映像文化論課題3提出2013/07/13 09:44

週末に時間が取れず、なかなか実技系の課題が進まない中、切れ切れの時間を使ってまとめていた映像文化論課題3のレポートが完成、今朝提出した。「芸術としての写真について、考えるところを述べなさい」という、かなり難しいテーマだったが芸術的手法の切り口を三つに分けることで上手くまとまった。

以下レポートの概要
(1)写真の芸術性を主張する画家のレイランダーやロビンソンは、絵画に匹敵するような写真を撮ろうと、合成印画技法を駆使して作品を制作した。キャメロンは個性的なイメージの作品を残した。その後、印象派絵画的イメージを追求したピクトリアリズムが世界的に大流行。初期の写真家は、絵画と同じ方向を目指すことで、芸術性を表現しようとした。
(2)その後、写真は独自の表現を追求していくが、現代写真の父スティーグリッツは前衛的芸術に深く関わったことで、ストレートフォトという思想を実践してゆく。アジェの作品は即物的な描写が特徴であり、ストレートフォトと同様である。これらは写真本来の姿で芸術性を表現しようとした。
(3)芸術家たちは写真の特質を探求し、新しい自己表現手段とした。伝統的な芸術を根底から否定するダダは、写真の概念を覆した。バウハウスのモホリ・ナジは、さまざまな表現を追求した。シュルレアリズのマン・レイも実験的手法を考案し、写真芸術を実践した。

(結論)自己表現手段の写真は芸術性を有するが、見る側が芸術性を感じなければ芸術ではない。

8月の科目試験を、印刷文化論と一緒に受けようと思ったけど、すぐに帰ってこなければ、ちょっと難しい。三連休、少しでも課題を進めたいが朝から暑くって…

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