女性向け日本酒販売企画 ― 2014/01/11 08:28
デザインマネージメントの課題4。「あなたは、ある大手老舗酒造メーカーの社員であり、これから発売予定されている、ある新しい日本酒の販売企画の総責任者でもある。この新製品は、これまであまり日本酒に親しみのなかった若い女性をターゲットとしている」ということで、ネーミング、容器デザイン、広告、宣伝、流通ディスプレィ、販促ツールなど、どのようにしてこの新製品を売り出してゆくか、考えるとうもの。
味や容量などはターゲットを想定して自由に考えるということで、まず、売り出す商品を設定しなければ始まらないので、ここから手をつけた。女性向けの日本酒を調べるとこれが凄いことになっている。日本酒のメーカー出荷数量はこの40年で1/3に激減!また、大手6社が業界シェアの40%を締めていて、小さな蔵元は危機的状況になっている。このままでは各地域で特徴のある日本酒という文化が消滅してしまうという危険もはらんでいる。
そんな中で、昨年、宝酒造が売り出したスパークリング清酒「松竹梅白壁蔵『澪(みお)』」が大ブレーク!1998年に発売していた宮城県一ノ蔵の「すず音」とともに、低アルコール、スパークリングという従来のイメージを覆す新ジャンルの日本酒が、日本酒愛好者が少ない女性や若者などに広がっている。

▲女性向けと称する低アルコールのスパークリング清酒
市場を見ると、「澪(みお)」や「すず音」以外にも、女性向けと称する日本酒があることがわかった。つまり課題で考えているお酒は、後発ということになる。後発ということは先行する商品との明確な差別化を図らなければ、二番煎じなどと捉えられ埋没してしまう。
で、基本方針。
(1)容器デザインは、今までに見たことの無いオリジナルにする。
(2)いかにも女性向けというデザインや味の商品が多いので、
女性にこびない商品、そして販促計画とする。
(3)文化を継承しつつ、新しい時代に対応したグローバルな視点で
日本酒復活の後押しをする商品とする。

以上を踏まえて、とりあえず商品を企画した。ネーミングは純米発泡吟醸酒「ほの香・スパークリング」。商品概要は「ほどよい酸味ときれのある味わい、爽やかな泡立ちが楽しめる発泡性吟醸酒。ボトルは、スタイリッシュなオリジナルボトルを採用。アルコール度数7.5%で300mℓと小容量なので日本酒になじみのない女性や若者層にも気軽に試してもらえる」。「澪(みお)」や「すず音」はアルコール度数5%で甘く、いかにも女性向けなので、普通にお酒を飲む女性もある程度満足してもらえる7.5%にして、味も甘さをある程度抑えたキレ系の味と設定した。
さて次は具体的な販促計画です。

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