寒中お見舞い申し上げます2013/01/07 19:27

寒中見舞い
昨年6月に義母が他界したので、新年の挨拶がご遠慮させて頂いて、寒中見舞いです。年末年始にふるさと函館に帰り、家族水入らずで過ごしました。写真は元旦の函館山から見た市内の夜景を使った寒中見舞い状。年末年始は、荒れた天気だったけど。夕方は奇跡的に雲がとれて、真冬の夜景を堪能することができました。しかし帰りの飛行機が暴風雪のため欠航。その夜は函館に緊急宿泊して、翌日、特急白鳥で津軽海峡(青函トンネル)を渡り、新幹線はやての立ち席で帰ってきました。

新年がいよいよ始動。4日からの出勤だったが、初日は新年恒例の挨拶と、会社近くの神社に主立ったメンバーで新年のご祈祷&商売繁盛の祈願。景気がなかなか良くならないけど、今年こそ良い一年になるように。本日7日はメインクライアントへの挨拶回り。どんな一年のなるのだろうか。とりあえず学業の方はラストスパート。グラ基礎Ⅱのビジュアルオピニオンとマルチメディア基礎が実技系の大きな山。それに、週末はデザイン史とコミュニケーション論の科目試験。試験が終わるまでは、なんとなく足が地に着かない。

デザイン史課題2合格2013/01/09 22:30

デザイン史2合格
デザイン史の課題2のレポートが戻ってきた。採点はAでした。かなり苦心して書き上げたので、Aでホッです。

以下、講評。
「アメリカにおいて『デザイン』という考え方は、『マーケティング』という考え方と双子のような関係にあります。マーケティングもやはり、1920年代の大恐慌以降、市民権を得ていく考え方で、デザイン史とマーケティング史で語られることは非常に似かよっています。そうすると逆にアメリカのデザイナーたちがマーケティングとは違う何をしたのか、ということが重要になります。あらためて考えてみてください。」

レポートに対する講評ではなく、レポートをベースに別な側面を考えなさいという示唆的なコメントでした。がんばってまとめたから、少しは、よくまとまっているとかなんとかレポートの仕上がりについても触れてほしかった!というのが本音かな。
現状の日本の実務的デザインは、マーケティングの支配下にあることは間違いないし、経済優先で生産の都合に振り回されていたりもしている。それと比べればローウィの時代はまだまだ夢がいっぱいあった。デザイナーがデザイナーであった時代ともいえる。バブル期の日本もデザインに余裕があったことを、ちょっと思い出してしまいます。

後は、科目試験のみ。レポートの結果は反映されないけれど、今度の日曜日13日、初めての科目試験を鷹の台で受けます。

めでたく!再々提出2013/01/10 22:19

再提出ビジュアルオピニオン
グラフックデザイン基礎Ⅱ、ビジュアルオピニオンの再提出ラフが戻ってきた。普通なら多分あり得ない、トホホの再々提出。信じられない!!といいながら何となく納得の結果です。というのも、今回の担当は、グラフックデザイン基礎Ⅰのスクーリングでお世話になった福井先生。その時も「もっと考えて、深く考えて」との先生のプレッシャーに後押しされて、結果的に自分でも想定外の良い表現ができたと感じているので、ハードルを上げられるのは想定内!なんて強がり言ったりしながら、ちょっとフェイスツーフェイスで指導を受けているようでなんだか嬉しい。

以下、講評。
すがPAPAさんこんにちは、ヴィジュアルオピニオンの再提出、拝見しました。沢山アイデアをお送りいただきましたが、私の方でセレクトしさせて頂きました。
■1.エネルギーについての意見
 随分考えてい頂いたようですね。原子力のマークがいつの間にか風力発電の風車になるアイデアは非常にユニーク且つ批判性が感じられよいと思います。明快でありインパクトもあります。これで進めましょう。ただこれで完成形でよいのか。もっとよくなる可能性がある気がします。風車に発電しているようなダイナミックさがもう少しあってもいいのではないでしょうか?例えば風車が少し回っているような表現をするとか…(中略)このまま仕上げたものと、修正したものと両方比較させてください。
■2.沖縄・基地問題のついての意見
 これは前回の修正ということですが、デジタルの時限装置を付けることが「恐ろしさ」に繋がるかは微妙です。(中略)ボーリングの球のような爆弾は(中略)「恐くない」ですよね。私はこのテーマには「リアリティのある恐ろしさ」が必要だと感じています。ですから少しリアルめの爆弾に羽とプロペラが生えている方が「いつ落ちてくる分からない」オスプレイの恐ろしさに繋がるのではないかと思うのです…(後略)もう一度ラフで確認させてください。※先生のイメージする爆弾の画像が同封されていた。
■3.森林伐採による砂漠化につての意見
 これは新規のテーマ、アイデアですね、APのような感じで砂漠の中にかって緑が豊かだった頃の姿が見えるわけですね。明快で良いアイデアだと思います。これで進めましょう!ただもうひと捻りあっても良い気がします。

いずれも、もうすこし詰めたラフを提出しなければいけないのだが、最後に、「頑張ってください!期待しています!!」というちょっと元気の出る応援コメントが付いていました。

