メディア環境論スク3日目2015/10/05 08:54


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 スクーリング3日目、前半の最終日だ。武蔵美通信のサテライトのある新宿は今日も快晴。午前中の前半は特別講師の陣内先生の講義。メデア環境論とは何かという内容と、それまで集めたメディアのキーワードを時系列的に並べてみようというワークショップ。面白いことにキーワードの半分近くが太古から中世以前に並んでしまう。つまり今認知されるメディアのほとんどは大昔から存在していたということだ。またメデア環境論に関わりのある書物も紹介していただいた。

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 その後は、各チーム別々に新宿周辺のフィールドワーク。僕らのチームは玉川上水の内藤新宿分水を調査することにした。腹ごしらえをしてから、新宿駅初の100円周回バスに乗って新宿一丁目へ。新宿御苑の東側に大木戸門から、インフォメーションセンターまで散歩道が整備されている。多摩川・羽村から引かれた玉川上水は、大木戸から地下に埋設された石樋や木樋を使って江戸市中に供給されていたことは以前語ったが、四谷と新宿を、まるでブラタモリのようにして玉川上水の痕跡を訪ねた。玉川上水からきた水をコントロールして増水の時に水を放水する余水吐の暗渠跡など、興味深い江戸の痕跡が所々に残っている。大木戸から新宿高校を経由して新宿南口まで、玉川上水を遡上して、本日のフィールドワークは終了。

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 教室に戻り、中間報告の内容をディスカッション。しかし、問題はフィールドワークと「水」、「新宿」をロジカルにつなぐコンセクトがなかなか出ないこと。とりあえず「水路はメディア」ということで、思考を展開。水路を電信ケーブルに見立ててを情報を流せないだろうかとか、水に文字を書いてメディアにしようとか、水をインターネットのネットワークの概念で結びつかないかとか、まさにプレゼンテーマも、具体的な内容も混沌。取り急ぎ本日の成果をまとめて発表。こうして前半のスクーリングを終えた。

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 後半のスクーリングは10、11、12日。水に文字を浮かべるという技術的なアイデアは出たが、それをどうメディアに、そしてコミュニケーションに結びつけるか。もっと別な切り口はないか、もっといいアイデアはないか、最終プレゼンのテーマも内容はまだ決まっていないから、もっと考えアイデアを出すことを宿題にして、後半のスクーリングまでにみんなで考えることにした。

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