卒制の展示設営2017/03/04 22:46

 今日は卒業制作の展示設営の日。さいたまへ前泊して、朝8時45分に鷹の台キャンパスに到着。がラーンとした展示会場には誰もまだいない。早速展示作業。この日の大仕事は展示台を二つ作ること。世界堂から頼んでおいた3枚のハニーパネル(四六判)をカットして、その上から黒ラシャ紙を貼る。半日かけて、D600×W600×H900とD450×W450×H900の二つの展示台を完成させた。これで計画通りの展示ができる。

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 正面奥の黒い壁面に張るためのtakibiriumロゴの切り文字も用意したが、集中力が切れてしまったので、明日早めに来て講評会の前に貼り付けることにした。メインのロゴがないと臥龍点睛を欠く的な感じも否めないが本日の設営は終了。写真のようなブースになりました。明日はいよいよ講評会。卒業制作展は11日から14日までの予定だ。

卒業制作講評会2017/03/05 22:30

 朝9時から、卒業制作の講評会が始まった。デザイン情報学科の今までお世話になった先生方が一同に揃った。懐かしい先生も多く、ちょっと同窓会のような気分。でも、僕らにとってはこれからが本番、一人ずつ卒業制作をプレゼンテーションしてゆく。30数人でスタートした卒制メンバーも様々な事情で卒業を見送る人もあって、コミュニケーションデザインコースが17人、デザインシステムコースが連年より多く5人。デザイン情報学科総計で22人の学生が講評会に望んだ。講評会をクリアできれば、皆卒業となる。ここまでこぎつければ卒業確実と思えるが、結果が出るまでは落ち着けない。

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 プレゼンテーション順は会場入り口に設営された作品から。一人ひとり作品を前にプレゼンテーションをしてゆく。それに対して先生がいろいろ突っ込んだ質問をする。僕は21番目、15時近くになった。坐骨神経通も出てきたし、待ちくたびれた感もあるが、6年間の集大成、一プレ入魂、気合を入れてプレゼンテーションを終えた。僕の作品の場合、実演をすることが必須なので、そのタイミングがポイントだった。コンセプトや政策の背景などを説明して、照明を落としてもらう。そしてtakibirium(小さな手のひらの焚き火)を実演。「これ欲しい」という先生も現れて、予想以上の好反応。半年間の卒業制作の苦悩が吹き飛ぶ思いだった。講評結果は後日になるが、よもや落第ということはないだろう。

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 講評会の終了後は、いつものごとく国分寺北口の「世界の山ちゃん」で、お疲れさん会。会報された気分で、ビールが一層美味しく感じられた。さて最終末から、いよいよ卒業制作展である。

優秀賞だっ2017/03/07 20:28

 講評が終わった翌日、学校から電話があった。「優秀賞おめでとうございます。ついては4月4日から4月29日まで、武蔵美の美術館で展示をするのでよろしく」との内容。今年度の優秀賞は二人で、講評日にすでに知らされていた学生がいた。残念ながら僕ではないと思っていたので、ちょっと驚いたが、卒制に苦労しただけに正直嬉しかった。

 翌日、案内の手紙が届いた。開催要項の他に、承諾書、展示計画要領と展示計画書が同封されていた。承諾書を出すのは良いけれど、100余名の優秀賞を展示するため1800mm×1800mmのスペースしか取れないとのことなので、改めて展示計画をしなければならない。卒制展が迫って何かと気忙しいのにちょっと面倒くさい。

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 それにしても1800mm×1800mmのスペースでは、卒制展の約半分だ。全てを展示することができないから、展示物を取捨選択しなければならない。どうしようと考えていたら、夜にメールがあった。takibiriumの作品を見た上で3000mm×2000mmのスペースを確保したとのこと。後回しにすると問題が起きた時に厄介だし、改めて展示・搬入に立ち会うことができないので、細かい指示をいれた図面を作って送った。

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 それと、学年幹事も頼まれてしまったので、その書類も入っていたので、あわてて、校友会の会費30,000円なりを振り込んだ。まあ、武蔵美と関わっていくのはやぶさかではない。

卒業制作展2017/03/13 22:23

 いよいよ卒業制作展が始まった。快晴に恵まれた展示会日和。初日はの午前中はポツポツだったけど、午後からどっと人が増えた。僕の作品は、説明して実演しなけばわかりにくいのでスマホ片手に大わらわ。docomoは問題なく繋がるが、SoftBankは全くダメ。けっきょく、QRコードを繋いだとして、自分のスマホに入れてある画像を3D-Visionにセットして見せることに。「お〜焚き火が燃えている」その映像を見た人は一様に驚きの声を上げる。そして、「面白いね」「これ欲しいな」、「売る予定はないの」、「東急ハンズにあってもいいみたい」、「絶対売れるよ。製品になったら教えて」などなど、うれしいコメントを多数いただいた。あっという間に時間が過ぎていった。

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 2日目は日曜日ともあって大盛況。掌に乗る小さな焚き火「takibirium]の説明で、とにかく喋りっぱなしだった。3日目は落ち着いた月曜日、思いがけない友人が訪ねてくれた。土日ほどではないが、来場者が切れることがなく、なかなか席をはずすことができない。合間を縫って、デザイン情報学科のメンバーの作品を改めて見たり、同じ9号館に展示されている工芸デザイン学科の作品を鑑賞したりした。著作権の問題もあるので、他の作品は載せられないが、それぞれにそれぞれの思いがこもった力作ばかりだ。

卒業制作展が終わった2017/03/15 08:51

 最終日も前日と同じように、来場者が少ないものの切れることはなかった。そして16時、4日間の卒業制作展が終わった。感傷に浸る暇もなく撤収作業、展示ブースがどんどん解体されてゆく。僕の作品は優秀賞に選ばれたおかげで、PCのみの持ち帰り。パネルも含めた展示品は、美術館のスタッフが優秀作品展に向けて持って行った。展覧会が終わったら自宅まで無料で送ってくれるので助かった。

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 強者のどもの夢の跡…がらんどうの展示会場を見ると、ちょっと込み上げるものがある。祭りの後の寂しさは否めないが、僕にとっては人生のセカンドステージのスタート。もう一歩だけ前に進もう♪

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 そして、学校側主催のお疲れさん会。ビール、ワインなどのアルコール類とソフトドリンク、お寿司、唐揚げなどがテーブルに並ばられていた。先生の挨拶があり宴のスタート。充実感と安堵感、話も弾む。みんながはじけている。みんな頑張りました!僕も含めお疲れさまでした!!(その後、国分寺に流れて、したたか飲んだのはいうまでもない)