作品ってなんだ?2016/09/27 17:28

 卒制の方向を確定できなくて悶々としている日々だが、それ以外の必修科目もおざなりにはできない。イメージ編集Ⅱの通信課題1はほとんどできているが、課題2が手付かずだったので、卒制を考えるのもいささか飽きてきたので、気分転換に進めることにした。自分の作品を、教科書に示されている8つのテーマ「比較」「反復」「反転」「転置」「拡大縮小」「演出」「省略と純化」「変換」のいずれかのテーマで制作した作品をの解説を課題1と同じフォーマットにまとめてデザインするというもの。

 問題はその「作品」。学習指導書に書かれているが、作品とは(広辞苑によると)「主に芸術活動によって作られるもの」で、芸術とは「一定の材料・技術・様式を駆使して美的価値を創造・表現しようとする人間の活動および所産」なのだそうだ。さらに、美的とは「個人の内的快感をひきおこすもの。しかし快感は個人の主観的、生理的問題である。美とは、その個人的利害関係から解放され、より普遍的、社会的になったもの」なんだって…ちんぷんかんぷん系の説明だが、ようするに「自分がいいと思ったことを、好きにやってよね」的な感じ。作品のウンチクは置いといて、とにかく作って前進することだ。

 卒業生や同じ今年度卒業を目指す学友から情報を集めると、立体で作った作品は再提出がないとか…で、自分も、立体物を作ることにした。これは少し前から考えていたことだが、立方体をモチーフにして、最終的にポスターなどのグラフィックデザインにまとめることだ。

イメ編2-01

イメ編2-2

 試行錯誤の末、思いついたのは、簡単にいってしまえば「キューブパズル」。同じ風景や建物を6っつの視点でとらえて、それを6×6に細分化して立方体の6面に貼る。つまり、一つの対象物が396の面から構成される。これを組み替えたり並べ替えたり、無作為に積み上げたりすると、対象物の新しいイメージができるのではないかというのが、その制作意図だ。そして、テーマも教科書にあるキーワードではなく、「再構成:Reconsruction」というキーワードを新しいカテゴリーとして設けて用いることにした。キュビズムやコラージュなど、断片イメージを再構築する手法って意外と存在する。
以前に訪れたバルセロナのサグラダファミリアが印象的だったし、自前の写真もたくさんあるので、これをビジュアルにすることにした。
 その後の表現やその紙面デザインはとりあえず置いといて、とにかくキューブパズルを作った。材料は、ダイソーで売っている「3cm角の立方体工作パーツ」。6個入り100円、それを予備も含め8セット。出来上がりは6×6の36個、それにサグラダファミリアの6カットの写真を貼り付けた。

 とにかく、これを完成させて提出すれば3単位の獲得で、必修科目は卒業制作の6単位のみになる。頑張れ!自分(^ ^)