初めての科目試験12013/01/13 20:52

玉川上水
 特に緊張をしていたわけではないが、何となく眠れない夜を過ごした。朝6時、ぼんやりした頭を抱えながら起床。ゆっくりと朝食をとってから駅へ向かった。那須塩原発7時52分、東京・国分寺経由で本校のある鷹の台に着くのは10時6分頃。のんびり歩いてちょうどよ時間に着くはずだ。途中、東京駅で万世のカツサンドをランチ用に買った。もちろん縁起を担いでだ。鷹の台で下車して、小春日和の玉川上水沿いを歩いて、夏のマルチメディア基礎のスクーリング以来の本校へ到着。試験会場は校門を入ってすぐの1号館。筆記試験を受けるのは、小型船舶の免許試験以来だから四半世紀以上も経つ。

 僕にとっての初めての科目試験は、2時限目のコミュニケーション論。10時45分試験開始。4つのテーマからひとつ選んで記述するというテストだが、僕は「電子ブック時代の到来と言われているが、電子機器で書籍を読むということについて考えることを記せ」という問いをチョイスした。その他の問いは、よく覚えていないが、「オリンピックについてコミュニケーション論的に記せ」「今日の政治と経済についてコミュニケーション論的に記せ」そして、「NHKが(民放に比べ)元気と言われる理由について、コミュニケーション論的に述べよ」の4つ。オリンピックと政治経済については、もう少し長いタイトルだったけど、自分の問題に対応するのが精一杯で、頭に入っていないのでゴメンナサイ。
 電子書籍の問いにしたのは、印刷文化論で勉強している内容を転用できると考えたか。文字の発明が、情報的な「時間と距離の克服」を可能にしたというポイントから、それをさらに短縮するのが、電子書籍であり、文字の発明と同様のポテンシャルを秘めている。として論を展開した。もちろん電子ディバイスの普及が欠かせないこと、つまりコンピュータ 技術の発達が根底にあることは抑えた。さらに、電子データ特有の使い買っての良さはあるが、グーテンベルク以来積み重ねてきた、情緒的、文化的側面はみじんも無いとして、情報としての便利さなら電子書籍だが、楽しむという意味では書籍いわゆる本は欠かせないとして、今後二極化が進むのではないかとして結んだ。

とりあえず知っていることはすべて書いたつもりだが、どのようなジャッジをいただけるのか、不安はあるが楽しみである。最悪でも「可」はもらえると思うけど…

写真は小春日和の玉川上水の散策道

初めての科目試験22013/01/13 21:09

 1号館近くの日だまりで、万世のカツサンドを食べてしばしのんびり。いまさら勉強しても頭に入っていることが劇的に変わることはない。と思いながらも、少しでも記憶にとどめようとノートを見るが、やっぱり頭には入らない。それにしても小春日和の日差しが心地よい。まあ、なるようにしかならないだろうと会場に向かう。お昼を挟んでの3時限目は、僕にとっての二つ目の科目試験の「デザイン史」。2年間の苦闘の末やっと科目試験までたどり着いた科目だけになんとかクリアしたい。
 
 試験会場は、午前と同じ1号館 だが、左手サイドの104号室。試験は定刻12時30分にスタート。問題は2つ。(1)は、「アール・デコ」「ウイリアム・モリス」「エル・リシツキー」について、100字~200字で述べよというもの。そして、(2)は、「ヘルマン・ムテジウスとアンリ・ファン・デ・ヴェルデの論争がいつどのようなかたちで起きたのか「規格化」をキーワードに述べよ」というような内容。
ラッキー!アール・デコとエル・リシツキーについては、なにか予感があって、前日に予習してノートに書き込んだ項目。学習指導書の出題例にロシア・アバンギャルドがあったのでそれを頭に入れたが、ついでに中心メンバーとしてリシスキーもとりあえず勉強したのがピンポン!でした。アール・デコに至っては、マシンエイジの歴史の中で、アール・デコだけほとんど教科書にも目を通していなかったので、前日にそこだけノートに要点を書き写した項目。ウイリアム・モリスにいたっては、モダンデザイン史の基本中の基本だし、ヘルマン・ムテジウスとアンリ・ファン・デ・ヴェルデの論争は、課題1のレポートでさんざ苦労をして書いた内容。とりあえず、覚えていることを整理して書き込んだ。教科書の内容は柏木先生の記述部分しか頭に入っていないし、モードファッションや日本の工芸などの出題をされたら絶対アウトだった。一点失敗したのはモリスの記述で、「アーツアンドクラフツ運動の中心人物」と入れなかったこと。手仕事とデザインで誰もが等しくという、生活改革を目指したと入れたから、意味は同じなんだけど、やっぱ減点だろうな。それにしても試験前のレポートを仕上げるのに苦労したかいがあるというか、勉強は裏切らないといおうか、おかげさまで苦心せずにすんなり回答することができた。自分的には、すべて理解している内容だったので、それなりの点数はもらえると思うが、結果はどうだろう。