や〜こんなに指導&応援していただけるのは実にありがたいです。課題がいろいろ残っているので、時間的にはあまり余裕はないけれど、もう精一杯頑張るしかないです。日曜日は科目試験(デザイン史、コミニュケーション論)なので、手をつけるのは来週からです。

初めての科目試験12013/01/13 20:52

玉川上水
 特に緊張をしていたわけではないが、何となく眠れない夜を過ごした。朝6時、ぼんやりした頭を抱えながら起床。ゆっくりと朝食をとってから駅へ向かった。那須塩原発7時52分、東京・国分寺経由で本校のある鷹の台に着くのは10時6分頃。のんびり歩いてちょうどよ時間に着くはずだ。途中、東京駅で万世のカツサンドをランチ用に買った。もちろん縁起を担いでだ。鷹の台で下車して、小春日和の玉川上水沿いを歩いて、夏のマルチメディア基礎のスクーリング以来の本校へ到着。試験会場は校門を入ってすぐの1号館。筆記試験を受けるのは、小型船舶の免許試験以来だから四半世紀以上も経つ。

 僕にとっての初めての科目試験は、2時限目のコミュニケーション論。10時45分試験開始。4つのテーマからひとつ選んで記述するというテストだが、僕は「電子ブック時代の到来と言われているが、電子機器で書籍を読むということについて考えることを記せ」という問いをチョイスした。その他の問いは、よく覚えていないが、「オリンピックについてコミュニケーション論的に記せ」「今日の政治と経済についてコミュニケーション論的に記せ」そして、「NHKが(民放に比べ)元気と言われる理由について、コミュニケーション論的に述べよ」の4つ。オリンピックと政治経済については、もう少し長いタイトルだったけど、自分の問題に対応するのが精一杯で、頭に入っていないのでゴメンナサイ。
 電子書籍の問いにしたのは、印刷文化論で勉強している内容を転用できると考えたか。文字の発明が、情報的な「時間と距離の克服」を可能にしたというポイントから、それをさらに短縮するのが、電子書籍であり、文字の発明と同様のポテンシャルを秘めている。として論を展開した。もちろん電子ディバイスの普及が欠かせないこと、つまりコンピュータ 技術の発達が根底にあることは抑えた。さらに、電子データ特有の使い買っての良さはあるが、グーテンベルク以来積み重ねてきた、情緒的、文化的側面はみじんも無いとして、情報としての便利さなら電子書籍だが、楽しむという意味では書籍いわゆる本は欠かせないとして、今後二極化が進むのではないかとして結んだ。

とりあえず知っていることはすべて書いたつもりだが、どのようなジャッジをいただけるのか、不安はあるが楽しみである。最悪でも「可」はもらえると思うけど…

写真は小春日和の玉川上水の散策道

初めての科目試験22013/01/13 21:09

 1号館近くの日だまりで、万世のカツサンドを食べてしばしのんびり。いまさら勉強しても頭に入っていることが劇的に変わることはない。と思いながらも、少しでも記憶にとどめようとノートを見るが、やっぱり頭には入らない。それにしても小春日和の日差しが心地よい。まあ、なるようにしかならないだろうと会場に向かう。お昼を挟んでの3時限目は、僕にとっての二つ目の科目試験の「デザイン史」。2年間の苦闘の末やっと科目試験までたどり着いた科目だけになんとかクリアしたい。
 
 試験会場は、午前と同じ1号館 だが、左手サイドの104号室。試験は定刻12時30分にスタート。問題は2つ。(1)は、「アール・デコ」「ウイリアム・モリス」「エル・リシツキー」について、100字~200字で述べよというもの。そして、(2)は、「ヘルマン・ムテジウスとアンリ・ファン・デ・ヴェルデの論争がいつどのようなかたちで起きたのか「規格化」をキーワードに述べよ」というような内容。
ラッキー!アール・デコとエル・リシツキーについては、なにか予感があって、前日に予習してノートに書き込んだ項目。学習指導書の出題例にロシア・アバンギャルドがあったのでそれを頭に入れたが、ついでに中心メンバーとしてリシスキーもとりあえず勉強したのがピンポン!でした。アール・デコに至っては、マシンエイジの歴史の中で、アール・デコだけほとんど教科書にも目を通していなかったので、前日にそこだけノートに要点を書き写した項目。ウイリアム・モリスにいたっては、モダンデザイン史の基本中の基本だし、ヘルマン・ムテジウスとアンリ・ファン・デ・ヴェルデの論争は、課題1のレポートでさんざ苦労をして書いた内容。とりあえず、覚えていることを整理して書き込んだ。教科書の内容は柏木先生の記述部分しか頭に入っていないし、モードファッションや日本の工芸などの出題をされたら絶対アウトだった。一点失敗したのはモリスの記述で、「アーツアンドクラフツ運動の中心人物」と入れなかったこと。手仕事とデザインで誰もが等しくという、生活改革を目指したと入れたから、意味は同じなんだけど、やっぱ減点だろうな。それにしても試験前のレポートを仕上げるのに苦労したかいがあるというか、勉強は裏切らないといおうか、おかげさまで苦心せずにすんなり回答することができた。自分的には、すべて理解している内容だったので、それなりの点数はもらえると思うが、結果はどうだろう。