イメージ編集Ⅱ、85点!2016/10/13 07:51

 専門科目最後の通信課題「イメージ編集Ⅱ」が戻って来た。85点でした。課題2はすこし的外れかなとも思ったが、きっちり評価してもらい、作品は参考作品としてお召し上げになりました。

 講評は教授の白尾先生。(1)反転「メッセージ性を強調する負の空間』、(2)反復「同質なるものの反復が新たなイメージを創る」、(3)省略と純が「プランド成長とともに省略、純化されるロゴ」、それぞれのテーマについて、A4に細かい字でびっちり講評いただきました。

イメ編講評1

イメ編2講評2

 そして、自分の作品の(4)転置「切断したイメージを再構築する」…
「面白い作品ですね。思わずやってしまいました。多分コラージュのような感覚で、いろいろな面の出会いを楽しむというのが狙いだったのだと思いますが、実際やってみるとジグソーパズルのようで見本の冊子を見ながら、結構楽しく遊んでしまいました。(中略)確かに転置という意味ではその通りすが、ただ変わる、あるいは偶然の出会いがあるから、新しい展開や意外性という面白さがあるのではないでしょうか。その場合、サグラダファミリアではないのかもしれませんが、意外性という意味ではビジュアルショックと通ずる、そんな装置かもしれません、デザイン的にはサグラダファミリアのマークを多用しすぎな感はありますが、パッケージも解説書もとても良くできていると思いました。」

 狙い通りの反応で、作った方としては「やったねっ!」という感じです。また、おまけ的に作ったパッケージや冊子も評価をいただいたので、これもまた嬉しかった。白尾先生のおっしゃる「ただ変わる、あるいは偶然の出会いがあるから、新しい展開や意外性という面白さがあるのではないでしょうか」というのはそのとおりで、作り上げて自分で遊んでいる途中で、もっと別なものの組み合わせ(写真だけではなく、テーマも揃えず)の方が面白いかもしれないと思ったが、卒業制作を進行中の状況で、作り直す元気がなかったというのが正直なところだ。

 これで、専門科目は全て終了。3単位を加えて116単位となった。残すは、文化科目2単位と卒業制作6単位で、卒業要件を満たす124単位になる。美術論の課題2はまだ戻ってないが、今週末の日曜日が科目試験。なんとか合格をとって卒業にリーチをかけたい。

卒業制作に悩む…2016/10/13 08:26

 卒業制作に悩んでいる。「焚き火」をテーマにした映像作品をメインにビジュアル本と組み合わせて作品にしようと思い。試行錯誤しているが、正直なところ「これでいいのか」という疑問符が付きまとう。
 あえて手はつけたものの映像でよいのか、6年間の集大成がこれでよいのか、本当にやりたいことななのか、できれば自分が歩んできたグラフィックデザインの延長線上で作品を作りたい…などなど、思い悩んで、積極的に卒業制作に向かえていないの現状だ。

 スクーリング時に白尾先生からいわれた「あまりかっこいいものにしないでね」という言葉が改めて思い出される。「デザインに走り過ぎた中身のないものはするな」ということと解釈したが、見た目だけになることだけはさけたい。見る人が楽しめるようなアイデアはないか…

「本物の焚き火にはかなわない」的な言葉もあったので、ストレートな焚き火映像ではなく、それこそナムジュン・パイクのように、アートっぽく見せることを目指した。しかし、カッコよい現代アート的な見た目にはなるが、そこに焚き火のハートはあるのか、それは一人よがりではないのか…

 悶々としている時にイメージ編集Ⅱが戻って来た。そして白尾先生の講評は、こんな言葉で結ばれていた。

「大変よく調べてレポートしてあります。デザイン・レイアウトや作品を丁寧に楽しんで制作している様子が伺えます。とても丁寧でデザインに精通しているすがAPAPAさんならではなのですが、美しいとか、きちっとしているとかを超越した面白さの域を狙ってもいいのではないでしょうか。すがAPAPAさんだからこそ、あえてその先の境地を目指しいきましょう。卒業制作頑張ってください。」

 そうなんだ。「美しいとか、きちっとしているとかを超越した面白さの域」これが僕の卒業制作で目指すところだ。そして自分でも面白く楽しくできる作品。もちろんテーマは焚き火以外にない。まて、焚き火にも拘らない方がよいかもしれない。いやいや、すくなくとも焚き火も包括したテーマじゃなければ意味がないだろう…もう一度、卒業制作を考えてみよう。今のまま前に進んでもゴールは見えないから。