工芸論、試験の傾向と対策2016/08/31 14:24

 今度の日曜日、9月4日は、いよいよ科目試験だ。といいことで、工芸論の傾向と対策。過去問サイトには、2016年度第2回と2011年度第3回が掲載されている。情報が少ないが、そこから分析すると、キーワードは「正倉院宝物」「やきもの」「漆芸」「重要無形文化財」そして「近世」である。もちろん山をかけて臨む。
 山が外れたらギブアップということだが、勝負は時の運!知識が追いつかない以上、これでやるしかないのである。とりあえず60点取れて合格できいればそれで良し。内容は二の次です。これらを完璧に丸暗記すべく、写真入りの模範?解答を作った。あとはこれを、さらに文を簡略化しながらノートに書き込む。文字に起こすと記憶の定着度が高くなるからねっ。

工芸論、試験

 「近世」というワードが関わるのは、正倉院、重要無形文化財以外の二つの問い、この際、彫刻や金工、染織、武具工芸などはあっさり捨てて、陶芸と漆芸にしぼることにした。すると、近世のやきもの、または近世の漆芸ということになる。陶芸と漆芸のどちらも「近世」に限定されることは多分ないけれど、どちらも近世の作品を選択しておけば対応できる。たぶん!?

   ◯正倉院宝物=漆胡瓶(しっこへい)、
   陶芸=益子焼(重要無形文化財保持者:浜田庄司)
       または柿右衛門様式(濁手:重要無形文化財/近世)
   漆芸=八橋蒔絵螺鈿硯箱(光琳/近世)、
   ◯重要無形文化財=益子焼(重要無形文化財保持者:浜田庄司)
       または柿右衛門様式(濁手:重要無形文化財/近世)

 問1の正倉院は漆胡瓶(しっこへい)一本、問2の陶芸は、特に指定がなければ「益子焼」、近世ならば「柿右衛門」か、問3は近世であってもなくても「八橋蒔絵螺鈿硯箱」、問4は、問2次第で、「益子焼」と「柿右衛門」を入れ替える戦略。問2、3のサブとして、色絵月梅図茶壺(野々村仁清)を押さえて勝負することにした。運は味方してくれるだろうか…

建築史、試験の傾向と対策2016/08/31 14:39

 過去問データを分析すると、基本的には「4つ(古代・中世・近世・近代)の時代区分のうち、2つ選び、様式の特徴と下記の建築物、もしくは同時代の建築物の特徴についての論述」である。つまり最少で、2つの時代の様式説明と同時代の建物の説明ができればいいということだが、出題のキーワードが「コロッセウム」などの建造物の場合、どの時代に属するかを把握して、その様式を頭に入れておかなければならない。

 脳のメモリ容量が少ないので、各時代区分で二つの様式をピックアップして、その代表的な建物の名称を簡単に押さえることにした。例えばローマ建築なら、その概要と、「コロッセウム」の名称、外壁が複数のオーダーで装飾されているという特徴をまで覚えられればベスト。ただし、建物の特徴を覚えるのは大変だし、教科書でも名称程度で個々の特徴まで言及しているものは少ない。あくまでも建築様式をしっかり頭に入れることがメイン。ということで、課題1〜4まででレポートを書いたものをベースに、写真入りの模範解答を作った。

建築史試験

    ◯古代=ギリシャ建築(パルテノン神殿)
        ローマ建築(パンテオン)
    ◯中世=ロマネスク(マドレーヌ聖堂)
        ゴシック(ランス大聖堂)
    ◯近世=ルネサンス(フィレンツェ大聖堂)
        バロック(サン・ピエトロ大聖堂)
    ◯近代=新古典主義(大英博物館)
        ゴシック・リバイバル(イギリス国会議事堂)

 こんな感じだが、これ以外のエジプトや、ビザンチン、ロココ、古典主義がでたらアウトだが、4つのうちの2択だから、なんとかいけるだろうと(全然根拠がないんだけど…)思っている。

レポートにまとめた「ゴシック」と「ルネサンス」あたりがでたら嬉しい。とりあえず答えられれば60点以上は行くでしょう。卒業にリーチをかけるためにも、まず科目試験に合格することを目標とした。