとてつもなく面倒くさい作業をやった。経験が浅いので戸惑いながらの作業だったが、なんとか思い通りのレイアウトを作ることができた。でもWebコンテンツとしてみたら、全てが画像というあまりお勧めできないものだ。一昔前なら重すぎてまともに見られない。

まあ、ともかくこれで今学期の制作課題はほぼ終了。後2週間で、絵本がまとめられればラッキー!ぐらいの気分だ。

マルチメディア基礎、試行錯誤中2013/01/26 09:11

マルメ基礎途中
一月も残りわずか、期末まで一ヵ月足らず…現在マルチメディア基礎・課題2のWebサイト制作中。テーマを何にするかから始まり、なかなかまとまりが付かない。時間がないので、課題1の「屋久島」をベースにWebならではの切り口を探しているが、いまひとつ。さらに問題は、HTMLの知識があまりないので参考書と首っ引きで制作せざるを得ないこと。DreamweaverCS6を使っているが、これがなかなか難しい。コンピュータグラフィクスのWebギャラリー程度の簡単なものならアプリケーション付属のテンプレートをベースにすれば簡単にできるが、意図を持っていても頭に描いたとおりのレイアウトにならない。

仕方がないので、とりあえずIllustratorで、それっぽいレイアウトを作ってから進めることにした。Photoshopで画像にしてHTML書類に張り込み、リンクを組めばインチキWebサイトは構築できる。が、それではマルチメディア基礎の学習の目指すところとは違う。せめてトップページにFlashのスライドショーぐらいは組み込みたい。テーマも課題1と同じようなものではダメだろうな…などなどただいま試行錯誤中。(おいおい、試行錯誤している暇ないよ…と、もう一人の自分がつぶやいている)

写真は、とりあえずまとめて見た、縄文杉のコースガイドの画面。これを5枚ぐら作ってトップページを作ってリンクすれば、インチキWebサイトはできるが、許してくれないだろうな。再提出になったら今期の単位獲得はあきらめるしかない。トホホ…

やっと合格80点!2012/11/21 23:14

マルチメディア基礎の課題1がやっと合格になりました。

以下講評の抜粋。

 「すがPAPAさん、大変速やかな再提出でしたね。
では、再提出された課題1を講評します。

 まず、パネル1。前作のような直接的いざないスタンスが消え、屋久島紹介メッセージとして大分相応しいスタイルとなったようです。上下に割れた黒のグラデーションもなにか奥深い物語の開始感めいたものが伝わっていいですね。
キャッチとしては、「太古からのメッセージ」はいいのですが、「五感を刺激する」はこのレイアウトや直接いざなわないコンセプトとマッチしなくて、やや安っぽくも感じます。下の一行のサブキャッチも、「その存在は」は要らなくて、その後も抽象的な言葉の連続なのにちょっと回りくどいですね。たとえば少しアレンジして、「太古からのメッセージ」と「屋久島」の「島」も外して、<屋久>/<そこは、驚きと感動に満ちた奇跡の島>みたいな一行になると大分変わります。
 パネル2は、元の前作が良かったうえ、文字量のバランスは前作よりさらに良くなりました。ただボデーコピーブロックの書体はゴシック系(前作よりもウエイトの少ない)で良かったでしょう。また、内容に具体的な地点やポイントが出てくるので、ここは白線画の地図などを置いて各ポイントを示したりするアプローチもあり得ましたね。現状のキャッチはパネル1からの展開感が弱いので、もう少し内容に踏み進んだものを検討した方が良かったでしょう。

 パネル3~7のメインコンテンツは、前作よりパネル点数が増えましたが、どの画像もテーマに相応しい内容でインパクトがあって良いですね。画像類とキャッチのレイアウトがとくに素敵です(一部、キャッチのフリガナの位置が崩れていますが)。
これらのパネルに共通した問題点は追加された文字の扱いです。ボディコピーとおぼしきコピーブロックは字詰めを角版画像の幅に揃えてその上部に配置されていますが、これでは角版写真キャプションのような扱いです。メイン画像もサブの角版3点も各々のパネルの1つのテーマに沿ったものだから1つのボディコピー(キャプション)で良いと判断されているかもしれませんが、そうした考えで見直してみても現状のボディコピーの扱いには大分違和感があります。
繰り返しになりますが、まずパネル全体のボディコピーとして捉えると、小さな角版の幅に揃えた現状の字詰めはおかしいですね(幅に対する文字の大きさに一番の問題があります。10字詰は特殊すぎますね)。私ならそのボディコピーを今の2~3倍の文字量でキャッチの幅に合わた感じで、下方1行のキャプションのすぐ上あたりに配置するでしょう。
逆に角版写真のキャプションとして考えると、文字が大きすぎます。また書体についてはキャッチの太明朝は良いですが、このボディコピーの明朝体は写真の上では可読性がかなりスポイルされます。ここは中ゴシック(例:ヒラギノ角ゴW3)などでよくて、だいぶ小さくしないといけないでしょう。
つまり、このメインコンテンツパネルには、もっとも字数の多いボディコピーと、それとは別に各角版画像のためのキャプションも、あった方が受け手に対して親切だろうし、レイアウトバランスも良くなるでしょう。

