いつの間にか9月。2011/09/04 22:28

kanso
仕事が忙しく、バタバタしているうちに9月になってしまった。コンペ三連発で、プレゼンテーションが続き、気の休まらない日が続く。

グラ基礎の色集めは60色を突破したものの、中間的な色集まらない。ということで、シリカゲルを使ったドライフラワー製法で野菜や葉っぱを乾燥させてみた。やり方は簡単。市販のドライフラワー用のシリカゲル500gに素材を埋め込んで、1分30秒ほど電子レンジにかけるだけの促成乾燥。こっこう色が残って使えそうだ。
問題は、連日の雨で湿気が多く、せっかく乾燥させてもしばらく置くとしんなりしてしまう。これでは台紙に固定できない。そこで、さらにティッシュペーパーに挟んで、自然乾燥。早く乾燥した日が来ることを祈る。スクーリングに持参した時に色が変わっていないことを祈るばかり。

写真は、カボチャの仲間コリンキーの皮をシリカゲルを入れた容器に並べているところ(上段)、(下段)その出来上がり。シリカゲルが付着して砂糖漬けのようにも見える。

オリジナルパレット完成2011/09/10 21:16

グラ基礎1−2
カラーサンプルで手こずっているが、やることはやらないと10月のスクーリングに間に合わなくなるので、オリジナルパレットのキーになるカラーサンプルを決めて制作を進めた。

選んだカラーサンプルはやや深めのグリーン。トラック荷造り用のロープをほぐしてカラーサンプルにした。CMYKいわゆる一般的なオフセット印刷のインクのパーセンテージでいえば、C(100)+M(5)+Y(90)+K(20)。
これが思わぬ難敵。一般的に家庭で使われているインクジェットプリンターはRGB使用なので、CMYKで指定してもその通りの色には上がらず、RGB特有のビビットな仕上がりになる。ということでCMYKを正確に再現しようとレーザープリンターで出力したが、色が浅く出力される。C(シアン)があまりのらないのだ。単色で出せば指定どおりに出るのだが、周りに他の色があるとトナーが持ってかれる感じ。見た目合わせなので実際の指定よりMを5%強くして許容範囲の色にした。
僕の場合、レーザープリンターが使える環境にあったから良かったけど、レーザープリンターで色合わせはテスト枚数が増えて経済的にもけっこう大変かもしれない。

写真は色合わせ中のオリジナルパレットと、色と文字の構成

色彩学、始動!2011/09/17 09:50

色彩学課題3
難解な教科書をほぼ読み終えたので、課題作りを始めた。色彩学の場合、課題提出順序が自由なので、とりあえず得意なグラフックデザインテーマ課題3から手をつけた。これは色彩対比と色相同化を学習して、この二つの現象をブックカバーのデザインに応用するという課題。

教科書はカラーが口絵として数ページあるだけでなかなか理解しにくいところもある。そこで通信先輩諸子のブログを拝見して、参考書を二冊手に入れた。教科書より圧倒的におもしろくわかりやすい。雨宮政司氏の「色の錯覚」と川添泰宏氏の「色彩の基礎」。特に「色彩の基礎」は色彩対比と色相同化の著述は少ないが、読み物としてもおもしろかった。教科書とこれら二冊の参考書を見て、ブックカバーの制作中である。デザインはおおよそメドがついたが、問題はレポート、作品の狙いやカラーデザインの方針、色の対比と同化についてなどを箇条書きにするしか思いつかない。文章表現でならった形式のレポートにするとなると少々厄介。

写真は、参考書2冊とデザイン制作中のモニター。

色彩学課題4も準備中。2011/09/17 10:29

色彩連想アンケート用紙
「色の連想を調べ、教科書のデータと比較・検討しなさい」という課題。103の言語からイメージする色を、黄色、赤、青など11色の中なら選んでもらい、それをデータ化して比較する。

色の連想を調べるのはわかるが、引っかかるのがその調査の仕方。色名を書いた封筒と言葉を書いた紙片を用意して、封筒(色名)に紙片(言葉)を入れてもらうように指示されている。しかしこれでは、手軽に頼めないしカードや封筒も管理するのも大変だし集計も厄介だ。ということでアンケート用紙を作って言葉から連想する色をそれぞれの単語の後ろに書き込んでもらうような形式にして調べることにした。これなら場所も取らないし、手軽に頼める。(グッドアイデア、それとも反則技?)

アンケート用紙作りの注意点は、色(カラーチップ)を入れないこと。人によって色に対するイメージが違うから。仮に赤といってもカーマイン系の赤から、黄色の強いもの、マゼンダ系のものなどまちまちだから。あくまでも言葉としての色名の方が良い。だからアンケート用紙はモノクロ仕様で!!

最低限の10人程度ではまともなデータが取れるわけがない。データを集めて分析しすることが課題のテーマだから、被験者が多い方が良いはずだ!!と確信犯的な準備した。後はできるだけ年齢層を近づけてお願いすればいい。

写真は、教科書とアンケート用紙。

造形基礎Ⅲスクーリング1日目2011/09/23 21:57

造形基礎Ⅲー一日目
秋のスクーリング、造形基礎Ⅲが始まった。
今回は吉祥寺校。水彩紙を水張りしたB2のパネル2枚を抱えてに那須塩原発6時33分の新幹線乗り込んだ。荷物が多いので東京まで行って中央線に乗り換える。8時30分頃に吉祥寺校へ到着。とりあえず前提講義がある2号館4階の第1講義室へ集合。受講生でごった返している受講人数は何と176人。10クラスに分けての実習である。

前提講義が2時間30分ほど。桑原盛行氏(造形基礎の教科書で感情と色彩を執筆している)の講義だが、話がイマイチでNG。話の内容自体は色彩学の基礎で知識としては必要なのだが少しテキパキと話を進めて欲い。居眠りしている人も結構いたし、176人にスライドスクリーンひとつじゃほとんど伝わらない。せめて講義内容のプリントを配るべきだろうし、「とりあえず前提講義はやりましたからね」というスタンスの講義は改めるべきだろう。

というわけでダウンモチベーションの状態で実技教室へ。担当講師は大竹紀美代先生。とても感じの良い先生だ。時間が中途半端なのでまずは全員の自己紹介。なんとなく打ち解けた雰囲気に。午後からは、自分の好きな色をB4の画用紙に平塗りする。次にモチーフを組み立ててラフスケッチ。例年はトルソーの様だが、今年はアルミの穴あき板とバランスボールと鏡、透明の半球。無彩色のモチーフなので、そこから色を含めたイメージを膨らませるという点では色の布を絡ませたトルソーよりイメージワークの演習になる。いろいろな角度から自分が感じた部分や全体をラフスケッチで捉える。目標30案。ラフスケッチが終わったら、色紙を使ってラフスケッチのイメージを膨らませる。僕は深く考え無いわけでは無いがパパッと2案制作。これが翌日の本制作のきっかけになる。特にモチーフにこだわらなくても良いし、モチーフをヒントにどこまでイメージを突き抜けられるかだ。

仕事の場合、ターゲットの設定や、カテゴリーなど発想の前提があるが、自分の好きなもの好きなイメージと言われると戸惑ってしまう。こんなところにビジネスの垢を感じてしまう。それを払拭する目的もあって通信教育を始めたんだから素の自分に帰って一生懸命考えなくっちゃ。う~ん、イメージの乏しさにプチ自己嫌悪。

写真は、今回ののモチーフ(上段)とラフスケッチ&平塗り3色(中)と色紙を使ったイメージ制作。