メディ環スク、後半3日目2015/10/13 07:46

 今日がメディア環境論の最終日。プレゼンを終えた脱力感と疲労で、なんとなく身体がボ〜っとしている。今日の主な授業内容は、発表を振り返っての、感想と意見交換。新しい切り口のメディアのプレゼンテーションを振り返り、やってみた感想、気づいた点などを各チームごとに発表して、全員でそれを共有、意見交換をした上で、それぞれ先生の講評をいただく。

メディ環講評

改めて書くが、メディア環境論の課題は以下の3点
(1)「メディアを遊ぼう!」をキーワードに、グループ単位で
   フィールドワークを行いながら、「メディア環境」を考案してゆく。
(2)プレゼンテーションでは具体的なメディアの提案を行う。
(3)「水」を調査対象として、「新宿周辺」を考察のフィールドとする。

 この課題を僕らのチームはクリアできただろうか。少ない時間の中でやりきれなかった部分もあるが、ベストは尽くしたつもりだ。少なくとも、初日に「仕掛けてみよう」で実践した「グチコミ」から、水道歴史館を含めたフィールドワークと「水」「新宿」「メディア遊ぼう」といったキーワードをすべてロジカルに結びつけて、おもしろいメディア提案ができたと思う。ほかのチームと比較すると少し地味ではあるのだが…

 ほかのチームの発表に触れておこう。
 JKチームは、武蔵美通信の卒業までを、一級河川ムサツー川として設定し、水の入ったゴム風船を転がしながら、川をリレー形式で遡上し卒業というゴールを目指す体感型のゲーム。地味な僕らの発表の後だったから、つい夢中になって水風船を転がして大いに楽しめた。

 次のAPチームは、スマホを使って、川や滝の音を真っ暗な部屋の中で聞くという体験型のイベント。ダンパネに囲まれた丸い空間に座ると部屋が暗くなる。最初何が始まるかわからなかったが、闇の中で、水音が舞うように遠く近くに聞こえる体験には、新鮮な感動を覚えた。

 最後のKTチームは、フルーツや野菜などの水分量を、ブルーク単位で当てるというクイズ形式のゲーム。キューブ型にディフォルメしたブロックを並べることで、予想結果を可視化するアイデアや、赤ちゃん82%、成人60%、老人35%と人間の水分量をゲージにしたアイデアは秀悦でした。

 前日発表したことを、特別講師の陣内(じんのうち)先生に説明して、意見交換し、先生方の講評をいただく。陣内先生は様々な切り口から話を膨らませて講評してくれる。なかなか面白い先生だ。その後、通信課題の企画内容を各自発表。先生の意見やアドバイスをいただいてたが、時間が押して各テームでの制作工程1週間のふりかえり」には至らず、18時を回ってスクーリングは終了した。

「水」という一つのキーワードから切り口を考え、自らで体験し自らで答えを探し出してプレゼンするという、このメディア環境論は、クリエイター必須の制作スタンスを気付かせる課目なのだ思う。与えられた課題を単にクリアすることではなく、自らが考え解を出すというのが真のクリエィティブであるということだ。また、「水」というキーワードからさまざまなアウトプットがあったが、「一つのテーマでもさまざまな切り口が考えられる」ということも、改めて教えられる授業だった。

 受講生の皆さん、6日間本当にお疲れ様でした。通信課題がんばって3単位ゲットしましょう!!