レタリング、課題2スペーシング。2011/08/11 21:10

kiribari
昨日から会社の夏休み。通信の学生している身としては夏休みはない。

レタリングの下書きの添削を出したばかりだが、できるものからやっつけようと、課題2のスペーシングの実習をまとめた。タイポグラフィーとかぶる実習だが、こちらは和文に加え英文のゴシックとローマン体も加わる。額数指導書に添付された文字を指定通りに張り込む作業だ。それぞれB4のイラストボードに張り込む。

これは、文字を切り貼りでカーニング(字間)を整え、ライン行間を整える。しかしいきなり張り込んだのでは美しく張り込むことはできない。PCで近い書体で全体のレイアウトを決めて、それを参考にして張り込んだ。スプレーのりを文字原稿の裏に吹き付けて、カッティングボードにのせてから、定規とカッターを使ってひと文字づつカットして、アンダーラインを引いたイラストボードに張り込む。昔取った杵柄で、張り込むこ作業はさほど難しくない。問題は視力。シビアに縦横とベースラインをそろえるには0.1mm以下のズレや傾きが見えなければきれいに張り込むことはできない。そこでハスキルーペを購入。これは老眼鏡の上から欠ける拡大鏡だ。アップでシビアに見られるけど目が疲れる。二日がかりで張り込んだが、一回3時間ぐらいが限度、頭が痛くなって気持ち悪くなってしまった。

若いときは裸眼でシビアに見ることができたが老いには勝てない。パソコンなら相当拡大できるからこんなに苦労することはないのだが。PC全盛でちょっと時代錯誤的な感も無くはないが、モノ作りの原点と割り切ろう。若い人は0.1mmの感覚を身につけるためには必要かもしれない。というよりその感覚が大切です。PC使っても感覚の鈍いやつはいいもの作れないからね。

写真上、とりあえず作業完了。下は作業途中と行っても最後の一文字を張る前。

「空海と密教美術展」を見た。2011/08/11 21:41

kukai
今日は夏休みにもかかわらず会社に出勤。野暮用を午前中は午後に片付けて、午後から上野国立博物館に「空海と密教美術展」を見に行った。

パンフレットには「空海は日本にはじめて真言密教を伝え、以後の仏教とその美術に大きく影響を残しました。この展覧会では、4章構成で空海ゆかりの密教美術をご覧いただきます。」とある。
国宝、重要文化財級の展示品がほとんどだったが、圧巻は京都・東寺(教王護国寺)の仏像曼荼羅。21体のうち8体が展示されている。一体いったいがすごい迫力で迫ってくる。もちろん書も良かったけれどやはりビジュアルは強い。

学生証を見せてキャンパスメイト資格で1000円なり。音声ガイド(500円)の案内は北大路欣也さん。夏休みで混雑していたけど楽しめました。