 つぎに、各パネルのキャッチコピーを見ていきましょう。
   3:「燦めく、原始の樹海。」
   4:「座する、天空のオブジェ。」
   5:「息づく、悠久の生命。」
   6:「跳ねる、名水の飛沫。」
   7:「爽やぐ、蒼穹の頂き。」
それぞれ端的なキャッチですが、各々の前半が一語の状況表現だけなので、見る側を新たな観点に誘うというより抽象的な状態形容のレベルにとどまっています。ここは少なくとも、各キャッチの前半にもう一言でも入れて、それぞれの画像で伝えきれない世界を表現して欲しいところです。
もう少し踏み込んで言うと、たとえば「燦めく、原始の樹海。」の「燦めく」という文字自体は今や滅多に使われないので、そんな隔たり感のある文字が屋久島の樹海に相応しいと考えられたのでしょう。そこまではいいのですが、多くの閲覧者がその文字からなんとなく想像する「キラキラ輝く」ようなイメージは、示された写真群のイメージからは遠いですね。実際に屋久島の樹海がどのように燦めくのか、画像からはまったく想像できません。キャッチやボディコピーは、そうした新しい世界を受け手に発見感を伴って伝えるアプローチであるべきでしょう。後半の「原始の樹海」は良いので、やはり前半でそれをより活かす他の言葉を検討された方が良かったでしょう。作例を上げると、<地神の気配も燦めき往く、原始の樹海。>などとすれば、菅原さんの表現したいイメージの方向でもっとフックが効き、そのイメージがとどまり広がるのではないでしょうか。

 基本的に、現状でも一般の学生であればまあ悪くないレベルのキャッチコピーですが、すがPAPAさんにはやはりプロな観点で言及したいと思います。全体的に画像から想像できる状況(世界観)を言葉でなぞっているようなキャッチなのですが、そのスタンスでは、現場を体験した者の意識として「言葉では伝えられない」という諦念も生まれるでしょう。ですが言葉にはスゴイ潜在能力があります。ありふれた単語をいくつか組み合わせるだけで、とんでもない世界観を共有できたりもします。分かりやすい例で、懐石料亭のイメージパンフレットで私は「一滴のなかの瀑布」という表現を使ったことがありますが、これは読み下すだけで不思議な世界が広がる8文字でしょう。そうした次元の賭場口にまで立ってもらえるなら、パネル8での相変わらず言葉の力を諦めたような姿勢で屋久島の超絶感をなんとか表現しようというスタンスはなくなるのでは、と思います。
 以上、おもにコピー回りに関して講評してきましたが、全体としてはともあれ、もともと一般学生のレベルでは充分及第点だった前作に対して、先の講評内容を踏まえて速やかに修正対応され、テーマ紹介のプレゼンパネルとして前作よりもかなり良くなった点を評価します。」

 かなりシビアにやったけど、やはり注文の多い80点。特にコピーの指摘が主だった。先生は、プロの視点でというけれど、僕はコピーライターのプロではない。いわれたことは充分わかるが、ライターを使うのならともかく、自分で考えるのはこれが限界かな。講評はとてもありがたいのだが、できればすんなり合格をもらいたかった…

本気モードで完成!2012/11/13 22:42

マルチメディア基礎課題1再提出
マルチメディア基礎の通信課題1「共振へのデザイン」の再提出メッセージパネル。スクの後で少々きつかったけど、先生が本気モードならこっちも負けて入られない。再構成ををしてパネルを増やした!これでどうだ。
せんせ〜、講評は早くお願いします!課題3が出せなくなってしまうので、ヨロシク!