現代芸術論、課題1提出2016/08/15 15:24

 現代芸術における「〜主義(イズム)」とは何か…一つの「〜主義(イズム)」を中心として、その派生と終焉/継続について述べよという、現代芸術論の課題1を提出した。明日から、陶磁工芸実習のスクが始まるので、その前になんとかまとめようと頑張ったが、評価はどうなるだろう。

現代芸術論1-1

 以下、レポート抜粋。

「20世紀前半の現代芸術は、多くの前衛的イズムが生まれ消えていった。さまざまな芸術的試みが実践されたがその影響力からすれば20世紀最大の潮流ともいえる「シュルレアリスム」について考察する。

 1910年代半ばに発生したダダイズムは、あらゆる既成価値を否定する破壊的な芸術運動であったが、マルセル・デュシャンらの作品に見られるように、芸術に根源的な変革をもたらした。そのダダの精神を引き継いだシュルレアリスムは、1924年の『シュルレアリスム宣言』によって始まった。抑圧されている人間の内面を解放することを第一義として、より理論的に人間の内面を探求する運動を展開した。パリから発信されたシュルレアリスムは、1930年以降、国際的な広がりを見せ、多くの国の視覚芸術、文学、映画、音楽などに影響を及ぼし、両大戦間のもっとも重要な潮流のひとつとなった。

 シュルレアリスムの絵画は、大きく二つに分けられる。ひとつはアンドレ・マッソンやジョアン・ミロらが実践した「オートマティスム(自動筆記)」で絵画を描く方法である。彼らの絵画は具象的な形態がなく、さまざまな記号的イメージにあふれている。これらの偶然性の強い手法で造形化するという実験的な手法は、後に抽象表現主義などに受け継がれてゆく。イメージを扱うもうひとつは、ダリやマグリットらの「デベイズマン(異化)」と呼ばれる方法である。キリコの「形而上絵画」や、ダダ時代のエルンストのコラージュは、この方法によるシュルレアリスム絵画の先駆とみなされている。ダリやマグリットらの描く奇妙な世界に出てくる人物や風景はあくまでも具象的であった。

 第二次世界大戦の戦火を逃れて、アメリカに渡ったプルトンらはニューヨークでシュルレアリスム運動を続けし、戦後まもなく誕生する「抽象表現主義」の基礎となった。しかし、運動はしだいに行き詰まり、1966年のブルトン死去に至って、彼を中心として始まったシュルレアリスム運動はひとつの終焉を迎える。

 誕生と消滅を繰り返した前衛的イズムに共通する点は、自然主義やアカデミズムの支配を拒絶し、芸術の本質と人間の根本を問いその答えを求めたことである。この時代のイズムはお互いに影響され絡み合いながら、芸術の可能性を拡げていったのである」
 ちょっと難解なシュルレアリスムを扱ったが、もっと小さなイズムの方がうまくまとめられたかもしれない。しかし、4月にダリやミロをスペインで見てきたばかりなので、それらに対すするリアルな実感がある。実際に見たものをテーマに書いた方がいいと考えて、シュルレアリスムにした。

現代芸術論1-2

 それにしてもイズムについてまとめて書いてある本がなく、いろいろ資料を集めたが、イズムの変遷いついては『イズム”で読みとく美術:スティーヴン リトル』、現代アートの理解では『現代アート超入門:藤田 令伊 』が役立った。現代アートがなんでもありになってしまったのは、ディシャンとウォーホルの功績!??

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://sugapapa.asablo.jp/blog/2016/08/15/8160427/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。