印刷文化論、完了。2013/05/25 20:14

「21世紀以降の文明における印刷の役割あるいはそれに代わるものの可能性について考察して記しなさい。」という、印刷文化論の課題4が戻ってきた。評価はA。これで学習報告のレポートは完了だ。

以下、講評。
「情報媒体としては電子メディアに道を譲るものの、工業分野へや応用や、書物の文化的価値がある限り印刷は残るというご指摘に異論はありません。課題だけを見るなら十分な答えになっていると思います。ですが、本来レポート課題とは教科書の理解を確認するものなので、できる限り教科書と関連付けながら書くようにしましょう。
例えば、すがpapaさんは前回の課題3で言語の統一がナショナリズムを形成し、近代の諸相である国民国家が台頭したことを指摘されていましたね。
近代が印刷に依って立つ文明であるなら、電子メディアへの移行はその根底にある支えが変わることになります。
だとするなら、新たに電子メディアに依って立つ新しい文明が興るのでしょうか?「ナショナリズム」や「国家」という概念も変わってゆくのでしょうか?
考えてみてください。」

A評価はもらったものの「本来レポート課題とは教科書の理解を確認するものなので、できる限り教科書と関連付けながら書くようにしましょう。」とのご指摘。なるほどいわれてみれば、そりゃそうだ。コミュニケーション論1の講評では「「もう少しテキストから離れて、自由な発想を展開してもらったら、さらに深みが出たかも知れないが…」という講評をいただいたが、教科書から離れ過ぎたレポートになったということですね。今後「学習報告」ということを忘れずにまとめよう。
後は科目試験だが、講評のアドバイスを裏読みすれば、教科書の範囲でしか出題されないということだろうか…

以外と難敵、映像文化論。2013/05/26 16:34

映像文化論2資料
映像文化論の課題2を勉強中。「写真の発明と発達が社会に及ぼした影響を考察しなさい」という課題だが、以外とむずかしい。

エニプスやダゲールたちが発明した写真術、つまり画像を科学的に記録することができるシステムは、驚きを持って迎えられたことは理解できる。対象を正確に写し取ることで、文化財の記録や後の肖像写真の流行、そして芸術性を模索してのピクトリアリズム、そこから原点回帰のストレート・フォト、さらに芸術性を求めたモダンエイジの写真へと、写真機材の発展とともに写真は変貌してゆくが、どこか混沌としていて社会におよぼした影響を、印刷術ほど素直に語りにくい。つまり、まとまらないのですよ。考え過ぎなのかな〜。

写真は、資料で買い求めた「写真の歴史入門」の第一部と第二部。東京都写真美術館のコレクションのみで構成された新潮社の本とクエンティン・バジャック著の写真の歴史。もちろんアマゾンの古本です。