西洋美術史Ⅰ課題2講評2014/09/16 14:38

 8月10日に提出したレポートの講評がやっと戻ってきた。旅行中のスペイン・セビーリャのホテルでメールチェックしたら、1ヵ月を1週間近くオーバーして講評がでていた。課題1と同様、細かく添削されたpdfが添付されていたけれど、もう少し早く戻していただけるとあり難い。まあ、それで勉強が進むわけではないけれど、結果って早く知りたいですよね。

以下講評。
 すがPAPAさんこんにちは。担当のOです。全体的によく練られていて、読みごたえのあるレポートでした。図版も美しく、キャプションも適切です。要所要所の歴史的事項(ミラノ勅令など)に触れているのもよかったです。
 今後のアドバイス、注意点は細かい点ばかりです。時々言葉足らずな部分が見受けられるので、黙読チェックをお勧めします。(良いところも多いですが。)また、もう一歩具体性が出せると思います。それはロマネスク、ゴシックの部分で指摘しましたが、例えば「感動的」という言葉は見る側の主観的判断に基づく価値を表す言葉なのです。つまり、万人が納得しえないかもしれない、ということです。レポートは客観性が求められますので、なるべく具体的な、観察や文献から判明する万人が納得する事実を収集する必要があります。この点を解消するには、とにかくひたすら具体的に書くことを心がけることだと思います。
 しかしながら、全体的によく考えられた構成で、大変良いレポートでした。今後ともどうぞ頑張ってください。応援しております。

西洋美術史1-2講評1

西洋美術史1-2講評2
 
 参考にした美術書ではビザンティンで表記されていたので、あえてビザンティンに入れたガッラ・プラチーディア廟の『善き羊飼い』は、「聖堂自体 もですが、ローマ 末期 の作例、 つまり 初期キリスト教美術 に位置 づけられるのが一般的です。」とのこと。