卒制の日々.9 写真本2017/01/28 15:31

 takibiriumのグラフィックデザインのアプローチはフォトブック。焚き火の炎は変幻自在、科学的には単なる燃焼作用だが、空気と薪と熱のコラボレーションが、さまざまな表情を見せてくれる。自然が生み出す木目や年輪は1/fゆらぎのリズムを持ち、心地良い気分にさせてくれるが、焚き火が創るかたちや色も同様に1/ゆらぎのリズムも持つものとして、炎のオブジェをスチルカメラに収めた。

 サイズは297mm×297mm。本文36Pフルカラー。一般的にこのサイズで上製本で仕上げると一冊あたり10万円はくだらない。卒業制作とはいえもう少し安くできないかと調べていて見つけたのが、フジフォトアルバム。静岡にあるフジフォト株式会社というところで製品。2冊で26,860円 (税込)。一般的なオンデマンド印刷の情勢本と比べて1/4以下の安さだ。どうもフジフイルムの関連らしいが詳しいところはわからない。
 本来その名の通りアルバム制作のサイトだが、フォトショップのテンプレートが用意されていて、こちらで編集&デザインしたものをそのままプリントしてもらえる。Illustratorで作ったものをPhotoshopでJPEGに変換して送れば、本ができるというワケだ。リードタイムは2週間。2月17〜19日の提出日を考えたら、すぐにでも入稿したいところ。写真やコピーはおおよそ用意をしているので、早速編集作業。タイトルを『MESSAGES OF THE FLAME』炎からのメッセージとした。

1

2


 何枚かテスト出力したが、大判はやはり迫力がある。問題は、takibiriumの3D装置とこのフォトブックの整合性。3D映像が台座を入れて70mm立法なので展示としては見栄えがしない。並列で展示したら、3D装置よりフォトブックの方が目立ってしまうから、展示を工夫しなければいけない。

 まあそれはともかく、とりあえずフォトブックのデータは完成した。いつものように妻に文字校正を頼んで万全を期す。文字修正をしてwebからデータ入稿をするが、出来上がりは2週間後になる。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://sugapapa.asablo.jp/blog/2017/01/28/8362354/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。